多重債務相談について
更新日:2021年4月6日
多額の債務(借金)を抱えてしまい、どのように努力をしても返済できない状況になってしまった場合、債務を整理することができます。
債務整理をご希望の方は、一人で悩まず、まずご相談ください。
相談手順
- 市役所に来ていただきます。(できるだけ債務整理を希望される本人がお越しください)
- 債務状況や生活状況をお聞き、ご相談内容に適した専門機関(指定の弁護士・司法書士)に引き継ぎます。
ただし、債務額が140万円を超える場合は、弁護士しか引き継ぎができません。
相談の際には、契約内容のわかるものがあれば、ご持参ください。 - 市から紹介した専門機関(弁護士または司法書士)の事務所にお伺いください。
1回目の相談料は無料ですが、2回目以降や債務整理にかかる経費は相談者の負担になります。
債務整理の種類
債務整理には次の4つの方法があります。- 任意整理
裁判所を使わず、弁護士や司法書士といった専門家を通じて、業者と話し合い、返済額や返済方法を決める方法。 - 特別調停
裁判所に調停を申し立てを行い、調停の場で業者と話し合い、返済額や返済方法を決める方法。
裁判所に選任された調停委員が間に入って話し合いを進めてくれ、法律の専門家を頼まずにできるので費用が安いが、返済計画に強制力があるため、返済が滞ると直ちに給与等を差し押さえされる。 - 個人再生
将来の継続的な収入から借入金を返済する計画を立て、その計画を裁判所が認めれば、その再生計画にしたがって返済することによって残りの債務が減額される。
住宅ローンがある場合は、売却せずに手続きを進められるが、住宅ローンは減額されない。
再生計画案どおり返済ができなくなった場合、再生計画の取り消しの可能性もある。 - 自己破産
任意整理や個人再生のように、将来の収入で返済しようとしても、債務が多額で返済が困難な場合は、裁判所に自己破産を申し立てを行い、免責決定が得られれば債務が免除される。ただし、自己破産しても税金や子供の養育費など債務が免除されないものもあります。また、破産原因によっては、免責決定が得られない場合もある。
多重債務に陥らないために
お金を借りる場合は、便利さだけに目をうばわれないように、返済できるかどうか、よく考えることが必要です。
事前に本当に借り入れが必要か確認し、計画的に考えましょう。
また、クレジットカードの利用も借金をしていることと同じです。計画的に利用しましょう。