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名張市

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平成26年度名張市教育委員会第13回臨時会会議録(平成27年1月23日開催)

更新日:2015年5月13日

開催場所など

1.開催場所 名張市役所2階 庁議室
2.開催日時 平成27年1月23日(金曜日) 午後3時50分から午後4時30分
3.出席委員 福田委員長、松尾委員、瀧永委員、山本委員、上島教育長
4.欠席委員 なし
5.事務局 高嶋教育次長、山下教育改革担当理事、長田生涯学習振興担当理事兼図書館長、中谷教育施設機能向上担当監兼学務管理室長、高津文化振興・公民館活用推進担当監、内匠教育総務室長、雪岡学校教育室長、寺嶋教育センター長、吉岡文化生涯学習室長、合田市民スポーツ室長、貝増子ども部保育幼稚園室長、福本教育総務室主査(書記)
6.議事 下記のとおり


(福田)それではただ今より平成26年度第13回の臨時教育委員会をはじめさせていただきます。


議事(1議案) 

1 議案

第3号 名張市郷土資料館設置及び管理に関する条例の制定について(具申)
(事務局説明)


(委員長)第6条の利用者は、一般的に見に来られた方を指しているのですか。

(事務局)そうです。1階に地域の要望で、図書館のような場所を設置して、本を置き子どもが来た時に学習できるようなスペースを考えていきたいということです。ただし、建物の一部を貸館することは考えていません。郷土資料館の利用は、資料を見に来られることを前提に考えています。

(委員長)三重県の埋蔵文化センターの方が事業をしてくださいますね。火おこしや昔の人の衣服を作るなどお手伝いをしてもらえると思いますが、この場所をそういったことで利用できませんか。

(事務局)郷土資料館は、日本で唯一の資料や誰もが興味を持つような資料が存在するわけではありません。人を集めるための事業として、埋蔵文化財センターを利用して学習講座を開設することを考えています。例えば名張のルーツを探るなどの講座ですが、3階の音楽室を講義室として、理科教室を体験教室として利用して、勾玉作りや化石のレプリカ作り等の体験活動を主催していこうと思っています。また、学校からの要望があれば出張もしますし、そういったイベントや事業を主催して、一人でも多くの方にご来場いただき、展示資料を見学いただきたいと考えています。申し訳ありませんが、現段階で、イベント内容等の詳細がまとまっていません。本日は、条例制定につきましてご審議いただきたいと思います。

(委員長)貸館ではなく、主催事業として行うということですね。

(事務局)はい。名張人養成塾やなばりカレッジの開催により、ボランティアの方も育ってきておりますし、歴史愛好家のサークルもありますので、その方々とも協力しながら事業を進めていきたいと思っております。

(委員長)この主催事業は市長が必要と認める事業に含まれますか。

(事務局)教育普及に関する事業です。市長が必要と認める事業ではないです。

(委員)館長や学芸員は配置されますか。

(事務局)館長の配置は考えていませんが、職員1名の配置を考えています。

(委員)図書館の司書のように、資料館の学芸員としての資格を持った方を配置することは考えていますか。

(事務局)博物館ではないため、学芸員の配置は考えておりません。

(委員長)あくまでも資料館の設置ということですね。

(事務局)はい、そうです。

(委員)管理はどこがしますか。

(事務局)文化生涯学習室です。

(委員)直営ですね。

(事務局)はい。ここにはスポーツ施設、体育館もございますし、旧校舎につきましては文化生涯学習室が所管します。

(委員)委託はしませんか。

(事務局)事業の展開によってどうなるかわかりませんが、今のところ考えていません。

(教育長)3月議会で条例を通さないと4月からスタートできません。明確に詳細が決まっていないなかでご審議いただくのも心苦しいですが、当面、名張市が管理運営していくこととしておりますので、よろしくお願いします。

(委員長)収蔵庫が3階にできるということは、色々なところに点在している資料が集約されるということですか。

(事務局)今、お借りしている民間倉庫と旧市民会館、及び青少年センターの駐車場に資料を保管していますので、これらを収蔵庫で管理して、市民の皆様にご覧いただきたいと考えております。

(委員長)この件は議決ということでよろしいでしょうか。それでは、引き続き進めていただきますようよろしくお願いします。



議事(1その他) 


2 その他

・子ども・子育て支援新制度の施行に伴う条例の整備について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございました。例えば市民税所得割課税額77,100円以下の方の国の保育料の上限額は16,100円になるということですが、名張市の場合はどのようになるのですか。

(事務局)国の上限額が16,100円と定められますが、各市町村ではこの範囲内で保育料を定めるものとされております。名張市の公立幼稚園の保育料は、現在6,600円で設定させていただいておりますが、新制度に移行されても名張市ではサービスが変わるわけではありませんので、現行のままでいきたいと考えております。

(委員長)名張市においては、これ以上の所得の方も6,600円の保育料で、それ以下の方は負担が軽くなるということですか。

(事務局)そうです。市民税非課税世帯の場合は、現行5,000円ですが、申請すれば3,000円になるということですので、下がることになります。

(委員)所得により、保育料の上限額に違いがあることは理解しますが、個人負担額のばらつきが大きくなるのですか。

(事務局)今までは一律で保育料を納めていただき、後で申請により減免させていただいておりましたが、新制度からは減免の考え方がなくなり、市民税の所得割課税額により保育料の上限額を定めるよう改正されるものです。

(委員)制度が変わることで、保育料が大きく変更になることや、上がることはないですか。

(事務局)逆に下がる世帯が増えると思います。

(委員長)市外の私立幼稚園に通園する場合でも、名張市の基準が適用されるのですか。

(事務局)そうです。幼稚園や認定こども園のための地方の基準認定を受けていただいた方は別ということですが、将来的には、私立幼稚園と公立幼稚園を共通の保育料にすることが国の最終目標です。ただし、直ちにそのようにすると保育料が大きく上がってしまいますことから、しばらくは別途、私立幼稚園、公立幼稚園の保育料を作成して対応していくこととしております。

(委員)2つ質問です。公立幼稚園の保育料を私立幼稚園の保育料に合わせるために、6,600円から上げるということですか。

(事務局)公立幼稚園のサービスを、私立幼稚園なみに近づけていき、保育料も合わせていくということです。

(委員)この比較表は、幼稚園ですから1号認定の内容ですね。

(事務局)そうです。2号、3号は保育所です。サービスが違います。保育時間も長いですし、給食もあります。

 (委員)所得によって細かく分かれていますか。

 (事務局)今現在、12段階に分かれていますが、今後より細かく分類していく必要があると考えております。

 (教育長)現行の私立幼稚園の1か月の保育料はいくらですか。

 (事務局)私立幼稚園は、私立幼稚園就園奨励援助金の制度がありますが、平均で月額21,000円くらいです。

 (教育長)補助金を引いていくらになりますか。所得によって変わりますか。

 (事務局)変わります。

 (教育長)例えば所得割課税額が211,200円だったら、どのくらいになりますか。公立幼稚園と比較してどうですか。

 (委員長)私立幼稚園の保育料がバス代を含み23,000円です。年間の補助金が1か月分の保育料より少ないです。月割にすれば数千円下がるくらいです。平均して月額20,000円ほどの保育料だと思います。

 (教育長)私立幼稚園はバス通園もあり、色々な教育もあるので考えようによっては私立幼稚園の方が納得できる保育料だと聞きました。新制度になったときの保護者の負担、時間や経費的なことなどを考えると私立化した方が良い等の意見をききましたが、これまでにそのような質問はなかったですか。

 (事務局)そのような質問は、これまでいただいたことはありません。

 (教育長)私立幼稚園の保育料は独自で設定できますね。

 (事務局)4月からは選択できます。

 (教育長)その設定によって補助額が変わりますか。

 (事務局)4月からは、私立幼稚園の保育料は新制度での対応とならないことから、現行と変わりません。つきましては、私立幼稚園就園奨励補助金の額も変更はありません。

 (教育長)私立幼稚園の経営者は、保育料を現状のままでいくか、経営を考えて保育料を上げていこうと思っているのか、私立幼稚園がどうしていこうとしているのか、名張市は情報を得ているのですか。

 (事務局)すぐには新制度の適応はしないということですが、将来的に認定こども園化していくという意向を示されている私立幼稚園もあります。

 (教育長)名張市の私立幼稚園ですか。三重県の私立幼稚園ですか。全国でみたときどうですか。

 (事務局)三重県下では4月から認定こども園としてスタートするところがありますが、全国的には様子を伺っているところが多いと聞いております。

 (教育長)全国的にみても三重県の認定こども園は少ないです。それは保育料等も含めて、どちらが得策か考えていると思います。

 (事務局)その辺は、法人で計算していると思います。国からの補助金の関係もありますので。

 (教育長)認定こども園にするのでしたら、メリットをつくらなければと思いますが。名張市内の私立幼稚園で要望はないですか。

 (事務局)認定こども園にするメリットがないため様子をみているということですが、認定こども園化したときの国からの補助金の見通しが立たないため、現行の私学助成金を受ける選択をしているということです。

 (教育長)認定こども園化するように国が進めているのは、待機児童を解消するためです。保育所が定員オーバーしているため、空定員のある幼稚園とならすためだと思いますが、幼稚園にとってあまりメリットがないことから、子どもの事を考えた時にどうかと思います。名張市の問題だけではないので一概には言えませんが、最終的には保護者の負担になってくるので、保護者も敏感に反応すると思います。お金の問題だけでなく、その年代にあった子どもの教育を考えた時に、いいものをつくっていく必要があり、名張市の公立幼稚園の定員に空きがあるからどうしていくか、ということではないと思います。公立幼稚園は、引き続き2園でいくのか、室長では言えないと思いますが、見通しとしてはどうでしょうか。

 (事務局)小さなお子さんをお持ちのご家庭は、保育を必要としていることが多いですが、一方で、保護者であるお母さんや祖母が家にいる方、また保育を必要としないご家庭もありますので、公立幼稚園を無くすことはできないと考えております。また、子どもにとっても、就学前の集団生活が必要だと思っております。

 (教育長)もともと幼稚園は教育委員会の所管で、公立幼稚園には毎年、訪問させていただいておりますが、すばらしい名張市の幼稚園教育を実践いただいていると思っております。引き続き、公立幼稚園の支援や、質の高い幼稚園教育を実践いただき、保護者にも満足してもらいたいと思います。これは私の要望です。

 (委員長)保護者の皆さんは経費が安く、子どもに対する質の高い教育、体験を受けられることに注目いただいていることと思います。引き続き、私立幼稚園も含めて、保育料は重要な部分ですので、慎重に進めていただきたいと思っております。ありがとうございました。




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