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名張市

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平成23年度名張市教育委員会第14回臨時会会議録(平成24年1月31日開催)

更新日:2015年3月18日

開催場所など

1.開催場所 名張市役所2階 庁議室
2.開催日時 平成24年 1月 31日(火曜日) 午前  10時
平成24年 1月 31日(火曜日) 午前  11時
3.出席委員 福田委員長、北橋委員、松尾委員、大窪委員、上島教育長
4.欠席委員 なし
5.事務局 中野教育次長、峯山理事、木村理事兼図書館長、吉本人権啓発担当監、今井教育総務室長、森田学務管理室長、西山学校教育室長、杉本文化生涯学習室長、門田文化担当室長、南田市民スポーツ室長、保田人権啓発室長、西本総務担当室長(書記)
6.議事 下記のとおり

(委員長) 只今より、平成23年度第14回臨時教育委員会を開催いたします。

議事(1議案)

1 議 案
第1号 名張市教育委員会事務の点検・評価について

施策1 学校支援地域本部事業
   (事務局説明) 
(委員長) では今ご説明頂きました施策1につきましてご質問・ご意見ございましたらお願いを致します。
(委員) 学識経験者の意見について、1番最初の2つ目。これについてちょっと具体的に教えてください。
(事務局) 放課後子ども教室事業と言いますのは子どもの居場所づくりです。よく学童保育のお話がありますけれども、あれは厚生労働省の事業です。それに対して文部科学省では、放課後子ども教室事業ということで保育に欠けても欠けなくても、放課後ですとか、土曜日・日曜日なんかに、子どもの居場所を作っていくということを推進している事業です。名張の場合はもう既に学童保育、放課後児童クラブが全市的に整備されていますので、その子どもの居場所づくりということだけでいきますと、もう100%出来ているということなのですが、文部科学省の場合は、その居場所づくりの他に体験活動ですとか、子どもが地域の大人の人から色々なことを学ぶというような教育的な要素もあります。そういうことで学童保育、放課後児童クラブとは別に、放課後子ども教室事業を地域で進めていただいているわけです。今現在4つの小学校区で主に土曜日に地域づくり組織がお願いした団体に事業の実施をお願いしていまして、事実上は地域としてこの事業を進めていただいています。
 それについて、2つ目の指摘事項で具体的な活動内容が明確でないということなのですが、具体的な活動としましては委員長さんも梅が丘で活動していただいているのですが、子どもの体験活動です。主に土曜日に希望の子どもが集まれるような場を作っていただいて、そこに希望する子ども達が集まってくる。体験活動ということで、料理教室をしていただいたり、昔の遊びとか、スポーツ体験をやってみたりと色々な活動を、知恵を絞ってやっていただいています。月1回か2回、そういう企画をしていただいているところです。
(委員長) 今ご説明いただいたのは放課後子ども教室についてですよね。この右上の具体的な活動内容というのは学校支援地域本部としての具体的な活動内容ではないのですか。
(事務局) 学校支援地域本部の具体的内容といいますのは1番テーマになっていますのは、学校の授業のサポート。学校の先生方が授業をしている、その教室にサポートの形で入っていただいて、先生のお手伝いの形で子どもに関わっていただいています。例えば算数のドリルを授業中にやりましたらその答え合わせを、そのボランティアの方にしていただく。その間に、先生は一人ひとり解けない子ども達を回って指導していけるといった、直接指導していけるというような形。それですとか、料理教室、家庭科の調理実習。先生一人で各テーブルを回って指導するのは大変ですけど、各テーブルに地域の大人の方が入っていただけるので料理の指導がものすごくスムーズに出来る。そういったボランティアが1つです。それですとか、図書館、図書室の関係で読み聞かせのボランティア。それから、よくありますのは草刈りですとか樹木の剪定といった環境のボランティア。それから、部活動指導。そういったものが内容になります。
(委員長) よろしいでしょうか。
(事務局) 今現在、放課後子ども教室事業は、地域づくり組織の方にお願いすることになっています。学校支援地域本部事業につきましては、主に学校の方からお願いしていただいてコーディネーターの方が出ています。そういった関係で地域との接点というのがちょっとそれぞれ変わっていますので、そういったところを出来るだけ地域づくり組織を通じて整合をはかり、放課後子ども教室についても学校支援地域本部についても地域づくりの中の子どものための事業というような形で整備されるように持っていきたいと考えています。
(委員) あまり現場を見てないので分からないが、教育委員会から地域へどんな指導をしているのか。教育委員会としてはお任せという感じではないのか。
(事務局) 学校支援地域本部事業については、殆ど学校の先生方、それから地域とボランティアの方との打ち合わせという形で進めています。それで、私どもの方は、国の制度、県の制度、その辺の動向を見極めながら、名張市独自の形で地域の合った事業を推進して頂けるように指導させていただくと。ですから、この方向で進めなさいという指導ではなくて、この地域に合ったこういった活動をしていきたいということが上手く実行に移せるような形でサポートさせていただくというやり方をさせていただいています。実際の内容は学校によって全然違っています。
(委員) 学校ごとに独自性を持って、どういった授業や活動をしているか、それは報告があったり連絡があったりして、教育委員会が把握しているということですか。
(事務局) 内容は把握させていただいていています。1番最初に言わせていただいた、学校の授業に直接入ってというのを積極的にしていただいているのは、今のところは百合が丘小学校です。あとのところは環境のボランティアの方が中心です。
(事務局) この事業につきましては文化生涯学習室が窓口になって、学校教育室と連携しながら事業を進めている状況でございます。その学校へのアプローチについては、学校教育室が窓口になってやっている状況で、特に先程から生涯学習室の室長から話がありましたように、コーディネーターの位置づけというのが非常に大きな役割が出ているのではないかと思っています。コーディネーターのために仕事を作ってしまうというのでは駄目ですから、学校支援に対して、学校にどういう風に関わっていただくか、学校と上手く密接に連携をしながらやっていかないといけない。また、どうしても学校から頼んでしまうとPTAの会長さんであったり、OBの方にとかお願いせざるを得ない。そうではなくて、適任の人に学校へアプローチしてもらえる状況を作らないといけないとか、上手く地域と繋がっていただいている方にやってもらうべきではないかといったことがでてきており、コーディネーターの方をどうお願いするのかが課題になってきているのは事実です。
(委員) それは分かるが、僕は生涯学習室として太いパイプでそこが繋がっているのかということを聞かせてほしいわけです。以前は、生涯学習室と地域に本当に太い繋がりがあったと思うのですけれど、最近はそういったものが何か細いものになってしまったのではないかなと僕は思うので、こんな質問したわけです。放課後の学童保育にしても、最近の繋がりはどうかなということで聞かせてもらったのです。確かに、地域も自分らで何とかしたいという強い意志も持っているから、地域にある程度お任せ的な部分も強くなってきて欲しいのですが、繋がりという部分で。
(事務局) 地域と私らの繋がりといいますのは、以前は区長制度があって、その区長制度が廃止された中で、今までお願いとか、依頼で処理していただいていた事務というものが、今までのようにお願い出来なくなりました。そんな中でこの1年間、命令というか指示ではなく、地域の理解を得て、もう1回お願いしますということでお話させていただいた中で、一定の理解は得られるようになってきています。このところ、別添ですけれど、子どもを守る家、これも学校と地域と関連する事業ですけれども、そのことにつきましてもつつじが丘、桔梗が丘のほうで、地域としてもう一度学校とタイアップして、普及の活動に取り組んでいただきました。一旦、組織的にパイプが細くなりかけたのですけれど、地域の代表者会議で理解いただいて、地域の方に、市から言われるからするのではなく、必要だからやっていくというような形で取組を進めていただけるような動きが出てきました。その辺はこれでいけるかなと思っています。
(教育長) この学識経験者以外に色々提案されている中で、異なることも沢山あるわけですが、どうやって改革していくかを考えていかないといけないと思います。例えば、先程言った放課後子ども教室と、この学校支援本部事業の部分との関連、他の事業も含め、一般の市民からみれば、どのように関連しているのかが分かりにくいと思います。だから、一定整理をしなければいけない。
 もう1つは、問題の学校支援地域本部事業は子ども教育ビジョンに大きく謳ってあるところですので、それに向けて生涯学習だけでは出来ない。学校教育がしっかり絡んでいかないと出来ない事業ですから、そこのところをしっかりとやっていく。この整備は子ども教育ビジョンの大きく謳っている内容を踏まえて、その辺のことをしっかりしていかないといけない。市の予算措置、あるいは国県もカットされる恐れもあるわけですけども、折角名張市版の学校支援本部を置いて、こういうことを謳ってるところですから、その辺のスタンスをきちんとしてやっていくことが大事かなと思います。このことは本当に大変大事な項目ですので、もう少し明確にやっていかないといけないと思います。
(委員長) ありがとうございます。中身の整理ですね。それが総合教育センターも、ボランティアについての整理をしていくようなところも、事業の中に含まれていますので、そこへ繋がっていくような形で整理を進めて頂きたいと思います。この項目につきましては以上でさせて頂きます。よろしくお願い致します。

施策2 文化財施設管理費
   (事務局説明)
(委員長) では施策2につきましてご意見・ご質問等ございましたらお願い致します。
(委員)  観光資源との連携とか、庁内で研究会とか、出ていますけれど、今後どのような形で開発していったらいいのだろうと僕は思うのですけれど、名張市の現在の文化施設の位置関係を見ていくと、回遊というのは難しいなと思うのですよ。しかし、何かいいアイディアを考え出さないと、いつまでも課題として上がってきてしまうと思うので、よろしくお願いしたいと思います。
(委員長) 何かご意見ございますでしょうか。
(委員) 場所的にも難しいですね。位置関係考えたら。
(事務局) 周回コース的なものは地域のイベントでハイキング等々させて頂いて、ある程度のモデルコース的なものが出来上がっています。それはおきつものガイドさん等にも情報提供させていただいて、ガイドさんの自分達のコース設定の中にも書かせていただいています。また、名張の街中の散策コースもある程度の基本的なコースにつきましては出来つつありますので、それをいかに情報発信していくかが、検討課題かなと思います。
(委員) 次へ移動するところの距離があり過ぎたりして難しいのでは。
(事務局) 中間全てを文化財・文化遺産を地区のポイントとして使えればいいのですけれど、やはり駅をベースにすると空くところが出てきますので、そういったところはバスに乗るとか、そういった形での使い方が必要になります。また、無償で使えるような駐車スペースとトイレを備えた場所を整備していくことが出来たらと思います。
(委員長) そうですね。あと、途中で食事なんかというポイントも設置していただくと、若い方もまわっていただくことが出来ると思います。
(事務局) 地域でも色々まちづくりに参画していますので、地域と商工観光室と、我々の情報という形で3者連携という形で、年度末ぐらいにちょっと何か1つイベント的なものを考えています。
(委員) ここでも学校の課外授業などでも活用するようにとなっているのですけれど、私の子ども達も夏見廃寺は知らないかもしれない。小学校の行事について、強制は出来ないでしょうけれども、郷土の財産を知るという勉強、皆そこに必ず1回は行っているような形にできれば、親も、それに連れられて行くような事業を実施していただければと思います。
(委員長) よろしいですか。是非とも実現に向けて進めて頂くようによろしくお願いを致します。

施策 3 人権啓発事業
   (事務局説明)
(委員長) 施策3につきましてご意見・ご質問等ございましたらお願い致します。
私の方から1つ質問させて頂きます。子どもの権利委員会と教育委員会との関連というのはどういうふうな繋がりで進めていただいていているのか、お聞かせください。子ども、これは1階の子育ての担当ですよね。教育委員会が直接何かというのは特に無いですか。
(事務局)  今のところ直接何かというものは無いです。しかし、今後、人権啓発は市長部局の方でということになってきますので、当然連携を取りながら指摘受けた部分等については事業を進めていかないといけないだろうと考えております。
(委員) 私もよく担当者の方と、やはり人権意識とか人権感覚というのは人間一生の勉強やな。勉強してないとボケてくるなという話をするのですけど、僕らでも色んなところに、ちょくちょく出させてもらって、色んな事業してくれたりアンケート取っていますよね。その中でやはり最近、講演とか学習会がやっぱり必要だと思っています。そういうのは見えてきますか。最近の現代の流れの中で。
(事務局) 昨年の人権習慣イベントの参加者アンケートの中では、やはり子どもの人権について、あと障害者の人権についてということですね。あとは先月の定教でも報告させていただいたように、やはり震災関連というものがありましたので、被災地のおける被災者の人権、こういったものを一体どうあれしていくか。被災地の支援であるとか被災地への生活保証というのは人権問題なのだという、そういった意識が芽生えてきているので、その面の研修が聞きたい、講演が聞きたいというような意見もいただきました。
 今年、名張と伊賀市で、差別をなくす広域連絡協議会というのを作っているのですけれども、そちらで2度学習会を行いまして、その2度ともが震災関連で、1回については東日本大震災での被災地支援と人権のまちづくり。これを勉強させていただいて、あと1回、今月の25日に名張市役所でやった分については阪神大震災。阪神淡路大震災で隣保館が避難所になったと、いわゆる部落のまちづくりの拠点である隣保館が避難所になって、そこで400人ぐらいが数ヶ月生活をした。その当時の隣保館長さんが来てくれて、そこで色々学んだこと、行政のあり方とかそういった部分を学習させていただきました。こういったことも聞かせてもらって、一般市民の方にも聞いていただきたい内容だなと思わせてもらいました。
(委員) 企業のほうもやってもらっているのですね。ここ2、3日のうちでパワハラという講演がある。そういうことはこれから企業にとっても必要になってくる。
(事務局) 企業の方からもそういった要望は出てきています。やはり、リスク・マネージメントという部分で。
(委員) ああいうことも、ちょっと焦点あてればいいのではないか。テレビで最近よく出てくる。
(委員長) 企業関連にしても、来てもらうというよりも企業へ出向いていくというのは、事業としてどうなのでしょうか。
(事務局) 実際企業研修会をやるのですけれども、事前に案内状を出して企業の連絡会の関係者と行政職員の2人で何箇所か回ります。その時に研修会やるから来てくださいだけではなく、何かスポットで研修をするのなら言っていただければ、5分、10分ならこちらからお伺いして、お話ししますということも言わせてはいただいて、年間数社からはお声掛けいただいています。
(教育長) 今、委員さんの話もありましたけども、今の時代、大変経済状況が厳しい中ではこういうソフト面がなかなか目を向けてもらえない。しかし、実態は大変な状況になっていて、子どもの虐待等を含めて、色んな分が本当に沢山別の相談も増えているような気がします。人権啓発の業務は、教育委員会から離れて市長部局に行くわけですけども、教育啓発を含めて、やはりきちんとやっていかないと中々定着は図っていけないのと違うかなと思っていますので、特に補助執行という形の中で教育委員会が関わっていく部分がどの程度あるのかということをしっかり見極めて、予算も少ない中ですが、大変大事な部分であり、ここを疎かにしたら本当に大変なことになると思いますので、文化センターの働き、そして市長部局との新しい体制といった中で、これから教育委員会が果す役割に対する市民の期待は、大変大きなものがあるのではないかなと思っていますので、よろしくお願いします。
(委員長) 24年度から市長部局へ補助執行ということでこの部分の住み分けというところもなかなか明確にはなってはいないのですかね。一応ここでは学校教育分野における人権同和を除くとなっていますけれど。
(事務局) 細部までという形にはなっていませんけども、大体のイメージということで我々自身やることは今と変わらないというつもりでいます。周りから見て線引きをどうするかだけの違いかなと思っているのですけれども、現実そうばっかり言っていられないし、仕分けするところは仕分けして、事務分掌等整理していかないといけないとは考えております。
(事務局) やはり、双方向の連携というのは、今まで以上に慎重である部分だと思っています。
(委員長) では施策3につきましてご質問等よろしいでございますか。
  
(委員長) それでは、これをもちまして、平成23年度第14回臨時教育委員会を終わります。
 
 
  
    

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