高額介護サービス費の算定誤りについて
更新日:2022年5月30日
1.経緯及び概要
介護保険制度では、被保険者が介護保険サービスを利用した際、1か月に支払った利用者負担額が、一定の上限を超えた場合に、超えた部分を高額介護サービス費として支給する制度があります。昨年、公費負担医療対象者に対する高額介護サービス費の算定誤りの事例が厚生労働省に報告されたため、令和3年12月23日に同省が全国の保険者に調査を実施しました。この調査により、全国の2/3程度の保険者において算定が適切に行われていなかったとの報告があり、名張市においても、使用している介護保険システムの設計に誤りがあり、一部の被保険者の方の高額介護サービス費の支給額に不足が生じていることが判明しました。
2.追加支給の対象者等
(1)対象期間 令和元年12月利用分から令和4年3月利用分(2)対象者数 11名
(3)追加支給総額 130,604円
3.今後の対応
高額介護サービス費の追加支給対象者の方には、お詫びと追加支給の案内を発送し、6月中に支給を行います。このことにより高額医療合算介護サービス費等にも影響が及ぶ可能性があることから、引き続き調査を行い、追加支給を行うこととします。4.再発防止策
算定誤りを解消するため、介護保険システムの改修を行い、今後の支給については、正しい算定により支給を行います。今後は、制度改正等に伴うシステム改修において、法令に基づき適正な給付を行うよう検証作業の強化を図り、再発防止に努めてまいります。