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名張市

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令和6年年頭所感、令和6年に予定している主な取組

更新日:2024年1月19日

年頭所感

明けまして、おめでとうございます。
皆様方におかれましては、令和6年の新春を健やかにお迎えのこととお慶びを申し上げます。

昨年を振り返りますと、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行されたことにより、3年あまりにわたるコロナ禍によって停滞していた市民生活や社会経済活動が少しずつ以前の姿を取り戻し、イベントや行事にも人の賑わいが戻り始めたように感じられた1年でありました。

そのような中、3月には、今後10年間の新たなまちづくりを進めていくための 総合計画「なばり新時代戦略」を策定し、基本構想に掲げる「変化をおこし 活力あふれ みんなでつくる 大好きなまち なばり」の実現に向けて、重点プロ ジェクト「おこす」と7つの基本施策に沿った取組をスタートさせました。

特に、最大のミッションとして掲げた「新しい観光産業を起こす」や「市民参画によるシティプロモーション」の取組の推進にあたっては、想いを同じくする多くの 市民の皆様、地域や団体・企業の皆様に主体的に関わっていただき、互いに知識やアイデアを持ち寄り、夢を語り合い、地域力創造アドバイザーの指導も賜りながら、次に進むべき方向性を見出すことができたと考えております。

一方で、世界に目を向けますと、現在も紛争が続いており、犠牲者が増える 深刻な事態になっております。誰もが平穏に安心して暮らせるよう、今こそ改めて、平和の大切さを考える必要があると感じております。

そのような中、本市は、3月に市制施行70周年を迎えます。今日の名張市の礎を築いてこられた先人たちに感謝の念を抱きつつ、市民の皆さんが改めて本市の魅力を実感し、誇りを持ち、愛着を深めるとともに、市内外に広く発信していく機会とさせていただくために、3月23日には記念行事を開催します。ぜひ、多くの市民の皆さんにご参加いただき、記念すべき年を迎える喜びを一緒に分かち合いたいと思っています。


 令和6年の施策展望

「なばり新時代戦略」の2年目となる令和6年度は、戦略に掲げる基本理念「語れるまちなばり」の実現に向けた一つひとつの取組をシンカ(進化・深化・新化)させていく重要な年度となります。

重点戦略の一つ、「市民参画のシティプロモーション」においては、現在実施しております「市民発のブランドロゴ総選挙」において決定する本市のキャッチコピー・ロゴを多くの市民の皆様、地域や団体・企業の皆様に活用いただき、まちの魅力を市内外の方に発散いただいたり、当事者意識を持って、様々な形で主体的にまちづくり活動に関わっていただく方を増やしたりしていくといった「シティプロモーション(実践編)」へと進めてまいります。

また、「新しい観光産業をおこす」ことについては、「大阪・関西万博」の開催が目前に迫る中、名張市産業活性化推進協議会(ナウダツ)を中心に、官民 一体となって、魅力ある観光商品・土産物づくりや情報発信を戦略的に取り 組んでまいります。観光誘客という点では、昨年8月~9月にフィリピンへのトップセールスの一環で訪問させていただいたパーペチュアル・ヘルプ大学と本年2月に包括連携協定の覚書を締結させていただき、同大学学生の本市への教育旅行を足掛かりとして、学生同士の交流や観光誘客に向けた情報発信などを積極的に進めてまいります。

その他、中学校給食の導入や市立病院の経営、子ども・子育て支援の充実、物価高騰対策、かわまちづくり計画の推進、ごみ処理の広域化、地域組織や事業者の担い手不足対策などの重要課題についても、議会をはじめ、市民の皆様や地域・関係団体の皆様と情報を共有させていただき、着実に推進してまいります。

平成28年度以降、8年間にわたって市民の皆様、事業者の皆様にご負担  いただいてきた「都市振興税」は令和5年度をもって終了します。しかし、昨年11月に公表した中期財政計画(ローリング版)にありますように、社会保障関係費の増大や公共施設・インフラ施等の老朽化対応、物価高騰の影響等により、令和6年度以降は当面、厳しい財政状況が続く見込みとなっております。こうした財政状況の中、いかに「財政の健全化」と「なばり新時代戦略の推進」のバランスを取りながら、市民の負託に応える持続可能な市政運営を行っていくことができるかが、私に課せられた責務であると認識しております。

名張市に再び活力と賑わいを取り戻すために、本年も一緒に汗をかき、力を尽くす覚悟ですので、議会や市民の皆様、地域、関係の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願いいたします。 

「なばり新時代戦略」に掲げる重点プロジェクトや各施策・事業については、 現在、編成中の令和6年度当初予算において予算計上するとともに、3月定例会開会日に発表する施政方針でご説明させていただくこととします。

 

令和6年に予定している主な取組

 市制施行70周年記念式典及び主な関連行事(1月5日現在)

2月17日(土曜日)

おかあさんといっしょ宅配便「ファンターネ!小劇場」

adsホール

3月10日(日曜日)

名張ひなち湖マラソン大会

ひなち湖周辺

3月12日(火曜日)

松明調進行事 臨時列車運行 (近鉄)

赤目口駅

3月23日(土曜日)

市制施行70周年記念式典・記念行事

・名誉市民及び市政功労者表彰式

・70(ななまる)フェスタ(マルシェ等)

市役所・市民広場

防災センター

3月上旬~

   2カ月程度

市制施行70周年記念ヘッドマーク掲出電車運行(近鉄) ※市内高等学校5校がデザイン

名張駅~

青山駅

 

市民参画によるシティプロモーションの展開

市民参画型のシティプロモーションの取組を進めていくことで、まちに愛着を持ち、まちに関わる活動人口を増やしていきます。

  • ブランドロゴ総選挙1月21日まで。結果は、70周年記念行事(3月23日)に発表予定。 ロゴ決定後の活用を含めた検討
  • 子育てを支える活動人口を増加や地域へ関与意欲を高めるシティプロモーション専用サイトの運用 (令和6年3月末)
  • まちの広報室として市民によるSNS投稿がスタート (令和6年1月)
  • 広報なばりのリニューアル (令和6年4月)
  • 広聴と広報の連動を図り、地域課題の解決に向けた対話を進めていくためLINEを活用した広報eモニター制度を導入 (令和6年4月)

 

市公式LINEによる情報配信の充実

便利で快適な行政サービスの向上を目指し、1月29日から、様々な行政情報などを届ける市公式LINEの運用を開始します。いつでも、どこでも登録者の属性に合わせた知りたい行政サービスや情報を届けます。これまでの健康にまつわるイベントに参加してポイントカードでスタンプを集める健康マイレージ、防災ほっとメールやごみ分別アプリ(さんあーる)の機能もLINEに統合するなど、今後もサービスの充実を図っていきます。主な機能として

  • 子育て情報、ごみの分別・収集情報、予約や申請機能
  • 災害時の緊急通報機能、気象情報、ハザードマップ
  • 市外向けの観光情報、移住定住情報、ふるさと納税情報

「こども家庭センター」の開設による子ども・子育て支援の充実

名張市子育て世代包括支援センター((平成27年4月1日施行)母子保健)と名張市子ども家庭総合支援拠点((令和4年4月1日施行)児童福祉)の相談支援等を一体的に行う機能を有する「こども家庭センター」を令和6年度に設置します。母子保健・児童福祉の両部門の連携・協働を深め、虐待への予防的な対応から個々の家庭に応じた切れ目のない支援の対応など、相談支援体制の強化を図ります。

 

 観光誘客と消費拡大の取組 

大阪・関西万博を契機とした観光誘客と消費の拡大に向けた「なばりEXPOチャレンジ」を推進し、名張市産業活性化推進協議会(通称:ナウダツ)と連携した観光商品、土産物づくりへの事業者支援を行います。

  • 東京都庁全国観光PRコーナーにおいて「Ninja’s market 三重県名張市観光&物産展」を開催し、伊賀米をはじめとする名張の特産物の販売や竹あかりワークショップを実施(令和6年2月14日~20日)
  • 土産物づくりの一環として、オオサンショウウオをモチーフにした著作権フリー(市民・市内事業者に限る。)のキャラクターを制作(令和6年3月)また、東奈良ツーリズムマーケティングによる国内外に向けてのPRをはじめ、昨年改訂した観光戦略に基づき、各種取組を進めます。
  • 中部国際空港と連携し、フィリピンをターゲットとしたファムトリップを開催(令和6年1月15日~19日)
  • 東奈良名張ツーリズムマーケティングによるフィリピンマニラで開催される「トラベルツアーEXPO2024」への出展(令和6年2月2日~4日)

 

産学官連携の様々な取組

様々な企業や教育機関との新たな連携により、人材交流や新しい技術・ノウハウを取り入れながら、課題解決と地域活性化の取組を進めていきます。

  • フィリピン パーペチュアル・ヘルプ大学との包括連携協定
  • 東京藝術大学を中心とする産学官の「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」事業への参画
  • 企業版ふるさと納税の推進

 

公式ホッケータウンの認定

本市が進める「ホッケーのまち なばり」の取組が認められ、昨年11月に「公式ホッケータウン」として公益財団法人日本ホッケー協会に認定されました。ホッケータウンとして認定された自治体は本市を含め19自治体となり、本市において認定交付式を後日、開催する予定です。

 

平和教育の推進

令和7年に戦後80年を迎えるにあたって、戦争体験者が高齢化し、戦前・戦後の話を聞く機会が減る中、市内小中学校で、外部講師の招聘やふるさと学習「なばり学」を通じて、平和についての学びを深め、学習した内容等を校内外に発信するなどの行動化につなげていきます。

  • 市内各中学校からの代表生徒(ピースメッセンジャー)を募集
  • 市内各小学校での平和の尊さを伝える紙芝居の上演
  • 沖縄平和啓発プロモーション事業に応募し、市内中学校での出前授業を実施

 

市立病院の経営改革

「市立病院の在り方検討委員会」からの答申や議会の「市立病院経営改革特別委員会」からの中間報告、市民説明会や経営強化プランに係るパブリックコメント等を通していただいた市民等からの意見、これまでの内部調査等を踏まえた検討結果を踏まえ、市立病院の今後の経営形態の方向性について、今月12日に議会にお示しする予定です。

 

収賄事件再発防止に向けた取組

昨年11月に策定した元職員による収賄事件に係る再発防止対策を確実に実行し、今後二度とこのような事件が起きることのないよう職員の倫理意  識を向上させ、契約事務に係るチェック体制を強化します。

  • 倫理規程の改正とガイドラインの策定(1月末)
  • 令和6年度から予算執行を含めた営繕工事を担い、チェック体制を強化する「公共施設マネジメント室」を設置
  • 電子入札制度の導入に向けた準備

 

持続可能な行財政運営基盤の確立に向けた取組

昨年11月に公表した中期財政計画(ローリング版)を踏まえ、令和7年度以降の財源不足(毎年度5億円から12億円)に対応するため、引き続き、歳出抑制・歳入確保に係る具体な取組の検討を進めます。令和6年度は、都市振興税に代わる財源として、ふるさと納税の寄附額の更なる増収につながるような取組に加えて、ふるさと納税型クラウドファンディングなどを活用した財源確保に向けた取組を全庁的に進めます。

このページに関する問い合わせ先

なばりの未来創造部 秘書室
電話番号:0595-63-7252
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