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名張市

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平成23年度名張市教育委員会第2回定例会会議録(平成23年5月2日開催)

更新日:2015年3月18日

開催場所など

1.開催場所 名張市役所2階 庁議室
2.開催日時 平成23年 5月 2日(月曜日) 午前 10時 ~ 午前 12時
3.出席委員 松鹿委員長、北橋委員、福田委員、松尾委員、上島教育長
4.欠席委員 なし
5.事務局 中野教育次長、峯山理事、木村理事兼図書館長、吉本人権啓発担当監、今井教育総務室長、森田学務管理室長、西山学校教育室長、杉本文化生涯学習室長、門田文化担当室長、南田市民スポーツ室長、保田人権啓発室長、西本担当室長(書記)
6.議事 下記のとおり

(委員長) 只今より、平成23年度第2回定例教育委員会を開催いたします。

議事(1議案)

 1  議  案
第1号 名張市教育研究所設置規則の一部を改正する規則の制定について
(事務局説明)
(委員) 委員会は12名で、研究所の職員は現在の人数で、より充実する内容になってきていますけれども、これが全スタッフで、もう4月1日からということですが、可能ですか。それから9条で、現行は「市内」となっていて改正案では「市内」が取れていますけれど、この範囲はどこかを教えてください。
(事務局) はい。現状の職員につきましては学校教育室長が所長を兼務しており、そして事務局長が1人、指導主事が(教育委員会事務局との)兼務で1人、そして教育研究所の研修員ということで1人、非常勤の相談員が1人と、あとスクールソーシャルワーカーが1人ということで事務局を運営しておりまして、そこに適応指導教室の相談員が2人入っている状況で運営しているところです。ただ、今後はこの事務局の職員というのが、総合教育センター構想の中でどのような機能を持たせるかということも議論をしていく必要があるのではないかと考えているところです。今現在の状況につきまして、これで十分かと言われたら、当然そこの部分について広めていくということであれば、今以上に人数が必要になってくるのではないかと考えているところです。
 それともう一つ、第9条の部分につきましては今まででしたら市内の学校ということであったのですが、市内に限らず他のとこからも相談がありますので、拡げていく必要があるだろうと考えているところです。
(委員) 地域、保護者に対するPRというのは、4月1日になっているのに、もう既に学校を通して流れているのですか。
(事務局) 昨年度も、例えば家庭教育講座等も公示して、そしてまた保護者の方にもPR等もしてきたところでして、また広報等も通じてPRをしているところです。
(委員) すでに出ているのですか。
(事務局) 今まだ作っているところです。
(事務局) 補足します。ただ今ご質問いただいた点につきましては、この規則は実は今年の1月に入った頃から教育研究所の職員から改正についての相談を受けておりました。本来ですと、3月31日までに規則を改正して、それで4月1日から、今おっしゃられたようにスタートするということを目指していたのですが、3月31日までに改正案を詰めることができませんでした。従いましてこの1ページのところに書いておりますように、施行期日につきましては「公布の日」からとなるわけですが、その適用につきましては日を遡って4月1日から適用します。
 併せて、あらかじめお断りをさせていただきます。今、議論いただいています議事の第1号、これは規則です。それに続く2号、3号、これも教育委員会の施策に関わる要綱を新たに制定するというものですが、いずれも規則、要綱ですので、教育委員会の権限において事務手続きを進めるものですが、この手続きの中で、先ずはその規則なり要綱を所管する室が「改正案」を作り、教育委員会の教育総務室が内容を確認します。もう一つ、市の総務部に法令の担当者がおりますので、そこの最終確認も得たうえで公布し、それから施行していくという手続きになります。現在この三つの議案については市の総務部の法令担当に相談をかけてはおりますが、今度、起案をしていく中で、市の総務部の意見によっては公布の際に若干、文言を訂正するという可能性もございます。要綱については、これから先に告示し、その日から適用させます。
(委員長) 一つ気になるところがあるのですが、第1条のところで2行目ですが「幼稚園(以下学校という。)の活動の支援Mu>の」と「の」が三つ続いていますよね。こういう表現というのはいかがなものか。一つぐらい「の」を削らなければいけないのではないかと思います。活動支援とか支援拠点という言葉にしたら、「の」が一つ減るのですが、いかがですか。「の」が三つというのは、ちょっと言葉の遣い方が気になります。今言ったように活動の為の支援ということなら「活動支援」でも良いのではないかと思います。
(事務局) ただいまご意見をいただいた件につきましては、一度確認したうえで直させていただきたいと思います。三つの「の」が並列した原因は何かと言いますと、新旧対照表の右側の改正前の部分をご覧いただきますと、「活動の拠点」という表現になっています。そもそも名張市教育研究所は教育研究かつ教職員の教育研究活動、あるいは研修活動の拠点であったわけですが、これに教職員だけでなくて保護者、児童生徒も含めて、あるいは地域ボランティア活動をしていただくような市民も含めて、そうした支援もしていくというところの機能を付け加えたために、こういう文章になってしまったわけです。例規には基本的に中点を使いませんので、今おっしゃっていただいた「活動支援の拠点」とするか、あるいは「活動」と「支援」という切り分けをするのであれば、「活動および支援の拠点」というふうな表現に改めさせていただきます。
(事務局) 一点だけすみません。ちょっと勘違いをしていまして、第9条で委員さんが言われましたように、「市内学校の」から「市内」を取りましたのは、第1条のところで市内公立学校および幼稚園のことを、それ以下は「学校」と書いてありますので、文言の整理をしたということでご理解いただけたらと思います。
(委員) 第1条で保護者への教育支援、それから家庭教育の振興は今までどこが背負っていて、その部分がこちらへ移行してくるのかということ、それから第3条の教育支援(3)情報収集、こういったものは今までどの分野でカバーしていてここへ移行する、またはどちらも動いてくるのか。そのあたりはどうでしょう。
(事務局) 端的な回答ができるかどうか分かりませんが、家庭、要は保護者の教育支援、家庭教育の振興ということにつきましても、背負わなければいけないという意味合いになってくると思うのです。ここが全て背負うのではなく、ビジョンの中ではそういった所で機能を持つことによって、市の研究の支援の拠点となっていくためには、やはりここも踏み込んでいく必要があるという位置付けが必要であると判断しています。あと、それに関わりまして情報教育、教育に関する情報収集および提供ということにつきましても、従来からもやっていたわけですけれども、そういった所も整理しながら、位置付けを考えているところです。
(事務局) 家庭教育につきましては、もともと文化生涯学習室の事務分掌ということになるわけですけれども、今、進めています総合教育センター構想をにらみながら、現在は教育研究所と文化生涯学習室、他にも市長部局とも連携を取らせていただいている状況です。

第2号 (仮称)名張市総合教育センター構想策定検討委員会設置要綱の制定について
(事務局説明)
(委員)  組織のことですが、第6号の「地域づくりの組織代表(若干名)」というところですが、これは今まででいうと区長の代表というような方が1名入ることになるのでしょうか。それから教育センターの中には、文化面関連のことなども、できれば取り入れていただきたいという気持ちもあるのですが、そういう関係の方が入られるということについてはどうですか。
(事務局) 地域づくりの組織代表につきましては、若干名という表現をしています。同様の表現は、8号の委員、1号の委員にもありまして、地域づくりの代表の方にご相談申し上げたところ、現在名張市の進めております15の地域づくり組織の代表の方にご相談申し上げて、どなたかにおいでいただく。人数については、1人の場合もあれば、1人ではどうかということになりましたら2人出ていただく場合もあるということでしたので、若干名という表現にしております。
 文化関連については、この中では入っていないという状況になっておりますが、それを取り入れていくとすれば、8号の「市民代表」の中で選出していくか、あるいは、文化を11号なりで追加していくかということで修正をしなければならないと思います。
 非常に長ったらしい名前になっておりますが、そもそも、こうした委員会に何かを諮問して、これに対して正式に回答、答申をいただくようなものについては、本来条例で設置せよという市の方針がございます。しかし、条例設置となりますと、議会が開催される時に条例議案を上程して議決していただかないといけないという時間が必要になってくることと、検討委員会そのものが何年間もずっと何かを審議していただくというものではなく、一定の期間で議論いただくということから、何とか要綱という形の設置を総務室と折衝してきたところです。そうした中で、色々柔軟に対応していくということを教育委員会も考えておりますので、3条でいうところの組織で入れておかないと、積極的に入ってこないので、そのことも含め必要であれば見直しをさせていただきます。
(委員) 8号の市民代表というと、私は、市民代表イコール地域づくりの代表がそれにあたるのかなというイメージがあるのです。その市民代表という中にはそれぞれの分野に長けた方と言いますか、当然、現在学校支援に入っていただいている方もそうですし、この教育センター構想の中に文化を取り入れるかどうかというところも含めて、そういうところのご意見を聞けるような方も、やはりその市民代表という中に入れていただいて、どういう教育センターを作っていくのかということを討議していただく場ですので、もう少し広い範囲で考えていただけたらなという意見です。
(委員) 任期を聞かせてもらおうと思っていたのですが、いつまでもするものではないと今説明されましたので、構想の基本的なものが出来上がった時ぐらいで終了ということですね。
(事務局) はい。この4条のところですが、前に校区再編検討委員会もこのような表現をしてあったものをベースに考えていただいたようです。一般的には、お願いする検討事項について報告をいただいた時点で、この委員会としては目的を達成したということで、そこまでの任期とさせていただいております。ただし、「委員会の目的が達成されたと教育委員会が認める日まで」という規定の仕方をしておりますので、「方向性を出したからこれで終わり。」とすることもできますが、「いやいや、まだその案でこういうこともしていただきたいのでもう少しお願いできませんか。」ということも教育委員会からお願いできるような、幅を持たせた表現になっております。ですから何年ということではありませんので、具体的にどうなるかというと委員が決まって集まっていただいた時に、「これはどれくらいの期間かけてやりましょうか。」と委員さんの中で決めていただく、あるいは市のほうから大体いつごろまでにお願いできませんでしょうか、というやり取りがあって報告の時期を決めていただくということになります。それが任期になってくるということです。
(教育長) 若干名というのは、複数にすると15人以内という規定をオーバーする場合もあるので、これはちょっと考えていかないと。明確にもう15名以内ということで、それから中身についてはあれもこれもとなかなかできないと思います。教育研究所の家庭教育にその辺を発展させていくことをメインにというようなことを考えていくと、私はできたらいろんなこと、今後の中身、委員長になるか教育長になるのかわかりませんけれども、例えば教育長が必要に応じて必要と認めるもの、そうした意味合いを11号に入れておいて、そうしたことを含めてやっていくことも可能かなと思います。室長もおっしゃいましたが、長期間をかけてすることではないと思いますし、また一つのたたき台が3年ほど前にでき上がっていますので、それに基づいて協議いただくことですから、比較的やりやすいのではないかなと思っているところです。そういう中で、今の教育研究所の目的である家庭教育、保護者の支援というかたちで、やっていただいたら良いと思います。
(委員長) 必要によって第3条の11号に持ってきたらということで、必要に応じて柔軟に必要な人にお願いをしていただくとして、教育長もしくは教育委員長としたほうがよろしいですか。
文化専門としたら教育委員もいるけれども、どうしてもそれが主体になっていきますから、それが少し気にはなるので、あくまでも教育が中心でその中にちょっと文化的な教育の面を入れていく、やはりそういう意見を出していただける方が必要です。
(事務局) この原案は学校教育室で作ったわけですが、8号のところですけれども、市民代表というところでお考えいただいたのは、今、学校支援地域本部事業のことでかなり学校に支援ボランティアとして市民の方に入っていだいており、この支援ボランティアの代表を想定しています。先程、委員長にお示しいただいた方向性としては、この1号、6号、8号の中に文化の人を意識して選任していくという、どちらかというとそれほど積極的に明示はしていかない、もしくはこの括弧書きのところに文化というのを入れていく、最後はもっと積極的に新しい号を11号として起こしてはどうかと。事務局では、6号と8号というのは一本にできないかなということを話し合いました。どちらも若干名ですので、地域づくり組織とするか、市民代表とするかは別として、市民代表として地域づくりの組織の方が入ってきて、ボランティアの方が入ってきて、そうすると10号までで先程教育長からご提案のありました、その他教育委員会あるいは教育委員長、教育長となるか、そこは検討するとして、その他教育委員会が必要と認めるものというのを10号で入れられるのではないかと考えます。
(委員長) 一緒ということで考えておられると、もう一本でよいですね。地域づくりと指定せず、市民代表で良いのではないですか。
(事務局)  いずれにしても、意識してそういう方を選んでいかないと、結果的にそういう方がいなかったということになってしまいますので、それを要綱の中で明示するかどうかということについて、ご意見をまとめていただけましたらそのように修正をいたします。明らかに文化ということを出して要綱を設置していくのか、書かないけれども事務局は心してそういう方を選任するようにと、努力目標的なものとして留めていただくかのどちらかになると思います。

第3号 第2次名張市子ども読書活動推進計画策定検討委員会設置要綱の制定について
(事務局説明)
(委員) 法律が平成13年にできたということは「第1次推進計画」は古いということですか。
(事務局) はい。第1次の策定は平成15年でした。
(委員)  現在に合わないということですか。
(事務局)  大体5年を目途に見直しをさせていただいています。
(委員) これをベースにして手直しをするということですか。
(事務局) 基本的にそういう形になると思います。
(委員)  委員会の設定とか委員の基準とか、委員会組織は第1次の時のものと基本的には一緒ですか。
(事務局) 第1次の計画のときは、子どもの読書活動の推進に関する法律が平成13年にできているのですが、その法律ができてすぐに委員会組織ではなくて、事務局内で計画を策定しいていますので、委員会組織という形では今回が初めてです。
(委員) この委員会は公開、非公開ですか。
(事務局) これは公開です。

議事(2その他)

議事(2その他)
2  その他
1) 平成23年度教育関係費6月補正予算(案)について
(委員) 公民館の駐車場がグループホームに変わるということですか。
(委員) 現在の駐車場の一部が狭くなるということか。
(事務局) そうなります。駐車場が狭くなる分を消防のポンプ庫の裏の更地になっているところを今度は駐車場にする。台数的には現状維持ということになります。
(委員長) ポンプ庫はそのままにしておいて。
(事務局) ポンプ庫はそのままです。
(委員長) 公民館の駐車場になっているけれども、ÅDSホールを利用する人達も同じように停められる場所と考えて良いのですね。
(事務局) はい。そうです。
(委員長) 公民館の駐車場については、公民館の事業がある時にADSホールのお客さんが来て車を停めるから、公民館を利用する人が停められないということがちょこちょこあるということを聞いている。これが広がるわけですか。それとも規模は一緒ですか。
(事務局) 規模は同じで、駐車台数も同じ台数です。
(委員長) 公民館が優先的に使う駐車場を考えるのですか。
(事務局) 現実には、先に会場に来た人が車を停めるということから、公民館の行事が先に始まると公民館を利用する人は停められますけど、ADSホール側の催しが先に始まりますと、駐車場がもううまってしまっていて、その次に公民館の利用者が来ても停める場所がなくなってしまうということが起こります。
(事務局) ADSホールで大きな事業がある場合には、朝日町公園を駐車場として利用させていただいたり、公民館分の第1、第2の駐車場部分については、あけておくということで公民館とは連携しています。

2) 就学校の変更について
(事務局説明)

3) 集団かぜ(インフルエンザ)による学年(学級)閉鎖等について
(事務局説明)
(委員長) 日数が学校によって違いがあるが、何か基準があるのですか。
(事務局) ぱっと広がりつつあるときに思いきって休んだとか、校長の判断で2日程度というのが多いと思うのですけれども、1週間弱休んだ所もあります。
(委員) 学年については、学級数の何パーセントとか、何人とか。
(事務局) 検査する基準は決めているのですが、日数については学校の判断で校医とかに相談して、半数以上の学年が休んだ場合は休校にするとか、学級の半分以上休んだ場合は学年閉鎖にするとか、そういう基準はあるのですけれど、日数的には校医さんと相談しながら学校長が最終的に決めます。
(委員) インフルエンザというと、秋から冬にかけてのイメージが今までは多かったと思うのですが、今年の4月に入って、これはやっぱり珍しいことなのでしょうか。
(事務局) そうですね、去年はこんなにはなかったです。今年は名張だけではなくて、他でもかなりあったようです。ちょっと気候的なものもあるかと思います。
(委員) 予防接種の時期が4月になったら効果も薄れてくるというようなことを、もし傾向が変わってきたらそういうことも全てが変わって保健委員の書いている資料も次第に変わってくるのかなと。
(事務局) 今回、特に型は全て指定、確定しているわけじゃないですが、B型が多いようです。
(委員長) 昨年度の予防接種をした人は効かないですね。確か11月にしたが、効果は3ヶ月程度だからもう効かない。
(事務局) 免疫がなくなってしまいますから。
(委員長) 重症というか重くなったような子はいなかったのですか。入院するとか。
(事務局) 入院とかはないです。
(委員)  この一番あとの、悪い心と悪心というこれはどういうことですか。
(事務局) 医学用語だと思います。
※補足: 悪心(おしん):気持ちが悪くて、吐きそうな感じ。吐き気。

4) 平成23年5月1日現在の児童生徒数および学級数並び児童生徒数10年推計について
(事務局説明)
(教育長) 本日配布しましたものは、23年度の学級、児童数のところは5月1日現在です。
 前回の委員会で配布したものは、4月1日現在でした。

5) 平成22年度名張籐堂家邸、夏見廃寺展示館の利用状況について
(事務局説明)
(委員) 奈良の博物館へ行ったときに、夏見廃寺と同年代に作られた瓦が展示されていて、それを見せてもらいながら夏見廃寺のことを聞かせてもらうのだけど、夏見廃寺展示館の中の展示物は新たなものが出てくるというようなことはないですね。発掘していませんから。模様替えとか、こんなことになりましたとか、そんなのはありますか。休みの日もあるとしたら、施設の職員が年間4人というのは多いなと思うのですけど。今言ったように、近鉄のハイキングコースに入っていたら、これも当然なだれ込んでくる部分もあると思うのですが、展示物など模様替えなどはされているのですか。
(事務局) いいえ、していません。夏見廃寺につきましては、展示物がほぼ限定されていますので、あとは本当の室内の模様替え、配置換え、あるいは説明板が不足しているというようなご指摘も受けていますので、そういう色づけみたいなところを、手を加えていかないといけないのかなと思っています。藤堂家邸につきましては、若干色んな大きなイベントを今年は民間のほうで準備してくれています。その中で、何とかイベントの参加者が立ち寄ってもらえるように、その日だけは玄関、門のところに陣幕を張るとか、そういった形のひと工夫をしてみようかなと思っているところです。全国的にこうした施設への入館者数が減っているところなのですが、ちょっとじり貧状態ですので、せめて昨年の同等には戻したいなと思っています。
(委員長) 入館者は、市民の方と外部の方との割合はどうですか。
(事務局) それは、集計をとってないので正確にはわかりませんが、夏見廃寺につきましては、市外の方のほうが多いです。市内の方は、一回来られた方はもうほとんど来られないというところで、藤堂家邸については、市民の方が市外から来られた方を案内して一緒に来られるということも結構あるのですけれども、どちらかといえば市外の方のほうが増えて来たのかなという気がします。
(委員) 小学生の遠足で、今日もたくさん来ていただいているようです。遠足のコースとかになっているのですか。
(事務局) 夏見廃寺は近くに広場がありますので、遠足コースに取り入れてもらっています。小学生については入館料が減免ということで入館料に反映しないのですけれども、それでも立ち寄ってくれる学校は1、2校ぐらいです。
(委員) 小学生の中で自発的に行こうという興味はなかなか持ちづらいと思います。名張を知ってもらうという意味では、一度は行くようなイベント、ルートが出来ると興味が出てきます。
(委員長) アンケートはとられてないということですね。
(事務局) はい。
(委員長) 去年でしたか、以前にも聞いたことがありましたね。
(事務局) はい。
(委員長) やはりアンケートをとって見学者にどこからみえたか、感想はどうだったかとか、それから色んなアイデアとかをお聞きして今後の参考にされることが必要ではないですか。そこにはきついことを書かれることも多いけれど、こうしたほうがいいなということに繋がっていけば、市民感覚でやっぱり市外の人達の感覚とまた違うから。
 恐らく夏見廃寺は専門家の人達が来ると思うのです。難しいものですから。小学生が行ってもわからない。『ああ、きれいやな。』って思うだけでしょう。だからもうちょっと子ども達にも分かりやすいように工夫をするというか楽しめるようにといったら、ちょっとお金はかかるけれども子ども達が遊ぶことができるというか、遊び感覚で勉強できればと思います。そういう本当に勉強しに行くという感覚ではなかなか行きづらいから、まあそれはお金もかかることだけれども、それも今後考えていくというか、事務局で検討していただきたい。
 来館者は専門家が多いですよ。大学の教授など夏見廃寺を支援しているグループがおられるから、その人達が支えてくれて発表してくれているから、少しでも夏見廃寺に行ってない人はいきたいなと思ってくれるかもしれない。しかし、やはり遠距離だし、ぽつんとあんなところにあるから行きづらいということもあるけれど、案内板も必要だし、立看板とか色んな簡単な説明とか、そういう案内板ももっと必要なこともあるかなと思います。それから、チラシなんかはどこへ置かれているのですか。
(事務局) 駅前に置いています。
(委員長) 名張市内だけでしょう。
(事務局) 市内だけです。
(委員長) 上野城とか、忍者屋敷とか、奈良県の室生のほうとか、そういう所へも置く必要があるのではないですか。色んなところにチラシを置いたら、そしたら連携して「ここに来たら今度は夏見廃寺に行ってみようか」と、こうなってくる。
 他所に行けば、その施設にそこの県内のチラシが全部揃っているのですよ。どこに行ってもそうですよ。それを持って帰った人が、次にちょっと家族で行くときはここに行こうか、ということに繋がるから、もっと幅広いところへPRをしていって、上野のほうのチラシも名張で預かって、宣伝してやるといった協力体制が大事だと思うのです。
(事務局) 博物館とは付き合いがありますので、それぞれの博物館に置いてもらうように依頼をします。
(委員長) 周辺の観光地へも置いてもらうということをね。藤堂家邸もやってくれているからいいけれども。それから、ここにお勤めの方おられるわけですが、その人たちの費用を入館料で賄えていないのではないですか。
(事務局) もちろん、人件費はありません。
(委員長) 無いですよね。それから、この人達の意見というのも色々出て来てるのではありませんか。お勤めの方たちからの希望など、こうして欲しいとかいったことはありませんか。
(事務局) はい。
(委員長) こういう意見も市民からあったとか見学者からそういうのも1回まとめてもらったらどうかと思います。名張を売り出すのは、これぐらいしかないのだから、座っていたら、何もできないのではないですか。
(事務局) はい 要望があれば説明します。
(委員長) 説明してくれる。
(事務局)  一日で入館者がゼロの日があります。
(委員長)  退屈やね。
(委員)  寂しいな。職員も一度体験してみなければ。一日中ずっと座って。
(委員長) 難しいですね。まあ座っている人は、何人来てもらおうと時間で賃金をいただけるわけだから。これがノルマになってきたら大変。
(委員) 以前、名張市に健歩会というのがあって、藤堂家邸はコースに入っていたけれど夏見廃寺は入っていなかった。それともう一つ、休みが週二日あるのですね。
(事務局) はい、月曜日と木曜日です。
(委員長)  観光地で、そんなところは少ないのではないですか。
(事務局) 財政部局との話の中で、日当5千8百円分の収入があるのだったら、予算をつけられるが、と言われています。
(委員長) しかし、それをしない限りは減っていく一方ではないですか。以前にも、団体の人に言われたことあるのです。
(事務局) 団体の場合は事前に一報いただければ、特別に職員が対応してくれます。
(委員長) そういう形で言ってきてくれたらいいけれど、小グループだったら言わないでしょう。
「確か月曜日をはずして行ったらいい。」と思って来てみると休みだった。それでがっかりして帰ってくる。名張はそういう文化面でのサービスがものすごく悪い。評価がものすごく低い。それは、私たち個人ではなく、体制の問題だと思うけれど。そうした名張の悪いところが、ネットに書かれています。一つ頑張っていただきたいと思います。
(委員長)  今年、具体的に何か考えていることはないですか。
(事務局) 新しい公で考えています。5つの団体さんの中で集客等ありますし、それと近鉄ハイキングとか色んな街中の散策会のイベントにあわせて、入館者数といいますか立ち寄ってもらえるような目立つ工夫を入れるようにしたいと思っています。
(委員長) 受付をしている方たちは、個人的に勉強はしているけれども、やはりあの人達の研修というのを考える必要があるのじゃないですか。専門家が来てその人達に問い合わせをするのですが、「知りませんわ」という返事では、「何やこの施設は」と思われることになります。
 よそではみんな学芸員等が置かれていて、その人たちは勉強をしているから対応できるのですね。ところが、名張市では「知らない。」というので終わってしまうのです。そうしたことは、教育委員会に言ってもらえば対応すると言うものの、そこまでやってくれる人はほとんどいない。その場でやはり話を聞かせてもらったり質問したりできるのが良いのです。藤堂家邸でもそうですね。昔、名張の侍であって、ここで家来として住んでいた人達の子孫が東京とか県外に散らばっている。そういう子孫が藤堂家邸を訪ねて来られるのですね。そうした人から、『私たちの家はどこにあったのでしょうか。』とか、『昔はどうだったのでしょうか。』といった問い合わせがありました。他にも『どこどこの誰々さんが武家の中で親戚がいるのだけれども、そういう人はどこで住んでいますか』など、そうした問い合せに対して、名張では「知りません。」といった対応をするので、全部上野のお城へ問い合わせをされるのです。上野は専門家がいるから全部対応できるのですよ。名張はそれでますます訪問者が減ってくるというようなことがあるから、これからは、そういうことを頑張っていって欲しいと思います。名張市で答えられるのは市史を担当している方ですね。やっぱり色々調べた結果をまとめてそれを発表するということで繋がっていくと思います。

6) 平成22年度体育施設等の利用状況について(勤労者福祉会館・体育施設・武道交流館いきいき、学校開放)
(事務局説明)

7) その他
 各所属からの諸事項
   定例教育委員会の日程について
    

(委員長)それでは、これをもちまして、平成23年度第2回定例教育委員会を終わります。
 

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電話番号:0595-63-7849(総務担当)・0595-63-7873(施設・学事担当)
ファクス番号:0595-63-9848
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