非常時に備えて水の備蓄を!
更新日:2024年11月29日
水の備蓄 どう備えますか?
令和5年8月15日に起こった台風7号の影響で、名張市では大規模・長時間の停電が発生し、多くの方が不便な思いをされました。
水道施設には直接大きな被害はありませんでしたが、もう少し停電が長期化すれば配水池に貯えられた水道水が底をつき、大規模な断水が発生する恐れがありました。
名張市では、高低差のある山間部や高台の住宅地などに水を届けるため34の配水池があり、これらの施設に送水するため、ポンプなどで多くの電力を要します。
また、集合住宅等では各世帯へ水を送る際にも電力が必要な場合もあります。
つまり、電気が止まれば水道も止まる可能性があるのです。
いざという時に必要となる水について、日ごろから備えておきましょう。水の備蓄について、知っておきたい内容を紹介します。
〇どのくらい備蓄すればいい? ~1人1日3L~
最低3日分の備蓄をお願いします。
1人が1日に必要とする飲料水の量は3Lとされていますので、3人家族なら3L×3日×3人の27Lの備蓄が必要となります。
〇水道水は備蓄できる?
ミネラルウォーターを備蓄されている方も多いかと思いますが、工夫すれば水道水でも問題ありません。
水道水には保存期間があるため、いつ起こるかわからない地震などを想定した長期的な備えには向きませんが、あらかじめ接近が予想できる台風などの場合、前もって飲用水として準備することが出来ます。
なお、生活用水として利用するのであれば浴槽に水を貯めておく、等の対策も可能です。
また、貯水式の電気温水器(給湯器)をお使いの場合は、断水となった時でもタンクの水(湯)を直接取り出して、生活用水として利用することもできます。
平時より、取り扱い説明書で取水方法をご確認ください。
〇水道水の保存期間は?
水道水であれば、日光を避けて涼しい場所に保管すれば3日程度、冷蔵庫に保管すれば7日程度の保存が可能です。
なお、浄水器を通した水や沸騰させた水は塩素の効果が弱まるため、飲用として長期保存するには不向きです。
〇水道水の保存方法は?
水道水の保存には、ペットボトルの空き容器やポリタンクがお薦めです。
水を長持ちさせるには、容器を清潔に洗い空気に触れないよう口元いっぱいに水を入れ密閉し、水温を上昇させないよう冷暗所で保存することが重要です。
家族で保管場所を共有しておくことで、災害時に慌てず対応することが出来ます
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