子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種について
更新日:2025年4月22日
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種について
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
HPV感染症を防ぐ子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、平成25年6月14日付けの厚生労働省通知に基づき、積極的な勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月26日の通知を受け、接種勧奨を再開しています。
定期接種の対象者は小学校6年~高校1年相当の女子です。
令和6年夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、令和7年3月末までに接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるようになりました。
子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)の効果について
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。
現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんを起こしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
どのワクチンを接種するかは、医師にご相談ください。
厚生労働省発行のリーフレットも併せてご覧ください。
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ(厚生労働省作成リーフレット)
子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)の副反応について
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずは予防接種を受けた医療機関の医師にご相談ください。
子宮頸がんワクチンの副反応について
*子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)に関する詳しい情報については、厚生労働省のホームページ(外部ページ)及び下部の関連ファイル及び関連リンクをご覧ください。
対象者
定期接種
名張市に住民票がある、小学6年生~高校1年生に相当する年齢の女性
※小学6年生になるときに、予診票を個別送付しています。
※15歳の誕生日を過ぎてから、接種を始めた場合は3回の接種が必要です。
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)(厚生労働省作成リーフレット)
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)(厚生労働省作成リーフレット)
キャッチアップ接種の経過措置が設けられることになりました(令和7年4月1日から令和8年3月31日まで)
※キャッチアップ接種の期限は令和7年3月31日となっていましたが、以下の条件を満たす方は接種期限が1年間延長されます。
【経過措置対象者】
- 平成9年度生まれから平成20年度生まれ(誕生日が1997年4月2日から2009年4月1日生まれ)の女性
- HPVワクチンキャッチアップ接種期間(令和4年4月1日から令和7年3月31日)の間に1回又は2回HPVワクチンを接種している方
- 接種日時点で名張市に住民登録がある方
(注意)
過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。
この時期を過ぎた場合は、任意接種として自己負担で接種することとなりますのでご注意ください。
<平成9年度~20年度生まれの女性でHPVワクチンを1回以上受けた方へ(※)>
(※)2022年4月~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方の公費による接種は2026年3月31日までです。
公費による接種を希望する方は、2026年3月31日までに2回目・3回目のワクチンを接種することをご検討ください。
定期接種の期限は高校1年生相当の年度末までです。
HPVワクチンの接種は合計3回で完了までに6か月かかります。
公費での接種完了を希望される方は今年の9月までに接種を開始されることをご検討ください。
<高校1年相当の女の子と保護者の方へ 定期接種最終年度のご案内>
接種に必要なもの
- 予診票(小学6年生時に個別送付されたもの)
- 接種記録が確認できる書類(母子健康手帳等)
- 本人確認書類
※予診票を紛失された場合は、健康・子育て支援室(市役所1階9番窓口)で再交付しております。母子手帳と本人確認書類をお持ちの上、交付申請手続きをしてください。
※キャッチアップ対象者用の予診票は、接種協力医療機関で用意している場合があります。
※三重県外で接種を希望される方は事前に健康・子育て支援室(電話番号:63-6970)へお問い合わせください。ほかの書類が必要な場合があります。
接種場所
- 名張市内の協力医療機関 令和7年度接種協力医療機関(HPV)
- 三重県内の協力医療機関 各自治体のホームページ等でご確認ください。
- 県外の医療機関 各自治体のホームページ等でご確認ください。(接種前に市での手続きが必要です。)
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)任意接種償還払いについては令和7年3月31日で終了しました。
(平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女性が対象)
関連リンク
- ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について(外部サイトにリンクします)
- ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(外部サイトにリンクします)
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