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名張市

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平成31年2月28日 比奈知高齢者学級

更新日:2019年3月15日

市長のまちかどトーク実施結果

  • 310228比奈知まちかどトーク

市長のまちかどトークでみなさんからいただいたご意見と市長のコメントをご紹介しています。 
内容は記録にもとづいて掲載しています。

掲載日:平成31年3月15日

開催日時:平成31年2月28日 木曜日 午前10時~
開催場所:比奈知市民センター
出席者:約60人




ご意見と市長のコメント

<市長>

 人生100年時代~健康で活力にみちた生きがいある生活を送るために~ということで、自治体ができること、やらなければならないことについてお話ししていきます。

 日本の社会保障は、家族や雇用、地域に深いかかわりをもって今日まで発展してきたわけですが、その環境が大きく変わってきました。日本の家族構成は、核家族化から単身化になり、バブル崩壊や金融危機により、企業は非正規雇用者が増えました。企業は成長しましたが、市民のレベルまで還元されていません。非正規の安い給料では結婚ができないという人も多い状況です。若者は首都圏へ行きますが、東京の出生率は1.12です。どんどん少子化が進んでいます。

 明治以降、人口は急激に増えましたが、2008年がピークで減少していきます。人口割合も高齢者が多くなりますが、2040年以降は高齢者も減少していきます。2025年3人に1人が65歳以上高齢者。5人に1人が75歳以上です。そして、2042年には社会保障費が190兆円になります。現在が120兆円ですから1.6倍になります。秋に2%消費税が上がりますが、20%にしても足りないくらいで、いかにこの社会保障費の山を乗り越えることができるのかが日本の最大の課題です。

 私が市長に就いた翌年、全ての市民の社会参加が叶う互助共生社会を目指す総合計画「福祉の理想郷プラン」を公表しました。そして、地域づくりに力を入れるようになりました。市内に15ある地域には、それぞれ人材や地域資源、自然やインフラなどがあります。それらをうまく活用して互いに支え合う社会、ソーシャルキャピタルを醸成していくことが必要だと思いました。これからは、野球のように同じポジションにいるのではなく、サッカーのように1人で攻めたり守ったり何役もこなす社会に転換していかなければならないと思います。皆ができる範囲の中でやってもらえればいいと思っています。

 名張のまちづくりは、第1ステージとして事業補助から使途自由の交付金化にしました。第2ステージでは、区長会としての区長制度を廃止し、地域づくり組織に整理しました。第3ステージは、地域の将来像を描く地域ビジョンを策定してもらい、市の総合計画の地域別計画に位置づけました。第4ステージは、制約の多い公民館という形から地域づくりや生涯学習、地域福祉の活動拠点となるよう市民センター化を実施しました。

 各地域づくり組織は、さまざまな事業を深化させていっております。

 名張市の取り組みの中で全国から注目を集めているのは、「まちの保健室」です。各地域に2~3人、看護師や介護士など資格を持った職員が、行政と地域のつなぎ役となっています。国は地域共生社会実現本部を3年前に立ち上げました。名張が地域づくり組織の熟度が高まり、先進を走っているので視察が多く来てくれています。

  そして健康づくりですが、本市は以前まで、健診の受診率が低く糖尿病や生活習慣病、がんの死亡率が高いという状況でした。市では、まちじゅう元気!推進都市としてさまざまな健康づくりの取り組みを実施していくようにしました。

   特定健診の自己負担額を減額して健診受診率やがん検診の受診率を上げることや、ケンコー!マイレージの取り組みを進めています。健康に関心を持つ人を増やしていこうと地域の中で活動するまちじゅう元気リーダー養成し、積極的に活動していただいています。

 また、介護予防ですが、地元の集議所などに職員が出向きますので、おっしゃってください。「なごみ」でも青春よくバリ体操を実施してくれています。名張地区の皆さんもイオン名張店で毎日体操をしてくれています。

 これらの取り組みをはじめて15年あまりで成果が出てきました。健康寿命が全国平均に比べ長く、要介護度や介護保険在宅サービス受給率も名張は低くなっています。

 ある人口問題を研究している海外の学者が、健康寿命の高い4つの海外の地域に共通する特徴は何かを調べたそうです。所得水準や食べ物などから共通点は見つかりませんが、唯一共通することは、その地域は人と人との結びつきが強い地域であることが分かりました。共生社会が進むと健康につながり、犯罪などの件数も少ないのです。

 全国的では人口減少が加速化している自治体が多い中で、本市は、世帯数が増加し、15歳以下や40歳~64歳の転入者が転出者を上回っている状況です。名張で健康づくりや子育て、教育を受けさせたいと近隣市町から名張に転入いただいています。そして市内の小学校15校のうち、4校で児童数が増加に転じています。

 しかし、人口が全体的減ってきています。これから人口減少を想定した医療制度など、さまざまなことを協議していかなければなりません。

 

【意見交換】

Q: 以前から要望していた防護柵を昨年設置していただいた。しかし、イノシシなどは農道からも出入りしている。この農道は、周辺住民の散歩道にもなっていることから、農道入口付近2カ所に扉型の柵を設置してほしい。

維持管理室より

 鳥獣害防止柵は、国補事業で実施しており、市(獣害協議会)が購入した資材を地元の皆さんが施工いただくことで全て補助で賄えますが、事業の要件として1mあたりの上限単価が設定されております。扉の材料費までは上限単価を超えるため全ての地域でお断りしている状況です。
 なお、他の地域ではさまざまな形で、支給した材料の中で扉を自作するなどの対応をしていただいておりますので、また他の事例などもご紹介させていただきます。



Q:昨年度もお願いした件です。子どもの見守り活動しています。黒田線を横断する通学路ですが、車のスピードが出て危険です。また、道路のくぼみがあり水たまりができていますので修繕してほしいです。富貴ケ丘から下りて県道黒田線までの道、側溝にごみがたまり詰まっています。U字溝も亀裂していますので対応をお願いします。

維持管理室より 

 アスファルト舗装のくぼみについては、年月と共に収縮、経年劣化に伴いひび割れが生じ、このひび割れが進行しアスファルトの欠損が生じます。初期段階として欠損部分は部分補修を施し、ひび割れや欠損が道路の全体に進行し車両の走行や人の歩行に支障が生じると予想されれば舗装の打ち替えを実施しています。当該箇所のアスファルト舗装の状況は一部、部分補修を行い車両の往来に特別危険を及ぼすものではないと考えますので、経過観察させていただきます。市でもパトロールは実施していますが、アスファルトの欠損(穴)を発見されましたら維持管理室にご一報いただけましたら幸いです。側溝清掃については地元奉仕活動のご協力をお願いしつつ、市でも清掃に努めてまいります。また側溝自体が破損している箇所を確認しましたので、次年度に補修を行います。



Q:
母親が認知症でデイサービスを利用しています。認知症でも、体は元気で体操もできるし、手先も器用です。デイサービス中にやりがいある仕事(無償)をすることはできないでしょうか。本人のやる気にもつながります。市内のデイサービスで実施しているところはありますか。

介護・高齢支援室より

通所介護(デイサービス)は市内で32の事業所があります。デイサービスでは、食事・入浴などの介護や機能訓練の他、主に口腔機能向上のための口の中の手入れ方法や咀嚼や飲み込みの訓練、口腔体操、口腔ケア、体操・リハビリ体操、レクリエーションとしてカラオケやトランプを行っています。
また、ご指摘のような内容に近いものでは、生活リハビリとして利用者が掃除、洗濯、お菓子作り、食事準備を行っている事業所もあります。
ケアマネージャーは、利用者ご本人様やご家族様の意向を聞取り、ご本人様の身体状況から、ケアプランを作成しています。どの事業所でも見学、体験が可能ですので、ケアマネージャーさんと相談され、ご本人様に合った事業所をご検討ください。



Q:
市長のお話にもありましたが、平均寿命と健康寿命のかい離について、ホームページなどで調べてみました。平均寿命が高いから、健康寿命が高いとは限りません。三重県の女性は健康寿命が全国で2位でした。これからも健康寿命を伸ばす取り組みをお願いします。

 これからも健康づくりの取り組みを進めていきます。100歳以上の方も女性が多いです。女性の方がお元気ですね。 

 

Q:富貴ヶ丘地内の一部の道路を工事してもらって、明るくなった感じがします。しかし、まだデコボコの所も多く、水たまりができます。安全に外出できるように修繕してほしい。

道路の修繕などは計画的に、行っていきます。



Q:黒田線のお話もありましたが、郵便局前も車の往来が激しく、スピードを出す車が多い。子どもたちの安全はもちろん、立っていただくボランティアさんも危険です。以前から要望しているが、車のスピードを落とさせる対策ができないか。

教育総務室から

 市内5つの中学校を2グループに分けて、隔年で交互に、通学路交通安全プログラムに基づき、学校、地域、警察、市・県の道路担当、教育委員会の関係機関が集まり、夏休みに通学路の合同点検を実施しています。
 市道黒田線の車の減速対応については、平成29年度の合同点検を受けて、道路管理者が減速を呼びかける路面表示を行ったところです。また、学校がPTAと協力し注意喚起看板の設置等を検討しています。
 郵便局前については、前回の合同点検の対象ではありませんでしたが、次回の合同点検を、平成31年度の夏休みに予定しています。学校から報告のあった場合は、改めて関係機関と協議してまいります。

 

Q:市長のお話しにもありました、なごみの活動ですが、活発に活動すればするほど費用がかさみます。ゆめづくり地域交付金も他の事業で使い道がありますし、活動費を上乗せしていただけないか。

市長:他の地域もそれぞれ頑張っていただいているので、地域でなんとか工夫してお願いします。



Q:3点要望します。
・県道名張青山線の滝之原一部拡幅が前進し、本工事に向け県が申請中だと聞いています。市長にもなるべく早い工事ができるようあと押ししてほしい。
・台風で崩れた赤岩尾神社の参道が危険な状態です。なんとか修繕してほしい。活性化していきたいのだが。
・ケンコー!マイレージのポイント期間をなくしてほしい。

市長:まず、ケンコー!マイレージのポイントは、有効期限はありませんので、どうぞ集めてお使いください。県道については、引き続き県へ私からも申し上げていきます。

滝之原区長より

赤岩尾神社については、予算も確保でき、治山事業として修繕できる予定です。また地区で活性化について検討していきます。県道の工事については、私からも市長へ後押ししたい。



Q:郵便物の消印が四日市になった。名張から出しても四日市はおかしいので、何とかならないか。

市長:集配機能を集約したのです。ご意見として聞かせていただいておきます。

 

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なばりの未来創造部 秘書室
電話番号:0595-63-7252
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