浄化槽とは
更新日:2021年4月9日
浄化槽は、トイレ・台所・風呂場など過程から排出される汚れた水を、微生物の働きを利用してきれいにする施設で、主に各戸に設置されています。
浄化槽には単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の2種類あります
- 単独処理浄化槽とは、トイレからの汚水のみを処理するものです。この浄化槽は、台所、お風呂、洗面所からの排水である家庭雑排水(汚水)は処理せず、側溝などに直接流しますので、河川や海を汚す原因になっています。
- 合併処理浄化槽とは、トイレからの汚水や家庭雑排水など全ての汚水を処理する浄化槽です。平成12年以降は、合併処理浄化槽しか設置できなくなりました。
単独処理浄化槽をお使いの皆様に
下水道供用開始区域において単独処理浄化槽をお使いの皆様には、河川や海の環境保全を考えますと、すみやかに公共下水道に切り替えていただきますようお願いします。
下水道事業認可区域外の皆さまには、合併処理浄化槽へ転換をお考えいただきますようお願いします。
単独処理浄化槽
単独処理浄化槽
トイレ排水(し尿)の汚れは処理される。(13グラム→5グラム)
台所・風呂・洗濯等の汚れはそのまま。(27グラム)
汚れの量=合計 5グラム+27グラム=32グラム
(排出BOD量(浄化槽構造基準の住宅汚水基準値 グラム/人・日))
合併処理浄化槽
合併処理浄化槽
トイレ排水(し尿)の汚れ(13グラム)、台所・風呂・洗濯等の生活雑排水(27グラム)が合わせて処理される。
合計40グラムの汚れが処理されて4グラムとなる。
汚れの量は4グラムとなります。
浄化槽のしくみ(例)
嫌気濾床接触ばっ気方式の場合
処理方式