【その他】ふるさと納税の返礼品について(4月4日受付)
更新日:2016年6月7日
ご意見
ふるさと納税の返礼品に新たに「世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブト」を加えるとの報道がありました。いろいろ特色を出すために考えられたこととは存じますが、このような外来生物は望ましくないのではと思いました。野に放たれたとき、日本古来のカブトムシとの雑種を生じ、遺伝子の変化をもたらし、生態系を乱すのではと危惧します。
名張市は、里山を育み、豊かな自然を守るイメージがあります。人工繁殖させた外来種を返礼品とすることは、この名張市のイメージを損ねるように感じた次第です。
回答
名張市では、1万円以上のふるさと納税をいただいた方へのお礼として返礼品を送付しております。
その目的としましては、名張市の特産品などのPRとして、また地域産業の振興のため、これまで返礼品の拡充を進めてきており、今回、新たな返礼品として名張市内の事業者によって繁殖されたヘラクレスオオカブト及びオオクワガタを追加しました。
ヘラクレスオオカブト追加にあたりましては、日本国内における生態系への定着事例や、日本固有種との交雑についての事例について調査するとともに、発送の際にはその飼育方法や、野外へ放すことのないよう説明書を添付することとしております。
しかしながら、この度ご意見をいただきましたように、特定外来生物等による日本固有の生物の存続や生態系の保全への影響を及ぼす事例等もあることから、ご意見を真摯に受け止め、返礼品から除外することも含め検討をいたします。