市長就任にあたって市民の皆さんへのメッセージ

市長就任にあって市民の皆さんへのメッセージ

　4月25日、第五代名張市長に就任いたしました北川　裕之（きたがわ　ひろゆき）です。　

　どうぞ、よろしくお願いいたします。

　先般の市長選挙において、市民の皆さんからたくさんの票をいただき、当選させていただきました。その期待や思いにしっかりとこたえられるよう、職員や市民の皆さんと一緒になって頑張らせていただきたいと思っております。

　大変厳しい財政状況の中で、亀井前市長は地域内分権を進められ、また、まちの保健室や名張版ネウボラに象徴されるような福祉の充実、医療体制の構築をしっかり進められてこられました。

　そういったものをしっかりと受け継ぎながら、公約にも掲げました「新しい産業が息吹くまち」、「若者が定着するまち」、「誰もが安心して暮らせるまち」、そして、10年先を見据えた、名張市の新しいまちづくりを「チーム名張市」として、職員や市民の皆さんと一緒になって進めてまいります。

　私の今後の施政方針については、6月に開催される市議会定例会で表明させていただきたいと思いますが、昨今、コロナ禍における経済停滞に加えて、原油価格の高騰等による幅広い分野での物価上昇や、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻による世界経済の混乱などによりまして、市民生活や事業者の皆様の経営は大変厳しい状況にあります。

　さらには、社会保障や人口減少問題のほか、長期化するコロナ禍の中、孤独・孤立や引きこもり、生活困窮、虐待、ヤングケアラーといった新たな課題も顕在化してきております。

　このような大変重要な局面において、市政運営を担わせていただくことに責任の重大さを痛感しております。

　しかしながら、困難な状況にある時ほど、行政の真価や底力が問われるものであり、乗り越えるための努力は明日の市政の礎を築く糧となるはずです。

　市民の皆さんとしっかりと向き合って対話を重ね、信頼関係をさらに築き上げ、市民福祉の向上と市政発展のため全身全霊を傾けてまいりますので、市民の皆さんのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　令和4年4月25日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名張市長　北　川　　裕　之