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名張市

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市長から市民の皆さんへのメッセージ(令和4年1月)

更新日:2022年1月6日

名張市長から市民の皆さんへのメッセージ(令和4年1月)

 
 明けまして、おめでとうございます。

 皆様方におかれましては、令和4年の新春を健やかにお迎えのこととお慶びを申し上げます。

 

 昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、一年の約半分の期間、国の緊急事態宣言の発令やまん延防止等重点区域の指定などを受けていたことになり、市民並びに事業者の皆様には、感染防止対策を徹底いただくほか、行動・活動の自粛や制限、イベントの縮小・中止、営業時間の短縮など、長期間にわたり我慢を強いられた一年でありました。

 幸い、皆様方のご理解とご協力、ご努力によりまして、医療提供体制の崩壊といった最悪の事態は回避することができましたが、年末年始にかけて、諸外国をはじめ国内でも、新たな変異株「オミクロン株」による感染の広がりが確認されるなど、「第6波」を警戒すべき状況になりつつあります。

 市民の皆様におかれましては、「マスクの着用」や「手洗い・手指消毒」、「こまめな換気」など基本的な感染防止対策を徹底いただくとともに、「マスク会食」や「黙食」の実践など、感染リスクを避ける行動をしっかりとっていただきますようご協力をお願いいたします。

 

 さて、本年の干支は、「壬寅(みずのえとら)」の年です。壬寅には、「厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎(いしずえ)となる」といった意味があるようでございます。

 しかし、迎えた新年も、世界各国では新型コロナとの闘いが続いており、我が国では、外出や行動の自粛・制限により、ひとり暮らしの高齢者や学生、失業された方、ひとり親家庭の中には、経済的な苦境や孤独・孤立に陥り、必要な支援が行き届きにくくなっているといった実態も浮き彫りになっております。

 そのような状況にあって、本市では、独自の「地域福祉教育総合支援ネットワーク」により、民生委員・児童委員をはじめ、地域づくり組織や各関係機関・団体の皆様などと、まちの保健室、地域担当保健師とが連携・協力し、様々な課題を抱える方々を早期に発見し、見守り、寄り添いながら必要な支援につなげる取組を平成28年度に開始し、以来今日まで、その進化・発展に鋭意取り組んでまいりました。

 私は、市民の皆様と築きあげてきた「地域共生社会」の「見守り・寄り添い型の伴走支援」がコロナ禍においてもしっかりと機能していることを改めて認識いたしました。
 そして、全国の自治体に先駆けてこうした取組を実施できますのは、私が平成14年に市長に就任し、「福祉の理想郷」の実現を目指したまちづくりを進めてきた中で、「互助・共助」の精神が、地域並びに市民の皆様の心にしっかりと根付いてきているからだと思わせていただいております。

 

 一方、国内においては、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬が開発され、実用化の目途が立つなど、希望の光は差し込んできております。

 コロナ禍で当たり前であった常識や価値観が大きく変容しておりますように、コロナ前の世界にそのまま戻ろうとするのではなく、コロナ後の新しい世界を思い描き、様々な変化に挑戦することが求められる一年になるであろうと認識しております。

 そういう意味では、名張市政も、これまで、市民の皆様と築きあげてきた「すべての市民の社会参加がかなう地域共生社会」を礎として、今一度、地域社会で誰も孤立させず、誰一人取り残さない強い覚悟をもち、「持続可能な地域共生社会の実現」に向けて、さらに大きく前進させていく必要があると感じております。

 

 最後になりましたが、本年が市民の皆様お一人ひとりにとりまして、幸せで希望にあふれた一年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 

                     令和4年1月                    

                            名張市長  亀 井  利 克

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