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名張市

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令和元年7月13日 吉原区

更新日:2020年10月13日

市長のまちかどトーク実施結果

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市長のまちかどトークでみなさんからいただいたご意見と市長のコメントをご紹介しています。 
内容は記録にもとづいて掲載しています。

掲載日:令和元年8月15日

開催日時:令和元年7月13日 土曜日 午後2時20分~
開催場所:吉原区集会所
出席者:約20人




ご意見と市長のコメント

<市長>
 私が市長に就いた翌年、全ての市民の社会参加が叶う互助共生社会を目指す総合計画「福祉の理想郷プラン」を公表しました。2025年から2042年社会保障のピークを迎えます。2025年は3人に1人が65歳以上。5人に1人が75歳以上です。そして、2042年には社会保障費が190兆円になります。現在が120兆円ですから1.6倍になります。消費税を30%にもできない。経済活性化をしてGDPを2%ずつ伸ばしていけるか。いかにこの社会保障費の山を乗り越えることができるのかが日本の最大の課題です。判断は政府に任せますが、自治体としても給付を抑えていかなければなりません。

 名張市の方の健康寿命は、全国平均で男性が75歳、女性78歳なのに対し、男性が79歳、女性が81歳です。介護認定を受ける方も少ないです。全国平均は18%ですが、名張では16%です。名張市が若いのではありません。高齢化率は全国平均で28%に対し、名張は31%と高いにもかかわらず健康な方が多いのです。市民の皆さんが健康な生活に気を付けてくれているのだと思います。

 共生社会に向けた取り組みを続けていると、成果が出てきました。平成25年から15歳未満の人口は、転出より転入が上回って、昨年から40歳から64歳までの方の人口が転出より転入が上回っています。名張がこれだけ成果を上げてきていると、国もやらなければならないと平成28年に地域共生社会実現本部を立ち上げました。そして多くの政府関係者が先進地として名張に視察に訪れています。

 市民の皆さんのご努力によってさまざまな取り組みをしていただいていることは、行政にとってありがたいことです。今後、さらに進化発展させていきたいと思います。

 本日テーマをいただきました公共交通については、人口減少していく中で、民間事業は採算が取れないとなれば撤退していくため、自助努力によって各地域がコミュニティバスを走らせていただいています。高齢者の免許返納なども言われていますが、公共交通支援は地方創生の大きなテーマです。

 また、名張市の財政についてですが、50億円の借金があった土地開発公社を解散し、市の財政に取り込みました。経常収支比率は99.7%と非常に高い状態ですが、借金を返済するだけでなく、さまざまな事業を進めながら市政を運営しています。

 

【意見交換】

Q: 
国津地域はコミュニティバスを走らせていますが、土日は動かないですし、バス乗り場までが遠い。男の人は運転できる人も多いが、女の人は運転できない人がほとんどです。乗合バスなどの制度はありませんか。

担当部長より
国津のコミュニティバスは、地域でさまざまな検討を重ね、協議会を立ち上げ運行していただいています。土日運行には、委託料をはじめ運転手の確保などの検討が必要です。利用見込みなども含めて協議会で協議し、意見をまとめていただきたいと思います。

Q: 他の地域では病院まで行くバスがあると思いますが、国津はそうはなっていません。

担当部長より
 コミュニティバスの乗り継ぎの要望はいただいています。コミュニティバスから路線バスへの乗り継ぎを少しでも短時間でできるように各地域の運行協議会さんが集まった会議の場などでも意見を交わしています。

Q:高齢ドライバーの事故が多発していますが、この地域の中で事故は起こしたくない。制度をうまく活用して乗り継ぎが簡単にできる方法がほしい。

担当部長より
 スムーズな乗り継ぎができるよう、事務局で案を出して検討しています。

Q:国津地域でもコミュニティバスが通っていないところがある。長瀬郵便局から下長瀬のところを申請したい。路線バスが通っているところは無理なのか。

担当部長より
制約もありますが、地元の方の声をまとめていただければと思います。

市長より
コミュニティバスは、赤字だからやめるという訳にもいきません…。

Q:
コミュニティバスの運行は、申請したルートしか走ることができないのですか。例えば土日にイベントがある時だけここ通ってもらうとかはできないのでしょうか。

担当部長より
 基本は運輸局の承認ルートを走ることになります。コミュニティバスは公用車になるので、貸出はしていません。検討課題ではありますが、土日に使うこと自体は全くダメということではありません。ただ、事故をしたときや費用負担などの課題を整理して運用を協議してもらうことが必要です。

Q:他の地域ではグラウンドゴルフの送迎などがあるようですが…。

担当部長より
 コミュニティバスの運行をしていない地域は、有償ボランティアという形で日常生活支援と外出事業に取り組んでいる地域があります。外出支援を行う場合は、車の購入費などの補助金もお渡ししています。有償ボランティアは支える人も支えられる人も地域の人という制度です。

Q:スーパーなどで大きいものを買いたいとき、バスやタクシーは使えません。うまく運べる手段がない。スーパーのネット宅配もあるのでしょうが。いい方法がありますか。

Q:
ひとり暮らし人が買い物へ行くのが不便というとき、代行してくれるそんな補助金制度はありますか。

担当部長より
 買い物を代行してくれる人に対する補助金はありません。なお、コミュニティバスが走っている地域に合わせて有償ボランティアの外出支援の補助ができるか検討します。
(※当日、上記の質問に対し「検討します」と返答しましたが、平成30年度にコミュニティバスが走っている地域でも有償ボランティアの外出支援の補助ができるように制度を改正しています。)

市長より
 地域内で支え合う有償ボランティアは今10地域で実施していただいている。買い物やお墓参りなどの依頼も実施しています。ボランティアさんに1時間500円程度支払います。車両は補助金で購入して運営していただいています。

Q:あららぎ号は決まったルート、バス停に1時間に1本程度の運行ですが、移動手段がないこの地域には無くすことができませんし必要なものです。しかし、そのバス停までも遠いので出て行くのが大変な方が多い。せめて玄関先からバス停までをつなぐことができたら…。

 
担当部長より
 バス路線を残してそれ以外の所を走らせるのは、デマンド交通(乗合バス)になりますよね。

 市長より
 公共交通を残したいとして走らせながらも、その他の部分で有償ボランティアを実施している地域もあります。高齢化も進んでいますし、移動手段の確保は今後大きなテーマです。地方創生で何か支援策も探しておきます。

Q:国津保育所の跡地の件です。国からの予算もあり、もう少し有効利用はできないかという話しがありました。他の地域から遊びに来ていただいて、星を見たり、体験したりする施設にできないかと、市担当者と具体的な活用案を検討しています。

 
担当部長より
 国津保育所は、昨年3月末までつつじが丘保育所に運営を委託していましたが、一旦休園し、毎週水曜日に入園前の子どもの広場として活用しています。具体的な提案をいただきましたら、また検討させていただきます。

Q:小学校跡の運動場の草の量が年々増えてきた。年2回の草刈では追いつかなくて大変です。使われないとさびれる一方です。以前グランウドを使ってくれていたサッカーや野球チームも解散したのか、使う団体も我々のグラウンドゴルフだけです。

Q:
ラジオが入りにくいのが気になる。この地域以外の国道でも入りにくい。

 
市長より
 電波管理局が担当です。電波が弱いのかもしれませんが、電波塔をもう一つ立てるもの難しいかと思います。

Q:名張市の高齢者の免許返納率はどうなっているのか。

 
担当部長より
 名張市のデータとして平成29、30年で315人、316人の方が免許を返納しています。令和元年になっても現時点で145人の方が返納しています。65歳以上の方が年間300人程度返納していただいています。地域別のデータは分かりません。

Q:弁天橋あたりの手前、草がかなり伸びている。端は刈っていますが、真ん中あたりが伸びて見通しが悪い。

 担当部長より
 県道になりますので、県に連絡しておきます。

Q:市職員に対してのお願いです。窓口へ行ってもお金がないからできませんと終わらせるのではなく、我々の声に耳を傾けてほしい。互いに知恵を出し合って進めたい。

 
市長より
 その対応は職員として失格です。市民の方がこれだけ頑張って住民熟度を高めてきてくれている訳です。市民の皆さんに対してしっかり対応するのは当然です。また職員は、予算について知恵を出して集めてこなければなりません。


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