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名張市

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11月27日 長瀬老人会

更新日:2015年3月27日

市長のまちかどトーク実施結果

  • 長瀬老人会の画像

    長瀬老人会

市長のまちかどトークでみなさんからいただいたご意見と市長のコメントをご紹介しています。 
内容は記録にもとづいて掲載しています。

掲載日:平成25年12月20日

開催日時:平成25年11月27日水曜日 午後1時50分
開催場所:長瀬公民館
出席者:50名

ご意見と市長のコメント

<市長>
 少子高齢化が進む中、社会保障制度をいかに持続可能なものにしていくかが、最大のテーマとなっている。国では、昨年8月に国民会議を設置し、議論を重ねながら、今年8月に首相に答申した。首相は、その大綱を閣議決定。私も介護の審議委員で加わってきた。今後、要支援を介護保険の給付からはずすようなことであるが、そうなれば、その受け皿が必要となる。名張市は、地域包括、まちの保健室、民生児童委員、地域づくりの方がいる。いつでもその受け皿ができている。10年かけて、こうした体制を整えてきた。予算さえいただければやっていける。他の1800程度の自治体には、そうした受け皿、体制が整っていない状況の中、名張市は先駆的であり、全国のモデルとなっている。
 名張市は、昭和40年代に大規模な住宅開発を行い、人口が急激に増加。そのとき一挙に入居した団塊の世代が退職され、高齢化が急速に進んでいる。現在、65歳以上の高齢化率は25%となった。全国平均と同じである。15年後には全国平均が33%となるが、名張市は、その半分のあと7年後に33%となる。倍のスピードで高齢化が進んでいる。そこで、高齢化をストップすることと生涯現役の社会をつくっていくことが大事である。
 現在の平均寿命が男性80歳、女性86歳であるが、もう一つの指標に健康寿命がある。これは他人にお世話にならないこと、自立して生活できる期間のことであり、男性70歳、女性73歳である。この差、男性10年、女性13年の期間は、何か患っていることになる。なんとか健康寿命が平均寿命に近づくために、名張市は、「ばりばり現役プロジェクト」で検診や予防などの取り組みを積極的に進めている。また、名張市は、健康寿命が比較的高く、患っている期間は3年ぐらいである。
 次に、高齢化率をストップさせるためには、若い人口を増やすこと。名張で子育てできる環境を整えることが大事である。そこで今年4月には「子どもセンター」を開設し、医療・福祉・教育が連携を図り、0歳~18歳までの子どもの育ちと学びに、切れ目のない対応で、取組んでいる。
また来年から始める「3人目プロジェクト」では、助産師による相談事業、3人目の保育料の軽減で経済面をサポートしたいと考えている。また、安心して生み育てるための取り組みとして、24時間365日対応の「小児医療救急センター」の開設を来年1月20日からスタートさせます。「市立病院医師の確保」にも取り組み、開設当時28人→22人→39人(現在)となってきている。一時、入院患者数のうち、伊賀市住民が40数%となっていたが、現在は20数%までに抑えている。救急の際は、相互に助け合うことが必要であるが、市の税金も投入している中、ここまでに抑えている。また、今年10月からは「在宅医療救急システム」もスタートさせた。在宅主治医と市立病院が、患者の情報を共有し、急変時などに即対応できる。さらに、市立病院は、「地域医療支援病院」と「災害拠点病院」の指定を受けている。県内102病院あるうち、この2つの指定を受けているのは、県内6病院しかない



-意見交換-
<質疑>:高齢者が、気軽に行ける居場所づくりを検討いただきたい。
<回答>:長瀬は山紫水明のモデルであり、名張の売りの部分である。今からハコモノをつくるのは難しい。今ある施設を有効活用して考えていきたい。地域づくり、公民館などで検討いただき、市としてもお手伝いさせていただきたい。できれば、商売につながっていくようなものがいい。参考事例として、徳島県上勝町の「いろどり」では、木の葉っぱを集め、料亭などに出荷している。おばあちゃんの年収が2000万にもなっている。
中山間地の特性を活かした産業を提案してもらえればいいと思う。


<質疑>:「せいりゅうの里長瀬直売所」で野菜の即売などを行っている。盛況です。さらに活動を広げるためにも、火が使える施設を確保したい。
<回答>
【検討施設】
・公民館利用【保健所の問題、営利活動、JAS法と保健衛生法?】
・ヤマトコールセンター(旧長瀬小学校)【改修費15万程度必要。遠慮がでる】
・まちの保健室のとなりの空き部屋利用

提案いただいた施設を踏まえ、後日、担当部局より回答。


<質疑>:農業の問題。作付しないところが多く、耕作放棄地が増えている。10年後、地域の環境をどうしていくのか。
<回答>:中山間地域は全国的な問題となっている。資源を活用した取組みを検討したい。一つ、菰野町で取組んでいる「まこも」の栽培を検討してみては。また、担当部局にも、菰野町へ視察に行くように指示している。その際は、一緒に行ってほしい。
10年後、地域の環境ビジョンは、後日、担当室より回答


<質疑>:長瀬地区は、高齢者が多くなり、老老介護になっている。高齢のため運転免許証を返納する者が多く、今年になって4~5名いる。生活がとても不便。農地の管理が十分にできない中、市外に住む地権者の土地管理(草刈)の対応も検討してほしい。
<回答>:今聞かせていただいた内容は、中山間地域の全国的な問題となっている。また、市外に住む地権者対応は、後日、担当室より回答。


【終了時刻:午後3時20分】



-担当室より回答-
<質疑>:「せいりゅうの里長瀬直売所」で野菜の即売などを行っている。盛況です。さらに活動を広げるためにも、火が使える施設を確保したい。
<回答(地域部)>:地元で採れた野菜等に付加価値をつけることは、販路拡大とともに直売所が一層盛況になり生産者の生きがいにも結びつくものであります。
ついては、調理施設として下記3施設が検討されていますが、現状、改修等行わず利用できるのは、長瀬公民館の料理教室と考えます。
公民館の料理教室は、不特定多数の方々が使用するため、一団体の専用調理施設、且つ営利活動として使用できないとの事由から保健所の許可が得られないとのことでありますが、対象者は長瀬地区民に限定されている「せいりゅうの里長瀬」を、「料理サークル」に位置づけるなどの所要の手続きにより、この料理教室を活用いただけるものと思われます。


<質疑>:農業の問題。作付しないところが多く、耕作放棄地が増えている。10年後、地域の環境をどうしていくのか。
<回答(農林資源室)>:名張市の農業は、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などの問題を抱えており、特に貴地区などの中山間地域は水田面積が狭いなど耕作条件が悪く、深刻な問題となっています。
当市におきましては、このような問題の解決に向けて、数年後に耕作放棄地となる可能性のある農地(耕作者)を把握するとともに各地域における「人・農地プラン」の作成を推進しています。
このプランは各地区において、地区の農業の将来について話し合いを行い、地区の農業における「未来の設計図」である「人・農地プラン」を作成し、実行していく事で解決していこうというもので、ぜひ、貴地区におきましても耕作放棄地をはじめとする問題についてお話し合いをいただきたいと考えています。
地域からご依頼をいただければ「人・農地プラン」とは何かについての説明会におじゃまさせていただきますのでご検討いただければ幸いです。
なお、お問い合わせやご相談は、農林資源室までご連絡いただきますようお願いします。


<質疑>:網をシカが穴をあける。補助をもらって設置したが、もう補助がない。どう対策すればいいか。
<回答(農林資源室)>:名張市におきましては、名張市鳥獣害防止対策事業補助金として防護柵の設置に必要な資材購入費の2分の1以内(最高限度額50,000円)の補助を実施しており、一度交付を受けますと5年間交付を受けられないこととなっております。
しかし、当市ではこれとは別に、集落ぐるみ等で設置する大規模防護柵の設置事業を推進しており、この事業は資材購入費について基本的に地元負担が発生しません。
現在、各区長様に平成25年11月29日付けの文書「平成26年度鳥獣害防止策設置事業(国事業)の要望とりまとめについて」で設置要望のとりまとめ(締め切り 平成26年1月20日)をお願いしており、ぜひ、貴地区もこの事業をご活用いただきますようご検討をお願いします。


<質疑>:農地の管理が十分にできない中、市外に住む地権者の土地管理(草刈)の対応も検討してほしい。
<回答(環境対策室)>:宅地において、雑草の繁茂等管理不十分な土地があるとの相談があれば、現地において周辺への影響を確認の後、必要に応じて地権者に対し、適正管理指導を行います


<質疑>:横矢橋から上流へ向かう道路に、交通標識がない。道路もよくなり、車がスピードをだしている。交通事故が起こらないように対策を講じてほしい。
<回答(都市計画室(交通対策担当))>:当該区間、下長瀬地内(横矢橋より布瀬橋間)につきましては、平成24年6月に地元の長瀬区長様より速度制限標識の新設のご要望をいただき、同、7月付で名張警察署交通課へ要望書を進達しています。警察署と、現地確認立会いをしたところ、この区間は、歩道が整備されており、現時点では、高齢者等歩行者の危険性は少ないと思われ、早急な速度制限規制の必要性は少ないと考えています。しかしながら、改良工事完了による今後の交通量増加状況を見ながら、速度制限等の交通規制の必要性について警察署と協議し、必要に応じて要望して参りたいと考えています。

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なばりの未来創造部 秘書室
電話番号:0595-63-7252
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