平成30年度名張ゆめづくり協働塾実施報告
更新日:2019年3月31日
まちづくり研修(新人研修)
平成30年6月29日に、新たに就任された地域づくり組織の代表者や役員、市民センターの施設管理者および生涯学習責任者等を対象とした研修を実施しました。名張市のまちづくりの経緯・理念や、「協働」、人口構造について研修を行い、約50名の方の参加がありました。受講者からは「今後のまちづくり活動について考えるきっかけになった」「高齢化など各地域の課題にどう取り組んでいくか」などの意見がありました。
関連ファイル
・まちづくり研修講演議事録・レジメ_「地域づくり組織と協働を改めて考える」
・レジメ_事例紹介等
・レジメ_おわりに
中部地域円卓会議
平成30年11月28日につつじが丘市民センターにおいて、市内中部地域(名張、蔵持、つつじが丘、梅が丘、鴻之台・希央台)を対象に円卓会議を実施しました。各市民センター等の子どもに関する講座などの取組みについて紹介し合い、お互いに質問を交しながら交流しました。続いて、3つのグループに分かれて、それぞれセンター業務をどう進めているかなどの関心事や、まちづくり業務や地域の課題などの意見交換を行いました。また、「他地域の情報がもっと分かればいいなあ」「他地域との行き来をもっと活発にできれば」など、これからの展望についての話もありました。
地域カルテ学習会
平成28年度に地域カルテを作成し、各地域に配布しました。地域ビジョンの見直しを検討している地域において、カルテ作成の意義やカルテの活用方法などについての学習会を実施しました。(1)平成30年11月29日 場所:百合が丘市民センター
地域資源の活用や若い力を生かしていくことについて、ワークショップを行い、地域を活性化させていくためのビジョンを組み立てていくきっかけと
なりました。
(2)平成30年11月30日 場所:すずらん台市民センター
現在の活動を見直すためのワークショップを行い、今後は既存の活動を組み合わせていくことはできないかといった展望がありました。
(3)平成31年 1月24日 場所:つつじが丘市民センター
地域で持つさまざまなデータの活用方法について、意見交換を行い、その内容が地域のアイディアマップとなりました。
関連ファイル
(1)地域カルテ学習会議事概要(百合が丘)(2)地域カルテ学習会議事概要(すずらん台)
(3)地域カルテ学習会議事概要(つつじが丘)
防災ワークショップ
(1)平成30年12月26日 「プラス防災」「プラス防災」をテーマに、9グループに分かれてワークショップを行いました。「防災と言わない防災活動」のアイディアを練り、普段の生活や地域
づくり活動にひと工夫を加えることで、これまで地域の防災活動などに参加がなかった層にも参加してもらうきっかけになります。
今後、ひとつひとつの地域活動に防災のエキスを加えることができないかという視点を持って企画し、積み重ねていくことが、地域防災にとって重要で
あるということを学びました。
(2)平成31年1月19日 「発災から3日後」
発災から3日後に、自分が困ることを考え、それと並行して他の人(例えば、72歳の認知症の妻とともに在宅避難している夫、難聴だが補聴器をなくし
避難所でのアナウンスがほとんど聞こえない男性、日本語が片言しか話せない出稼ぎの外国人など)が困ることを想像し、支援策を考えることをメインの
ワークとして行いました。
また、発災当日についてだけでなく、各地域で、「地域防災として発災前にやること、出来ること」を考え合い、具体的な提案を発信し続けることで、
個々の防災に対する意識や地域力が高まることを再認識しました。
(3)平成31年1月23日 「適切な避難」
避難勧告が出されても避難しない理由を考え、逃げない人の立場になって、避難のハードルを下げるアイディアをグループで考えました。
発災前に面識社会をつくる→発災当日は安全な場所へ逃げる→発災後に災害関連死を出さない、このような分断なく連続した取組ができるのは地域だけ
で、災害時における地域の役割はとても重要です。
今後、避難所に行きたいと思わせるようなプラスのイメージに変える工夫を、それぞれの地域で行っていく必要性を感じました。
関連ファイル
(1)防災ワークショップ(1) プラス防災~普段の地域づくり活動を防災・減災につなげるには~(2)防災ワークショップ(2) 発災から3日後~地域では何が起こっているのか~
(3)防災ワークショップ(3) 適切な避難を促すために~避難への心理的・物理的なハードルとは~
職員研修
平成31年1月11日に職員研修を実施しました。第一部では、これまでの名張市の地域づくりについて市長より説明を受けました。第二部では、市職員として、地域との協働のあり方や意識の向上を狙い、講義後にはワークショップを行いました。ワークショップでは、地域・地元企業・市・県などがそれぞれどのような技術や知識を持ち、課題に取り組むにはどのような連携が図れるかを話し合いました。
関連ファイル
・「協働をさらに進めるためのポイント」講演資料人材発掘研修【なばりのまちづくり】
平成31年1月12日に、地域づくりに参画されている方や市民向けに人材発掘研修を実施しました。今後は、地域によって課題が違うことを理解し、必要な取り組みをしていかなければいけないことや行政依存体質を改善してさらなる住民自治の構築が必要になること、若者世代が交流できる場所をつくり、新たな担い手となってもらえるよう意見を丁寧に聞いていく必要があることなど、これからの名張市に必要だと思われるポイントがたくさんありました。また、今後ますます少子高齢化が進み人口構成が変化していく中で、地域の事業を「ついでにやる」「まとめてやる」といった「掛け算」で考えることが重要だと提案がありました。地域づくりも今のままでは立ち行かなくなるので、これからの時代に即して進化していくことが今後の課題だということが分かりました。
関連ファイル
・人材発掘研修講演議事録
・人材発掘研修講演議事録(要旨)
・「将来を見据えると地域づくりの進化は不可欠!」講演資料