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名張市

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令和元年8月11日 桔梗が丘2番町第2区自治会

更新日:2019年9月3日

市長のまちかどトーク実施結果

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市長のまちかどトークでみなさんからいただいたご意見と市長のコメントをご紹介しています。 
内容は記録にもとづいて掲載しています。

掲載日:令和元年9月2日

開催時間:8月11日(日曜日)午前10時~11時45分
開催場所:ライフアート3階 会議室
参加者 :桔梗が丘2番町第2区自治会の皆さん他 78名 
市出席者:市長、都市整備部長、秘書広報室2名






ご意見と市長のコメント

<市長>
 名張市の3大政策は、元気創造・若者定住・生涯現役として進めていますが、これら3つのテーマがそれぞれ分かれて進めているのではなく、連携・協働して進めています。
 平成15年、地域共生社会を目指す取組として、各地域づくり組織をつくっていただき、これまでの補助金行政を取り止め、使途自由な交付金をお渡しし地域の皆さんの自発的な活動を支援しています。
 2025~2042年に日本は社会保障のピークを迎えます。2025年は3人に1人が65歳以上。5人に1人が75歳以上です。そして、2042年には社会保障費が190兆円になります。現在が120兆円ですから1.6倍になります。消費税を30%にもできない。経済活性化をしてGDPを2%ずつ伸ばしていくことも難しいと思います。政府の判断に任せますが、我々自治体としてもできることとして、給付を抑えていく努力をしなければなりません。
 これまでのような共生社会に向けた取組を続けていると成果が出てきました。まず世帯数が伸びています。また平成25年から15歳未満の人口は、転出より転入が上回って、昨年から40歳から64歳までの方の人口が転出より転入が上回っています。小児救急医療の受け入れや子ども子育て支援策として名張版ネウボラ、教育などにも力を入れています。先日、全国一斉の学力テストの結果が公表されましたが、三重県は全国平均を上回っています。そして特に名張の中学生の学力は優秀な結果が出ました。名張で子育てや教育をしたいと近隣自治体から転入が増え選ばれるまちの理由の一つになっています。地域の子どもは地域で育てるという機運が高まり、小学校から中学校の学力の伸びなどの成果が表れ、子どもたちの安心・安全な環境につながっています。小中一貫やコミュニティスクールなどはこれから全市的に進めていきます。
 名張市の方の健康寿命は、全国平均で男性が75歳、女性78歳なのに対し、男性が79歳、女性が81歳です。介護認定を受ける方も全国平均は18%ですが、名張では16%と低い状況です。名張市の高齢化率は全国平均で28%に対し、名張は31%と高いにもかかわらず、健康な方が多いということです。
 名張がこれだけ成果を上げてきていると、国もやらなければならないと平成28年に地域共生社会実現本部を立ち上げました。そして多くの政府関係者が先進地として名張に視察に訪れ、注目されています。
 市民の皆さんのご努力によってさまざまな取り組みをしていただいていることは、行政にとってありがたいことです。今後、さらに進化発展させていきたいと思います。
 本日テーマをいただきました桔梗が丘の空き家・空き地についてですが、名張市は草刈条例を制定しており、何度か所有者に文書を送付しても従わない場合に強制的に草刈をして経費を相手に請求できるようにしています。空き家についても特定空き家という危険な空き家があれば、手続きを踏んでから取り壊し、所有者にその費用を請求することもしています。また、空き家の有効活用も積極的に行い、都市部から移住した人が空き家を活用してカフェなどを開業してくれています。人口は減少しつつありますが、名張地区や桔梗が丘地区は住みやすさもあってか人口が微増しています。これを確かなものにしていきたいと思います。
 桔梗が丘駅前の近鉄プラザについては、近鉄不動産に何度と交渉をしています。特に2階・3階のフロア部分について、今、商工会議所などとも連携して整備について検討しています。

 

【意見交換】

Q: 
2番町1区にある空き家についてです。市へも何度も出向き、調査もしていただいていますが、勧告の文書などはどれほどの強制力があるのか。樹木が繁り何十年も放置されている状態。危険性がないかもしれないが、一向にきれいになる気配がない。強制的に対処する方法を考えてほしい。

Q: 近鉄プラザの問題。2階は何とかしてほしい。近鉄側にも強く出て期限を付けてやってほしい。

市長:空き家の件ですが、何でもすぐ壊すということもできない。法の整備が進んでいないこともありますが、国が動き出して、かなりのことができるようになってきたのは確かです。近鉄プラザの件ですが、開発者としての責任としてもっと協力してほしいと強く求めていきます。桔梗が丘は名張の中で大規模な住宅地ですので、市側の案も提案していきます。

担当部長より

 空き家の行政代執行として市が撤去するまでには、助言、指導、勧告、命令、戒告というかなりの期間を経て所有者に通知し、協力をお願いしながら、最終として行政代執行となります。名張地区で1件の実績があるわけですが、危険な建物である特定空家は、名張市空家等対策推進協議会の中の特定空家対策小委員会の専門の方の意見を聴き認定していく流れになっています。
 定期的に現場確認し危険な状況であるという情報をいただきましたら、すぐにでも現地で確認いたします。
 また、特定空家や不良住宅の除却費補助などの制度ができ予算化しています。工事を行う所有者の方に工事費の3分の1、上限30万円を補助する制度です。この制度の案内なども空き家所有者の方へ配付させていただき、危険であれば除去をしていきます。

Q:35年以上の空き家があります。庭木は手入れをしてくれていますが、不審者が敷地内に侵入し空き巣被害もありました。また夜になると違法駐車が多く通れない時もある。環境上や防犯上良くない。

市長より:車の所有者は駐車場を借りていただかなければなりませんし、何かあった時に消防車も通れません。警察へ見回りパトロールの強化を依頼します。

Q:教育では小中一貫が成果を上げてくれている。人口減少を食い止めるために、名張の良さを知り、歴史を知り、ふるさと名張の心を育む教育をしてほしい。

Q:B館の跡地は何もできないのか。

市長より:予定は聞いていません。近鉄不動産にがんばってほしい。

 Q:桔梗が丘中学校跡地の利用はどうするのか。

 市長より:検討中です。

 自治会長より

  桔梗が丘自治連合会協議会でも今調整しています。利用しやすい施設をと考えています。
 
 Q: 近鉄プラザの中に市役所のシステムや図書館を入れるとか。津市は立派な図書館などの施設が多い。

 市長:それも含め2階、3階については公共性の高いものも必要だと思います。津市は県立としての施設が多いのです。

 Q:市内には同じ店が多い。もっと特化した店があってもいいのでは。

 自治会長より

 桔梗が丘自治連合会でも、近鉄に協力をお願いしている。スーパー誘致に関しての整備も協力もいただいた。今のスーパーの集客を増やすよう、2、3階の空いている部分もなん   とかしてもらいたい。地域一丸となって取り組む課題だと思います。

 市長より:人口減少が進む中選ばれるまちにしていきたい。伊賀地域でも伊賀市は観光・産業、名張市は暮らしのまちです。伊賀市で働き住むのは名張という人が多いです。
 先ほど、教育の質問もいただきましたが、小学校の学力を伸ばす一つとして、小学校に入学したらすぐに授業が受ける環境を整えるため、ピカ1学級というのをやっています。保育園の年長児のクラスに小学校のOB先生が出向き、子どもたちに小学校生活のことを教え、体験させています。
 昨日、百合が丘にホッケー場が完成しました。2021年の三重国体開催に向けて名張市がホッケー会場となり、県とスポーツくじTOTOの補助金で整備いたしました。昭和50年の三重国体で、名張市は柔道競技会場となり名張高校体育館で行いましたが、以来名張高校は柔道で男女とも全国大会に出場レベルの活躍をしています。平成13年に行われたスポーツレクリエーション祭では、名張市がターゲットバードゴルフ会場になりました。以来、この全国大会は名張市で行われています。ホッケーについても競技人口を増やし、青峰高校でもホッケー部ができたということですので、全国レベルの力をつけ、ホッケーのまちとして盛り上げていきたいです。
 
Q:市立病院の状況や産婦人科の整備はどうなっていますか。

 市長より:平成14年に財政非常事態宣言を発表し、あらゆる借金を市の財政に取り入れ、職員数を30%減らし、事業をしながら借金の返済もしてきました。市立病院の大きな赤字の解決の道筋を立てたい。名張市は産み育てるまちとして、小児救急の受け入れをしてきました。産科の準備を進めていますが、地元医師らとの協議中です。

Q:津市から移住してきました。名張の住民力が素晴らしく、コミュニティ力の高さに驚いています。ただ一つ、期日前投票の煩雑さ、効率の悪さが気になります。これでは投票率が上がりません。津市は入場券の裏が期日前投票の宣誓書になっていて、名前を記入するようになっています。投票率が上がる工夫をしてほしいです。

 市長より:選挙管理委員会に報告をします。

Q:高齢者の運転免許証返納も言われていますが、もう少し公共交通システムが進めばと思うのですが。

 市長より:市のナッキー号をはじめ、コミュニティバスを運行している地域もあります。ある地域では、コミュニティバスの利便性を高めると既存の公共交通バスの利用が減ることになる。利用が減ると公共交通バスが撤退してしまう。公共交通がないと住宅地の価値も下がると困る。そんなことからコミュニティバスを補完的な役割で走らせるなど工夫をされています。桔梗が丘でもお助けセンターとして、高齢者の生活支援と外出支援をしていただいています。

Q:健康のために、桔梗が丘の三角公園でグラウンドゴルフをやっている仲間が50人ほどいる。公園に駐車スペースを造ってほしい。

 市長より:他でもそのような要望があります。一度にできませんが、公園整備は計画的に進めていきます。

Q:大阪北部地震があってから、夏見のテニスコートにあった壁打ちブロックが撤去されたが、また使用したい

 市長より:壁を再度設置してほしいという希望も多いので、ちょっと宿題にさせてほしいと思います。



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