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名張市

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平成26年度名張市教育委員会第10回定例会会議録(平成26年12月1日開催)

更新日:2015年5月13日

開催場所など

1.開催場所 名張市役所2階 庁議室
2.開催日時 平成26年12月1日(月曜日) 午後1時30分から午後3時30分
3.出席委員 福田委員長、松尾委員、瀧永委員、山本委員、上島教育長
4.欠席委員 なし
5.事務局 高嶋教育次長、山下教育改革担当理事、長田生涯学習振興担当理事兼図書館長、中谷教育施設機能向上担当監兼学務管理室長、高津文化振興・公民館活用推進担当監、内匠教育総務室長、雪岡学校教育室長、寺嶋教育センター長、吉岡文化生涯学習室長、合田市民スポーツ室長、福本教育総務室主査(書記)
6.議事 下記のとおり


(委員長)それではただ今より平成26年度第10回定例教育委員会を始めさせていただきます。



議事(1報告) 

1 報告

第18号 臨時代理した事件(平成27年度当初予算要求)の承認について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございます。ご質問ございましたら、お願いいたします。全体で20億円の予算オーバーということですが、教育委員会はある程度絞っていただいていて、これ以上減額になると困るという感じですね。

(事務局)基本的には、これ以上教育員会は減額できないとお願いしていますが、20億の超過と言われるとなかなか難しいです。これからどういう形で、どこまで必要性を認めていただけるかということになるかなと思います。どうしても収支をあわせていかないといけませんので。

(委員長)そうですね。

(教育長)例年のことですが、これはあくまでも教育委員会の要望ですので、また財政部局の査定を受けてということになります。予算が減ることはあっても増えるということは基本的にありません。教育委員会でも精査したところですが、別枠で精査したところは、予算がないと言われたら、また枠内に入れる必要があり、しわ寄せが当然くるわけですので、教育委員会の要求がそのまま認められることはなかなか厳しいと思います。

(委員長)新規事業の陸上競技場の改修事業というのは、どの程度までを考えていただいていますか。

(事務局)陸上競技場は昭和53年度に建設されて、全体的に老朽化しているため、5億5700万円をかけて改修します。現在のスポーツ競技に対するニーズに対応できておらず、全体的には、観客席やサブグラウンド等々の整備も今後計画していくわけですが、今回の当初予算要求にあげている内容は、フィールド部分、トラックのオールウェザーコースへの改修と、それからフィールド内につきましては人工芝をはる改修、それとトラック周辺につきましても簡易な舗装をして土を持ち込まないように面を整備することで、雨が降っても競技が行えるようなグラウンドにしていきたいと考えております。観客席等々の周辺整備も必要ではございますけれども、この度の予算に含む内容は、今申し上げた分となります。

(委員)ゲートボール場の屋根設置事業は、美旗の新田の施設ですか。

(事務局)はい、それも含めて地元の方と交渉をさせていただいております。こちらの思いはありますが、まだこの場所ということの決定はされておらず、地元のお返事をお待ちしています。

(委員)新田の馬塚のところですか。

(事務局)貴人塚の隣で、美波多神社の横です。太陽光発電のソーラーパネル設置などいろいろと美旗地区のプロジェクトがあり、多目的広場を建設する予定で事業を進めていますが、その横のゲートボール場を屋根付きにしたいと考えています。ですから、一体的な公園の整備と合わせてご利用いただけるようにしたいと考えています。

(委員)使用頻度はどれくらいですか。

(事務局)ゲートボール人口は少し伸び悩んでいるところもございます。その横の多目的広場と併せて、ゲートボールだけでなく、今非常に人気のあるグラウンドゴルフにも、雨の日などはご利用いただけるということで、ある程度多目的に利用いただけるという考え方で計画をしております。

(委員長)このゲートボール場については教育委員会の管轄で、その周辺の公園整備については都市計画の所管ですか。

(事務局)今後ゲートボール場は当然ですが、多目的広場についても維持管理の方法が未定な部分がございます。芝生広場になる予定ですけれども、その管理もしていく必要があり、一体的な管理も視野に入れながら考えていく必要があると思います。あまり切り離しすぎますと効率性や費用的な面でロスも生じますので、全体的な視点の中で考える必要があると認識して計画しているところです。完成時期は未定です。

(委員)東京オリンピックは2020年開催でしたね。その後三重国体が2021年開催ですので、それらを見据えて今の話を併せて関連の練習場などにすれば、資金援助等が受けられるのではないかと思いますがどうですか。

(事務局)三重県でもオリンピックキャンプ地誘致の連絡会議というのがございまして、今申し上げたキャンプ地として、県下の市町で会議はしていますが、そのようなことも視野に入れて、使用用途が広がれば有意義です。ただオリンピックに関しての補助金等は、東京会場にはありますが、地方のキャンプ地にはないようです。国体に関しては、県の補助金制度ができていますが、どの範囲までが対象事業として取り扱われるかが未定です。もう少し詳細が分かれば、ある程度それに合致するか照らし合わせることは可能だと思います。それも含めてタイミングも合致するかどうかと思うところです。今回は関係者の悲願でもあります施設整備のための予算をあげさせていただきました。

(委員長)よろしいでしょうか。あといかがですか。

(委員)児童生徒用のパソコンは53台を追加で入れると、2人に1台となるということですが、これはリースですか。

(事務局)はい、そうです。

(委員)現行もリースですか。

(事務局)現行もリースです。

(委員)毎年これだけ必要ということですね。

(事務局)5千万円近く必要です。53台分のリース代が266万円ですので、現在のリース分を足しますと総額は5千万円を超える金額になります。 

(委員長)今、学校のパソコンのOSは、全部ウィンドウズ8ですか。

 (事務局)基本的にはXPです。本年度中学校については、ようやく1人1台の配置となりました。小学校ではこの53台を追加すると、2人に1台の環境で使用できます。

 (委員長)よろしいでしょうか。ヒアリングも終わったということですので、あとは査定を待つことになりますね。

 (事務局)これからそれぞれ財政担当と各所管等との協議があります。今の予定では1月中旬頃の内示になります。それまでの間は各所管と財政当局との調整という形になります。

 (委員長)教育委員会としては、人がいないと教育が成り立っていきません。人件費が結構計上されているように思いますが、それがないと進んでいきません。満額とは言いませんが、人件費の確保も進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 (事務局)ありがとうございます。

 (委員長)では、こちらのほう承認とさせていただきます。


 

議事(8その他) 

2 その他

(1) 義務就学者の就学校の変更について
(事務局説明)

  

 

(2) 赤目中学校管理特別普通教室耐震補強及び改修工事請負契約の締結について
    耐震改修事業の進捗について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございました。ただ今ご説明をいただいた中で、ご意見やご質問がございましたらお願いいたします。

(委員)赤目中学校の改修についてです。自転車置き場から玄関までのアプローチで、タイルやコンクリートが割れていて、修理はどうなっていますかと以前の定例委員会で質問しましたが、大規模改修時に対応しますと回答いただいたと思います。資料では外回り関係は、外壁の塗装替えや水関係となっていますがいかがですか。

(事務局)ご指摘いただきました工事も設計の中には入っていて、修理を予定しています。我々も状況は把握していて、当然安全面を第一に考えていますので修理を計画しています。

(委員長)小学校の大規模改修の中で、トイレを洋式に変えていく計画はありますか。

(事務局)次年度の大規模改修は、赤目中学校、美旗小学校、比奈知小学校となりますが、トイレは洋式にします。北中学校と桔梗が丘南小学校の屋内運動場、こちらにつきましても、屋内運動場の中のトイレは全て洋式化します。

(委員長)一時に全ての学校のトイレを洋式にするのは大変だと思います。子どもたちは、学校の和式トイレに行きづらいとのことですので、計画的に進めていただけたらと思います。

(委員)赤目中学校のことで2点お願いします。私が学校に勤務しているときに、赤目中学校は構造上、非常に雨漏りがひどかったと聞いています。防水工事も改修内容にあるので大丈夫だと思いますが、構造的に難しい部分があると聞いていますので、気を付けて工事していただきたいです。2つ目は格技場の屋根、吊り天井を取る工事があります。吊り天井を取ったら空間がなくなるので、今度は防寒、防暑への対策として、断熱材の設置等を考えていただいていますか。

(事務局)雨漏りにつきましては、赤目中学校はモダンな建て方で入り組みが多く、そこから雨が侵入しています。コンクリートの中に雨が染み込みますと、石灰分が出てきてそれが今度は排水の樋を塞いで、屋上が水たまりになるような状態で、雨漏りがしやすいような構造になっていました。雨漏りがしにくい方法等も検討し、進めていきたいと思います。それから格技場の天井の件ですが、今年桔梗が丘中学校で格技場の吊り天井を外す工事をしました。当然外すと、照明、消防設備や色々な設備器具の場所を変更する必要があります。それと併せて、当然この吊り天井の方が保温的効果は優れていると思うのですが、なかなか今まで通りの対応というのも難しいとは思いますが、保温材を設置する工事もあわせて実施させていただく予定でございます。

(委員長)ありがとうございます。他よろしいでしょうか。大きな金額の工事ですので、進捗状況も管理、確認しながら、進めていただくようによろしくお願いいたします。

(3) オートクレーブ等の寄付について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございました。大切に使っていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。

(4) 学力向上指導員について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございます。こちらにつきまして、ご質問ございましたらお願いいたします。

(委員)個別指導ということで7校を挙げられていますが、対象になる児童は決まっているということでしょうか。

(事務局)小学校に公募をする形で、応募を願いました。その中で、詳細に子どもたちの状況についても報告をいただいております。ただ、現段階ではなかなか保護者の了解も得られてはいないけれども何とかしたいという学校の思いなどを加味させていただいて、決定しました。

(委員長)特定の児童を個別に指導するという形ですか。

(事務局)最終的にはそのような形で考えているところでございます。

(委員長)例えばクラスを少人数に分けて指導するのではないのですね。

(事務局)少人数に分けて指導するのではなくて、課題を持った子どもに、分からないところまで戻って、より丁寧に分かるように指導をしていくという趣旨でございます。

(教育長)クラスを少人数に分けてという部分は、県費負担教職員で加配措置、少人数指導加配をして対応しています。それでも依然として小学校の成績が向上しないということで、原因を様々に分析し、学校現場からも話を聞き、また他市、県外を含めて色々と意見を聞いています。1時間分からない授業を聞いていても、本人のやる気や意欲が出てこないので、その部分への対応をすることが、本人の少しでも分かりたいという欲求、希望を叶えていくことにつながります。一方では、授業に集中できないことが周りの子やクラスに迷惑をかけているというところも実際にはあるのですが、それを解消する対応をしていくということです。
最初から個別対応としてもらうのは、保護者や本人の理解も得られないところがあります。例えば、算数の面積の問題をするときに、掛け算自体が分からないということがあれば、教室の中で対応可能なこともあるのですが、なかなか同じことをすることが難しいという場合もあります。そういう場合に、別のところで学力向上指導員の指導を受けるということです。学習サポーターの場合は先生の話を聞くことや、隣の子の邪魔をしてはいけない等の支援が中心になりますが、学力向上指導員は教員免許を持っていますので、指導をしていただけます。学力向上の実践の中で成果を上げているところの報告等を聞くと、一番大事なことは個々の子どもの実態に合った指導が必要で、学年が上がるに従って難しくなってくるということです。従って、テストの点数をあげるだけでなく、学習技術や基礎の振り返り学習をすることに主眼を置いてやっていくということです。しかし算数や国語などの全部の授業ではできませんので、1週間のうちの1時間か2時間を取り出して重点的に指導していく方法で、4か月検証してみた中で、来年度からどうするかを決定したいと考えています。
すぐに個別指導はできないかもしれませんが、実態を見ながら、2月ぐらいには場合によっては可能になってくると思います。子どもが授業がよく分かってきたら、本人はもちろんですし、保護者の皆さん方もご理解いただけるのではないかと考えています。学校に指示するばかりではいけないので、教育委員会として可能な支援を思い切ってしていこうと考えています。そうした考えで、今回指導員を配置することとしました。これについては、該当の校長先生方にも説明させていただいて、該当の先生にも趣旨等を説明しました。希望を取りましたが、ほとんどの学校から希望があがってきました。最初予定した人数、時間では対応しきれず、厳しく状況を精査しています。OBの先生方も色々ご事情があり、1人の方がまとめて学力向上指導員として勤務できませんので、細切れのような形になっているところもあります。 

(委員)学力向上指導員を配置することはとてもよいと思いますが、資料にある趣旨の記載と実際の内容が合致せず、非常に違和感を覚えるところがあります。三重県の学力テストの結果があまり芳しくなかったために配置するという趣旨に読めるのですが、実際はそうではないのではないかと思います。例えば、大阪市が導入しようとしている「ゼロトレ」と似かよった構造になっては、個別の指導を受ける子どもがどうとらえるかという問題はあると思います。ただ分からないまま授業を聞くというのは苦痛なので、学力向上指導員というのは非常にいいシステムだと思いますが、保護者の理解も必要ですし、子ども自身が個別に指導を受ける意味をしっかり理解していないと、学校が落ち着かないから、他の子の学力が下がるからという理由で個別指導をされていると思わせるような対応方法はよくないと思います。そうした中では、「学力テストの結果に鑑みて」という文章に少し違和感を覚えるのですが、いかがですか。

 (教育長)年度途中で新しい制度を実施するとなると、なぜ今になってそれをするのかという理由が必要になります。今まで色々とやってきたけれども効果が十分に見えず、しかも今年はこれまでの中でも特に悪い状況となっていますが、いろいろな分析をした中で、点数が全てではないのですが、それも1つの比較のポイントとして、子どもがしっかりと授業に集中できる環境を整えていく、個々の子どもの実態に合った指導をしていくという取組が必要であると考えています。単なる寄り添いだけではなかなか効果が上がっていません。今までも学習サポーターを配置していますが、それだけでは十分な効果が上がっていないということです。
名張小学校や百合が丘小学校は自校通級があるため、学力向上指導員は入っていません。来年度、つつじが丘小学校への自校通級の設置を県に申請しようと思っていますが、自校通級が設置されたとしても、学校がそれをスムーズに運営していくための勉強も必要で、そうしたことも含めて、1つの方策として考えています。先を見据えた中で何らかの取組をしていかないと、勉強が分からない子どもが、いつまでたっても分からないままで進んでしまうという事態にならないかということです。

(委員)3学期の間に取組をし、検証したいということですが、何を根拠にして検証し、有意義、有効であったと考えるかだと思います。来年度から導入していくための検証内容、どの段階でうまくいったと考えるのがよいのかという点も考えておく必要があると思います。

(教育長)指導員が配置された学校には、3月上旬にその効果等についての報告書を上げてもらいます。その内容は、まず1つ目は、子どもたちが授業に集中し、やる気が出てきた状況にあるかどうかということです。2つ目には、クラス全体の雰囲気が変わってきたということも目に見える大きな効果だと思います。また担任の先生や教科担当の先生としては、どの子にも分かる授業に取り組んでいますが、なかなか手が行き届かない中ではどのような効果があったのかということ等も報告してもらおうと考えています。今年は12月、年度途中から3月20日までの取組ですが、来年度は効果がみられれば年度当初から計画的に対応し、取り組んでいきたいと思っています。

(委員)授業に集中してきた子どもたちの中には、個別指導を行う子どもも含まれているということですね。

(教育長)その子どもを中心にということです。

(委員)その子どもを中心に、子どもたちが授業に集中してきたということですね。

(教育長)今までは授業が分からなかったけれども、授業が少し分かるようになったので、楽しくなってきたというようなことです。

(委員長)その子どもがクラスの中に戻って、皆と一緒に授業を受けることができるというところが最終目的ですね。
少し困っている子どもが、分からない問題を後で一緒にやってみようということに同意してくれても、周りの子どもがどんな反応をするかがとても心配です。クラスの中でたくさんの子どもがいて、その中のテーブルで先生が入って指導を受けるのと、取り出して個別指導を受けるのとでは違うので、イメージをすると少しこわいなと思うのですがいかがでしょう。

(事務局)おっしゃっていただく通りで、最初はチーム・ティーチング的に指導し、その困っている子どもが指導員に個別指導を受けるようになってから元気になってきたとクラスのみんなが感じ、そのことが保護者の理解にもつながっていくということが大事だと思っています。一足跳びに個別指導にということでは、周りの子どもの見る目もあるので、その点は丁寧に対応していく必要があると考えています。

(委員長)周りの子どもたちの方が、例えば「○○ちゃんは少し掛け算の九九が言いにくいところがあるな」ということも分かっていると思うので、指導員についてもらって、それができるようになったら、「よかったね」というクラスの雰囲気にぜひとももっていっていただきたいなと思います。

(教育長)例えば子どもたちが4人のグループで、お互いに教え合える状況があると理想的ですが、なかなかそこまではできていません。中学生ならかなりの部分でできるとしても、小学校では難しいところがあるので、そのあたり上手くきっかけを作って、単に勉強のできる子が分からない子に教えてあげてということではなくて、自主的に教えられるような状況になればよいと思います。自分が理解したと思っていることを人に教えられたら、完全に理解できていることになるというような形で、自主的な学びあいの形とするには時間がかかりますし、特に小学校ではそこまでの段階に進んでいかない状況です。名張市の多くの学校で、今、学び合い、聴き合いといった取組を進めていただいていますが、その前段の問題として取り組み、対応しないと、授業が分からない状況の子どもを回復するのは難しいと思います。将来的には、例えば土曜授業の中で補充学習をしたり、放課後の補充学習を行う等に繋がってくればいいですが、まずは授業の中でできる方策をとっていくのがよいのではないかと考えています。今も危惧することがたくさんありますが、検証結果を踏まえながら、個々の子どもの実態に合った形で、個々の子どもに相応しい指導で、今まで獲得できていなかった力を早くつけてもらう必要があると思います。

(委員)この取組の子どもたちへの説明のしかたを教えてほしいです。学力向上指導員が学校に配置されて、週に2回とか3時間ほど指導する先生が来ることを、子どもたちにどう周知するのかを知りたいです。みんなが知らないうちに先生が来て、教えてもらっているという形にならないかということです。

(事務局)新しく12月から学校に先生が1人入ってくれることになりました。みんながそれぞれ持っている課題を、もっと頑張ってできるようになったらいいなという気持ちを持って勉強していると思いますが、その部分をお手伝いしてくれる先生です。特に国語や算数の勉強の中で困った部分や普段悩んで分からないところを分かるようにお手伝いをしてくれる先生ですと周知していきたいと考えています。

(委員)非常に大事な部分だと思いますが、先生側が個別指導の対象とする子どもを決めるだけではなく、本人の希望も聞くことなどが必要だと思います。実情的には先生が決定して個別指導をしますが、本人が希望したらその先生の指導を受けることができるようにすると、子どもたちのイメージも違うと思います。自分たちが勉強したいなと思ったらみてもらえるということにすれば、どの子が希望して、どの子が個別指導を受けているかも分からないですし、そのあたりの配慮があればと思います。大阪のゼロトレですよね。問題行動を起こした子を他の学校に取り出すということがありました。現実に学習権は守られ、落ち着きますが、取り出された子どもはそこから向上心を持つ気にならないということもあるので、上手く対応する必要があると思います。個別の指導とされたことでモチベーションをなくしたり、自己評価を下げてしまう子がでてきてはいけないので、何かを始めるときには子どもの気持ちを1番に考えていただけたらと思います。

(事務局)ありがとうございます。学校でも再度確認させていただきたいと思います。

(委員)お願いします。

(教育長)先日、校長先生方にも話をしましたが、子どものことはもちろんですが、まずは先生方自身にこの制度について共通理解を図ってもらうことが重要であると考えています。保護者や子どもに説明するときに、先生によって話す内容が違っては困ります。まずは学校内で明確に目的を共有してもらい、細かいところは学校の中で使いやすいように、納得できるようにしていただければよいと思います。まずは先生の共通理解、そして子ども、保護者に対する対応を、差別、区別のないような形で進めてほしいとお願いをしたところです。

(委員)趣旨を読むと、今回のテストの結果が出たからという理解になってくるのですけれども、この制度は前々から検討されていた内容ですか。結果を重要に考えて、早急に対応しなければいけないという教育委員会の考えを示すことができると思いますが、今までの流れを教えていただきたいと思います。

(教育長)私が独自に考えたことでございまして、こうした取組は県下でもありません。今回の結果について、三重県教育委員会からもそのことへの対応についてということで示されてはきているところです。これに近い形は他市でも若干は行っていますが、授業の中でこの制度を設けているところはありません。チーム・ティーチングや少人数の加配は若干あります。聞くところでは、少人数で対応しても、分からない子どもはいつまでたっても分からない、そうした実態を改善するには個別指導をすることが効果は大変高く、そのことで周りの環境も変わってくるという話を聞き、一度取り組んでみようと考えました。前々から考えていたわけではなく、現状、実態をみる中で検討しました。先生方にはこうした子どもに丁寧に対応し、指導方法も工夫してほしいと要請をしているけれど、教育委員会は指示ばかりで何も行動しないという意見もありました。教育委員会として何ができるかを考えたときに、より効果的な方策を考えていく必要があり、今後もいろいろと考え直していったらいいと思いますが、そのスタートを切ることについては、私の方で考えました。

(委員長)この3か月間で試行実施し、検証していただくということですので、その結果に期待をするところですが、それぞれの学校に入っていただいて、違う方途で先生が動いていらっしゃるというようなことがないようにお願いします。少しそのことを懸念いたします。

(教育長)すずらん台小学校の2人の先生は、現在もボランティアで指導していただいていますが、話を聞くと個別指導は非常にいいということで、それも1つの参考意見としています。今までは賃金なしで、2人が1日ずつ短い時間ですがボランティアで指導いただいていましたが、校長先生からも何かよい方法がないかと相談いただいていました。そのことも今回の取組を進める1つの背景です。

(委員長)よろしくお願いいたします。



(5) 平成27年成人式実施要領について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございます。前回の反省として、市長の話にもあったように新成人の方が後ろに立ってみえたということもあるので、来賓の席を圧縮したり、場所を変えてもらうなど、お祝いされる側の皆さんにできるだけ着席してもらえるように対応をお願いします。

(事務局)来賓の一部と主催者の座席を、舞台上に上げようと思っています。警備の体制については、オーケストラピットを降ろします。その場所で乱れ太鼓の演奏となります。新成人は座りにくいのか、真ん中のところが何か所か空席になります。詰めて座れば全員が座れるのですが、空席がどうしてもできてしまう傾向にあります。できるだけ皆さんが座れるように考えさせていただきたいと思います。

(委員長)前回も話しましたが、開催時間を午前中に変更する場合は、1年前から知らせてほしいという声がありますので、よろしくお願いします。

(事務局)はい。

(委員長)皆さんよろしいでしょうか。また、準備のほうよろしくお願いいたします。



(6) 第7回なばり本の帯コンクール応募点数・審査結果について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございます。私から2つ質問していいですか。1点目は学校賞が百合が丘小学校に決まった要因を教えてください。もう1点は、ふるさと乱歩賞は小学校5・6年生の部以外は該当なしとのことですが、この方しか乱歩の本についての応募がなかったのかどうか教えてください。

(事務局)18日の審査会当日、私ども職員は審査そのものに加わっておらず、内容を承知しておりません。作品集の中で、審査委員長の講評が掲載されます。間もなく原稿をいただけるのですが、その中に触れられることになると思います。

(委員長)学校賞等についてもですか。

(事務局)はい。講評になければ、次回の会議でお知らせをさせていただきます。ご了解ください。

(委員長)何か他にございますか。

(委員)審査員の方3名は公表されていないのですか。

(事務局)審査員のお名前等ですか。

(委員)はい。

(事務局)そうですね、公表はしていませんが、差支えないと思いますので申し上げますと、昨年と同様でして、お1人は関西大学の名誉教授の井上先生、アドバンスコープの社員の方と、図書館の前館長です。委員長が講評を作成してくださることになっています。

(委員長)わかりました。ありがとうございます。作品は教育フォーラムで見せていただけるということですね。

(事務局)はい。

(委員長)楽しみにしております。ありがとうございます。



(7) 児童生徒の問題行動について(11月分)
(事務局説明)




 

(8) その他

・各所属からの諸事項

1)教育センターだより11号の内容について
(事務局説明)

(委員長)ありがとうございます。市民ボランティアの方がたくさん登録してくださっているのですね。537名に新たに113名プラスということですか、それとも537名の中に含まれているのですか。

(事務局)含めてです。

(委員長)学校によって偏りなどありますか。

(事務局)中学校は大変少ないです。小学校によっても偏りが結構あります。百合が丘小学校、つつじ小学校は大変多いです。

(教育長)市長が一度「ばりっ子チャレンジ教室」を見に行くと話していました。取組の詳細を詳しく説明しておいてください。

(委員長)教育委員の皆さんも、参加いただけるようでしたらご参加ください。

(委員)行かせていただいていいですか。

(事務局)是非お願いします。

(委員)いつでもいいですか。

(事務局)来ていただいて色々とアドバイスください。

(委員)12月13日に行かせていただいていいですか。

(事務局)お願いします。

(委員長)あとはいかがでしょうか。


2)教育フォーラムについて
(事務局説明)

(委員長)名張モラロジー事務所の「伝えよう!人とのつながりメッセージ」表彰式は教育フォーラムの日程の中に入っているのですね。

(事務局)昨年はかなり遅い時間までやっていただきましたが、今年は教育委員会からお願いをしまして、午後3時30分をグランドフィナーレのような形で、時間に合わせて終了してほしいとお願いしました。委員の皆様にもご出席いただきますが、今回は主にイベントを1階で行いますので、あわせて体験コーナーもご覧いただきますようにお願いいたします。

(委員長)ありがとうございます。また日程調整をしてご参加をお願いいたします。



・定例教育委員会の日程について
   1月定例教育委員会 1月 8日(木曜日) 午前9時30分から
   臨時教育委員会       1月23日(金曜日) 午後1時30分から
   2月定例教育委員会 2月 2日(月曜日) 午後1時30分から

  

(委員長)以上で第10回定例教育委員会を終わります。ありがとうございました。





このページに関する問い合わせ先

教育委員会事務局 教育総務室
電話番号:0595-63-7849(総務担当)・0595-63-7873(施設・学事担当)
ファクス番号:0595-63-9848
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