地域計画(人・農地プラン)とは
更新日:令和6年10月23日
地域計画(旧 人・農地プラン)とは
農家の⾼齢化等に伴う担い手不足による耕作放棄地の拡⼤が懸念される中、「人と農地に関する課題」について地域で話合い、解決を図るための基本計画を策定する『人・農地プラン』制度が平成24年度に制定、翌25年度から始まりました。その後、制度が始まって4年が経ち、より具体的で実効性のあるプランの在り方が検討され、令和元年度から「人・農地プランの実質化」が進められました。(実質化された人・農地プランは本ページ下部参照)
こうして地域農業の将来像をそれぞれの地域で話し合う形で検討が行われてきましたが、懸念されていた高齢化に伴う農家戸数の減少が現実に進み、耕作放棄地が増える中、農地が利用されやすくなるよう、農地の集約化等に向けた取組を加速化することが喫緊の課題となってきました。
そのため、令和4年度に農業経営基盤強化促進法が改正され、令和5年度から『人・農地プラン』を『地域計画』として法定化されました。
地域計画の概要
「地域計画」は、これまで地域農業の将来の在り方を示した「人・農地プラン」が、の農業経営基盤強化促進法の一部改正に伴い法定化された計画となります。
そのため、地域農業の将来像を描いた今までの「人・農地プラン」に、一部の追加協議事項や「目標地図(10年後の1筆毎の農地の耕作者を示した地図)」を加えたものが「地域計画」となります。
目標地図とは
10年後の農地利用の姿を示した地図 (1筆毎に将来の耕作者を明記したもの)で、農業委員会が担い手等の意向を確認し、将来の農地を誰が利用するかを明確にします。
地域計画に添付される目標地図は、地域での話合いに用いられる現況地図をベースに、10年後の将来の目指すべき地域農業の在り方を反映することとなります。
目標地図は農地ごとの将来の耕作者をイメージとして示すものであり、現状の耕作者が耕作できなくなった段階で将来の耕作者が引き受けられる状況が容易に確認ができるものとします。
なお、この目標地図は、現在の耕作者に離農を促すものではありませんし、将来の権利移動が確定するものでもありません。あくまでも、個々の担い手が預かる余力のある面積や現在の耕作場所等の情報から農業委員会が将来の集約化のイメージとして整理した地図となります。
協議の場について
地域計画は地域の意向を取りまとめ、公表する制度です。計画を策定する際には地域計画の原案作成に必要な地域の意向を決定する協議が必要であり、その協議結果はホームページ等で公開することとなっています。地区名 | 開催年月日 | 協議結果 |
新田区 | 令和5年7月2日 | 協議結果 |
赤目町一ノ井区 | 令和6年2月24日 | 協議結果 |
赤目町相楽区 | 令和6年6月9日 | 協議結果 |
美旗中村区 | 令和6年6月22日 | 協議結果 |
上小波田区 | 令和6年8月7日 | 協議結果 |
結馬区 | 令和6年8月18日 | 協議結果 |
鵜山区 | 令和6年9月21日 | 協議結果 |
地域計画
本ホームページ更新日現在、名張市において策定された地域計画は以下のとおりです。地区名 | 策定日 | 地域計画 |
赤目町一ノ井区 | 令和6年8月9日 | ・地域計画 ・目標地図 |
実質化された人・農地プラン
本ホームページ更新日現在、名張市において実質化された人・農地プランは以下のとおりです。○北部工区人・農地プラン(最終策定・更新日:令和3年3月26日)
○黒田地区人・農地プラン(最終策定・更新日:令和3年3月26日)
○井手地区人・農地プラン(最終策定・更新日:令和3年3月26日)