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「エシカル消費」をはじめませんか

更新日:2020年11月4日

◆「エシカル消費」って何?

皆さんは「エシカル消費」という言葉を聞いたことがありますか?
「エシカル」とは、直訳すると「倫理的な」という意味です。
それでは、「倫理的な消費」とは一体どういうことでしょう?


◆人・社会・環境にやさしい消費をしませんか?

私たちは、毎日必ず何かを消費して生きています。
食べることは食べ物の消費、着ることは服の消費、電気を点けることは電力の消費です。
その消費が、人・社会・環境などに与える影響を少し考えてみましょう。
例えば、「地元産の野菜を買う」と、どんな影響があるでしょう。
まず、地域の農家が潤い、自分の住む町の活性化に繋がります。
また、地元産の野菜は輸送距離が短いため、CO2の排出量が少なく、環境に優しいです。
収穫・出荷からお店に並ぶまでの時間が短いということは鮮度も高いはずですね。
このように、何かを買ったり、消費したりするときに、できるだけ人・社会・環境などに優しい選択をすること ― それがエシカル消費です。


◆エシカル消費は、自分にできる範囲から。

「このTシャツ、何でこんなに安いんだろう?」
それは、もしかすると発展途上国の貧困や飢餓、児童労働と密接にかかわっているかもしれません。
でも、私たちは毎日服を着ないわけにいきません。
「自家用車で通勤するのは環境に悪いよなぁ」
その通りです。
でも、毎日の通勤を急にバスや自転車に変えることは難しいでしょう。

まずは自分にできる範囲から始めてみましょう。
安いTシャツは、安いからといって必要以上に買わない。
自家用車の通勤を、週に1日だけバスに変えてみる。
これも立派なエシカル消費の第一歩です。

地球には、たくさんの人が住んでいます。
たとえ一人ずつの行動は小さくても、みんなでやれば大きな影響力になります。
「これは本当に必要かな?」
「長く使えるかな?」
「どこで作られたのかな?」
「環境に優しいかな?」
買い物をするとき、そんなことを少し考えてみませんか。
皆さんの小さな意識のかたまりが、世界をより良い方向へ、大きく変えていくのです。


◆身近にあるエシカル消費

〇マイバッグを持参してレジ袋を断る
〇余分なものを購入しない
〇使い捨てより長く使用できるものを購入する
〇環境に配慮した製品(エコマーク付き商品等)を選ぶ
〇地産地消を心がける
〇地元のお店で買う
〇福祉作業所等で作られた商品を購入する
〇被災地の特産品を購入したり旅行に行く
〇寄付金付き商品を購入する
〇フェアトレード商品を購入する

これらはすべてエシカル消費です。
「エシカル消費」という言葉を知らなくても、意外と既にエシカル消費をしているな、というかたも多いのではないでしょうか。


◆子どもにできるエシカル消費

あまり買い物をしない小さなお子様にも、できることはたくさんあります。

〇見ていないテレビは消す
〇食べ物を残さない
〇消しゴムやノートは最後まで使う
〇シャワーを出しっぱなしにしない
〇ごみを分別する

これらもすべてエシカル消費です。
「物や資源を大切に使う」という、誰にでもできるシンプルなことが、子どもたちの未来をより良くすることにつながっていきます。


◆SDGs ー 世界のみんなが幸せになるために

最近、テレビなどでもよく聞くようになった「SDGs(持続可能な開発目標)」。
貧困や飢餓、健康、教育、ジェンダー差別や環境問題など、世界が直面する様々な問題に対し、世界が一丸となって取り組むための目標のことを言います。
エシカル消費は、このSDGsと密接にかかわっています。
私たちの小さな消費活動が、少し意識の持ち方を変えるだけで、世界の問題解決につながっていくのです。

世界のみんなが幸せになるために、エシカル消費をはじめてみませんか。


◆名張市のエシカル消費啓発事業

名張市では、エシカル消費の啓発のため、工作教室や講演会を開催しています。
ご興味のあるかたはぜひご参加ください。

このページに関する問い合わせ先

市民部 市民相談室
電話番号:0595-63-7416
ファクス番号:0595-63-2373
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