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名張市

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平成23年度名張市教育委員会第16回定例会会議録(平成24年2月27日開催)

更新日:2015年3月18日

開催場所など

1.開催場所 名張市役所2階 庁議室
2.開催日時 平成24年 2月 27日(月曜日) 午前  10時
平成24年 2月 27日(月曜日) 午前  12時
3.出席委員 福田委員長、北橋委員、松尾委員、大窪委員、上島教育長
4.欠席委員 なし
5.事務局 中野教育次長、峯山理事、木村理事兼図書館長、吉本人権啓発担当監、今井教育総務室長、森田学務管理室長、西山学校教育室長、杉本文化生涯学習室長、門田文化担当室長、南田市民スポーツ室長、保田人権啓発室長、西本総務担当室長(書記)
6.議事 下記のとおり

(委員長) 只今より、平成23年度第16回定例教育委員会を開催いたします。

議事(1報告)

    1 報 告
    第1号 臨時代理した事件(名張市文化財調査会委員の委嘱)の承認について 
       (事務局説明)
    (委員長) ただいま報告のありました件について、ご意見、ご質問ありますか。
    (委員) 調査委員会の年間の活動、定期的に会合を持ったり、臨時に会合を持ったり。僕は活動の中身を詳しく知らないので、紹介してください。
    (事務局) 名張市の文化財について、教育委員会のほうで諮問を行った案件について、調査・研究していただいて、答申をいただいています。また、諮問に値するかどうかの事前調査も委員会にお願いしておりまして、年2回委員会を持っていただいています。その中で、更にもう少し詳細の部分が必要という時には、専門部会の方で調査・研究をお願いしています。
    (委員長) ほかによろしいですか。なければ承認とさせていただきます。

    議事(2協議)

    2 協 議
    平成24年度名張市学校(園)教育目標について
        (事務局説明)
    (委員) 本年度の重点目標で生きる力。例として書いてもらっているのも、中々いい表現だなと思いますが、これもしっかり現場把握してもらいたいなと思います。最近ニュースを聞いていたら、毎朝学校に行くのに、この子らは家庭をどんな気持ちででてくるのか、どんな気持ちで家庭に帰っていくのか。経済的に格差社会というものが出てくるように思う。そんな中で、生きる力をどんな形で付けてやればいいのか。各学校にもいろいろ差異があると思います。小規模校、大規模校、小学校、中学校。これをしっかり現場も把握してもらって、名張市が子ども達の顔が笑顔に満ち溢れているような教育をやってもらいたいと思います。この目標をうまく達せするのを祈っています。
    (委員長) 小中学校の方で、本年度の重点事項に日頃からの情報発信とあるのですが、これはどこへ情報発信していくのですか。各学校間での情報発信ですか。
    (事務局) これからは、学校から、例えば家庭とか、そういった外へ向けて情報発信していかないといけない。自己評価だけでなく、そこから進めていく必要があるだろうということで、今年はこれを入れさせていただいたところです。
    (委員) 感想になるのですが、教育ビジョンを柱にというのはよく出てきて、本当に大切だと思いますし、これからもこれは一貫して持っていただきたいと思います。防災教育、やはり去年の大きな震災のこともあり、防災教育には受ける側も発信する側も敏感に、素直に入っていくところだと思うので、有効に教育していって、子どもたちだけではなく、やはり家庭、子ども達を通じて、家庭にも、地域にもという形がいいと思います。
    (委員) 今、教職員の指導力というものが問われていて、本年度の重点事項ということで、オン・ザ・ジョブ・トレーニングということですが、抽象的で具体的にイメージがわかないので、ご説明いただければ。
    (事務局) 職場研修のありかたについて、やはりオン・ザ・ジョブ・トレーニング、そこで積んでいって欲しいなと考えているところです。その中で、具体的な、何のためにその研修をするのかといった形成とか、研修のあり方とかの明確化や検証も必要ですが、各学校で職場の研修は進めて必要があるだろうと考えています。
    (教育長) これについては二つあって、一つは、職場の中で、もっと身近な、あるいは目の前の子どもたちと一体になった形の研修をやっていかないといけない。先生が自分の思いだけで突っ走ってしまうようなことにならないように、色々なことについて十分、共有してもらう、身近なところで教頭や校長や、非管理職の中間的なリーダーの人といったキーパーソン的な人が十分機能を果たしているかどうか、もう一度見直してもおうということがあります。
     もう一つは、これからの学校は学校だけでは機能を賄いきれない、保護者、地域、関係機関と一体になってやっていかなければならない。そういう意味でこのOJTの外の部分の考え方として、もっと気楽な形でやっていく。個人情報も当然あるわけですけれども、困っていることを保護者にも出していく、地域にも出していく、そういうことも当然必要になる。それは我々の目指している総合教育センターがその拠点となって、学校もそういう形でやってくださいと。そういうことをやっていかないと、保護者、地域が何を知りたいのかが分かってなくて、学校だよりとか通信をたくさん出しているのですが、本当に知りたいことを出しているのかと言うと、そうではない。形だけでなく、実のある形でやっていかないと意味がない。素晴らしい講師を呼んで研修することも大事ですが、もっと身近でやるべきことも一杯あるのではないかと。それにはまず、教員同士が、あるいは保護者や地域の方にも聞きながら、うまく機能を果たせるように、言葉だけの会議をするのではなく、これが根本的な考え方ですよと、きちんと伝えていく。こういうふうな考え方でやっていこうと考えています。
    (委員長) これにつきましては、これで議決させていただきます。よろしくお願いします。

    議事(3その他)

    3 その他
     1)平成24年度教育関係費当初予算(案)について
       (事務局説明)
    (委員長) ご質問ございましたら。
    (委員) 一般的な質問なのですが、地方債の起債というのは予定通りできるものなのですか。
    (事務局) 市の財政規模に応じて、起債の制限比率というものがあり、いくらでも起債して借金できるものではなく、一定の制限枠内という条件があります。
    (委員) 基礎学力向上事業が上がっていますが、この前、総合学習の結果、数学力が劣ってきていると数学学会かどこがの発表がありました。文部科学省のほうでも色々あって、学力テスト、体力テストとかの話になってきていますが、テストを実施して調べるのもいいのですが、総合学習が基礎学力の向上に繋がったのかどうか。総合学習をしてはいけないと言っている訳ではないのですが、やはり僕は行事の見直し等により、授業量の確保に力をいれることが大切だと思います。
    また、体力テストがあがっていますが、子ども達の動きというものが弱くなっていると思います。市民野球場は改修が予算計上されていますが、陸上競技場なんかも随分、老朽化してきているように思います。階段から見てもなんか格好悪いし、プールも一向に上がってきません。そういうところも小学生の体力に繋がってくるのではないかと思いますので、そのあたりも考えてもらえたら。プールもいつになったら、開場できるようになるのか見通しも聞きたい。
     それから、行政職の中で社会教育主事の配置が必要だということですが、現時点では有資格者が少ないので、岐阜県に1名研修に派遣するということで、予算計上されていますが、現状はどうなっているのか、教えていただきたい。
     また、耐震の工事を繰越ししている。震災もあった中で、耐震工事を一刻でも早くしないといけない中で、繰越というのはどうして起こってきたのか教えていただきたい。
    (事務局) 市民プールにつきましては、今年度TOTO(トト)の補助金をいただいて、年度末には完了する予定です。50mプールについては、3年間漏水ということで開場していませんでしたが、今年の夏からは開場させていただきたいと思っています。
     陸上競技場の階段等につきましても、こちらでも分かっているのですが、予算が確保出来ないので、半分通れないような形ですが、危険な箇所ということで、管理も進めていただいているところです。
    (事務局) 委員のおっしゃるとおり、授業時数の確保は当然必要だと思います。その辺は、各学校でも行事を工夫するなどして確保の努力をしているところで、小学校については、授業数は大体クリアされています。中学校については、3年生だけは一部クリアしていないところもありますが、他の学年についてはクリアできており、授業時数を確保するために、学校行事を工夫したり、懇談を工夫したり、家庭訪問を工夫したりと努力していただいています。基礎学力向上事業ということで、大きくは2本立てで、学力テスト、国語、算数、理科と体力。お互い相関関係があるだろうという中で、教育委員会の中でも学力体力調査活用委員会というものを立ち上げて、何が足りないのだろうという話を継続してやっているところです。
     その中で、全体ですることで、各学校の傾向だけではなくて、それぞれの子どもにとっての強み弱みが見えてくるのではないかと思います。また、それを抽出するだけでなく、それぞれの子どもに返していくことも必要ではないかと思います。
     また、4年生と6年生、あるいは1年生と3年生という形で(調査を)実施することで、その経過の中で、何が出来ていたのか、何が出来ていなかったのかということが見られるのではないかと思っており、名張市ではそのような形で実施していますが、学校のほうからもニーズとして必要だと聞いています。ただ、教職員の方には負担をかけないということで、業者のほうに委託をしながら進めて行きたいと考えているところです。
    それを各学校の交流をして、各学校の強いところ、弱いところを出し合いっていく中で、自分の学校に返していける、去年などは5つのポイントをうち(教育委員会事務局)の方から発信しまして、各学校に改善していくべきところを点検して欲しいと発信しているところです。
    (事務局) 耐震の関係ですが、三月補正の部分も関連するのですが、15ページの小学校費の中に小学校耐震改修事業補助分として9300万円の補正があります。繰越分というのはこの分でして、当初平成24年度予算で、錦生小学校、あるいは比奈知小学校の屋内運動場の耐震改修を要求する予定でしたが、国、文部科学省の23年度の3次補正が付きまして、前倒しをしたのですが、現実には24年度の着手になりますので、繰越金という形になります。ですので、若干前倒しという形になっておりますので、今年の工事が遅れて来年にするという形ではないということをご理解ください。
    (事務局) 名張市教育委員会の場合、常時1名社会教育主事を配置しなければいけないということになっております。これまでは、今現在60歳手前の、60歳を過ぎてしまった方もいますが、その年代で社会教育主事の資格をお持ちの方がおりますので、その人達をうまく配置して今日まで来ています。若手で養成しているのは40歳前後に2人ですが、1名は市長部局に異動しておりますし、もう1名は、教育委員会に籍は置いていますが、育児休業に入っております。そういった中で、早くそうした事態を解消することが必要ですので、24年度で予算要求をさせていただきました。それと、25年度は三重県で開催されますので、これには徹底的にやっていくという取組をさせていただきたいと思います。この資格を持つと絶対教育委員会に居ないといけないということになりかねませんので、できるだけ毎年、しばらくの間は養成していくことが望ましいと思いますので、その方向で毎年予算要求を上げて行きたいと思っています。
    (教育長) 全般に補足をさせてもらいますが、24年度の予算は大変厳しく、特にハード面は計画的に要望しているところではありますが、色んなところ、公民館とか、老朽化が進んできています。スポーツ施設も同様で、計画的に、あらゆることは一気にできませんが、プールも3年前から予算を要求し、本年度、TOTOの補助金を受けて改修できたという状況です。そのような中で陸上競技場につきましても、再三関係の協会等から要望いただいており、気にはなっていますが、まず体育館の改修工事をし、その次に陸上競技場と考えております。
     次に学力調査の問題ですが、これは事務局させていただいていますが、子ども教育ビジョンにもかかわっているのですが、こういうものは学校の平均がどうだとか、市がどうだといった相対的なことしか見ない、それはそれでいいと思うのですが、名張市の場合は一人ひとりの子どもがどういう現状にあり、どんな弱みがあり、強みがあって、どんな指導によって変わってきているのかということを、きちんとやっていこうということで、本来なら同じテストで、小学校4年から6年、中学校1年から3年までいるのですけれど、かなり大きな経費がかかるので、幸い、国が小学校6年と中学校3年ではやっていますので、それをやっていく。それだけでは不十分ですので、その前段として小学校6年に対しては4年生で、中学校3年に対しては1年生で、中身は若干違うのですが、共通しているとこが多いので、それをやっていく。これがうちの一番のポイントであります。財政査定の中では予算が付かなかったのですが、子ども教育ビジョンに基づき説明し、予算を確保させていただいたところです。
     体力につきましても、いろいろ厳しい状況ですが、今まで小学校では小学校体育記録会とか、ナバリンピックとかやってきたわけですが、事業、それだけでは特に体力については付かない。普段から運動に親しむ機会というものも必要ですが、なかなかそういったことができていない。どの学校もこういったテストを受けながら、そして分析し、それに対して学校の出来る部分と、学校の出来ない部分は社会体育なり家庭なりでしてもらいたい、それも子ども教育ビジョンに書いてあります。そのための大切な資料になります。QU調査については、学力や体力だけではなく、もっと子どもの居場所なり、想いがきちんと管理されていないといけないということでしています。こういった調査は、個々ばらばらではなく、全て一緒のスタンスで、子どものためになることを最低限やらなければいけないことを、責任を持ってやっていく訳です。
     勿論、授業時数の確保も大変大事なことで、校長会等でも言わせてもらっていますが、私は総合的な学習は決して不十分ではない、いろんな面で普段の教科学習ができないところをやってくれているところも大変多くて、やり方がきちんとした形で為されているのかどうか、あるいはアピールが下手だということがあるわけですが、中身そのものが決して良くないという訳ではなく、それを上手く活用することが大切であると思っています。そんな中で、先生方が元気で頑張ってもらえるよう、総合教育センターを拠点として活用していきたいと考えています。
     社会教育主事は、ずっと昔は、行政職だけでなく、学校籍の方からも入ってもらっていたのですが、今は行政職で計画的に確保していくということですので、愛知、岐阜、三重の持ち回りで講習をしておりますので、三重県が当番のときに数名行かせますが、今は資格を持った職員がいないということで、緊急の策ということで、1名岐阜に派遣します。
    (委員) いろいろ質問させていただきましたが、お答えいただきありがとうございます。僕は十何年か前にどんどん箱物を建てていただき、ありがたいことだなと思っていましたが、右肩上がりの財政状況なら、次から次へと補修できると思うのですが、その部分がなかなか上手くいかない状況になっていますが、いろんな場所の点検や状況把握は出来ているようですので、乗り切れて行くのではないかと思っています。予算がないというのは市民も十分知っていると思うし、それから学力のこともいろいろ聞きましたが、せっかくこれだけ予算をつけてもらっているのですから、現場はそれに応えなければいけないと思っています。
    (委員長) ありがとうございました。限られた財源の中で精一杯やっていただいていると思います。うまく進めていただきますようお願いします。

     2)平成23年度教育関係費3月補正予算(案)について
       (事務局説明)

     3)就学校の変更について
       (事務局説明)

     4)地域伝統芸能シンポジウム成人式について
       (事務局説明)
    (委員) 申込みが必要なのですか。
    (事務局) バスツアーは申し込みが必要ですが、講演会は申込み不要ですので、是非よろしくお願い致します。梅原先生はご高齢ですので、次に来ていただくのはなかなか厳しいと思いますので、よろしくお願い致します。

     5)伊賀地区駅伝競走の結果について
       (事務局説明) 

     6)その他
      各所属からの諸事項
      定例教育委員会の日程について


    (委員長) それでは、これをもちまして、平成23年度第16回定例教育委員会を終わります。

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    教育委員会事務局 教育総務室
    電話番号:0595-63-7849(総務担当)・0595-63-7873(施設・学事担当)
    ファクス番号:0595-63-9848
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