Q&A(しつもん)
更新日:2015年3月26日
消防車(しょうぼうしゃ)は、なぜ赤いの?
道路運送車両(どうろうんそうしゃりょう)の保安基準(ほあんきじゅん)という決まりがあって、消防車は朱色(しゅいろ(赤色))、救急車は白色と決められています。 なぜ赤色になったのかという理由は、はっきりと分かりませんが、初めて外国から輸入(ゆにゅう)した消防車が朱色であったことから、朱色としたのが一般的な理由のようです。それに、火事の赤い炎を思わせ、注意しようということで、目立つ色となっているのも理由のひとつです。
消防車の積(つ)んでいる水がなくなったら?
名張消防署の消防車には、水を積んでいるタンク車と積んでいないポンプ車がありますが、タンク車に積んでいる水の量は、1,500リットル(500ミリのペットボトル3000本分)で約3分間放水できます。 その3分の間に、消火栓や防火水槽、川などに着いたポンプ車からホースをつないで水を送ってもらい、水を途切(とぎ)れさせないようにします。
火事がない時、消防署の人は何をしているのですか?
火事などの災害はいつ起こるかわからないので、いつ起きてもすぐ活動できるように消防車や救急車に積んだ道具の点検や取扱いの訓練をしたり、さまざまな災害に対応(たいおう)できるよう勉強や訓練をしています。
ほかにも、消火栓などの点検、火災予防のための指導や調査、救命講習の指導など、みなさんが安心して暮らせるよういろいろな事をしています。
消防車や救急車はどうしてサイレンを鳴らして走るの?
消防車や救急車は、1秒でも早く災害現場(さいがいげんば)に着いて活動をはじめなければなりません。そのため現場に向かっていることを周(まわ)りの人や車に知らせ、道を譲(ゆず)ってもらうためにサンレンを鳴らして走っています。
現場から消防署に戻(もど)るときや普段(ふだん)の業務(ぎょうむ)の時にはサイレンは鳴らしません。
出動指令(しゅつどうしれい)を受(う)けてから、何分(なんふん)ぐらいで出動(しゅつどう)しますか?
火事のときも救急のときも出動指令を受けてから、出動するまで1分以内(いない)で出動できるように訓練をしています。
火事の原因(げんいん)で多い種類(しゅるい)は何ですか?
全国的(ぜんこくてき)に見ると、放火(ほうか)、こんろ、たばこ、放火の疑(うたが)いの順(じゅん)となっています。名張市でも、こんろ、たばこ、放火の疑い、火遊び、たき火、ストーブが主な原因で火災が起きていますので、みなさんも火の取扱いには注意し、火遊びをしないようにしてください。
火事に着(き)ていく防火衣(ぼうかい)の重さはどれくらいありますか?
火事のときに着る防火衣(ぼうかい)は、上着とズボン、ヘルメット、靴(くつ)、手袋(てぶくろ)で約10キログラム。
その他に空気呼吸器(くうきこきゅうき)という煙(けむり)の中でも息(いき)ができる道具を背負(せお)うと約10キログラム増(ふ)えます。また、ホースなどの道具を持つと、全部で25~30キログラムくらいになり、かなり重たいです。
はしご車は、何メートルまで伸(の)びますか?
名張市にあるはしご車は、35メートルまで伸びます。 11階建(11かいだ)てビルの高さまで伸びます。
ホースの長さは何メートルありますか?
1本20メートルあります。消防車1台に約20本積んでいます。