セアカゴケグモに注意しましょう
更新日:2020年6月15日
※セアカゴケグモとのかかわり方について一般的な内容を記載しています。
名張市役所では、セアカゴケグモをはじめ害虫などの直接的な駆除や鑑定は行っておりません。
セアカゴケグモについて
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セアカゴケグモ
成体(メス) -
セアカゴケグモ
成体(メス)
- 体の特徴
メス 体長は約1センチメートルで、黒色の体に赤い模様があります。
オス 体長は約0.5センチメートルで、黒色または褐色の体に白い模様があります。 - 特色
セアカゴケグモは強い毒性をもっていますが、突つかれると驚いて死んだまねをするなど、攻撃性もなくおとなしいクモです。
素手でさわらない限り咬まれることはありません。 - 生息場所
屋外ブロック、プランター、庭石や墓石の隙間やくぼみ、排水溝の側面、グレーチングの裏、マンホールの裏など
上段の写真は、成体(メス)が死んだまねをしている状態で脚を縮めています。
脚を広げるとおよそ3センチメートルの大きさにもなります。
下段の写真は、自転車置き場の車止めに営巣した例です。
セアカゴケグモを見つけたら
- 素手でさわらないようにしましょう
保護者の方は子どもがさわらないよう、気を付けてあげてください。 - 駆除しましよう
素手でさわらず、市販の殺虫剤(ゴキブリ駆除用等のピレスロイド系)などで駆除するか踏みつぶしてください。 - クモの巣の作れない環境を作ってクモが住めないようにしましょう。
家の回りの整理整頓、掃除をしましょう。
もし、咬まれたら
患部をよく水で洗い、直ちに最寄りの医療機関で受診してください。そのときに可能であれば咬んだクモを持って行ってください。治療の手助けとなります。
セアカゴケグモの卵
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セアカゴケグモの卵のう
セアカゴケグモの卵は極めて小さいもので、「卵(らん)のう」という袋に納められています。
ひとつの「卵のう」には100匹分前後の卵が入っており、1匹が1回で3から5個の「卵のう」、およそ500匹分の卵を産みます。
「卵のう」を見つけたら
これらの「卵のう」を発見したときは
- 靴の裏で踏み潰す、或いはアスファルトやコンクリートなどの固いところですり潰す
- 殺虫剤(ゴキブリ駆除用等のピレスロイド系)を噴射する
などをして、孵化しないようにしてください。
なお、成虫(メス)が近くにいることがありますので、素手で触ることは避け、手袋・軍手などを着けて除去してください。
セアカゴケグモの巣について
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セアカゴケグモが巣を作って、
卵のうを産みつけた例
セアカゴケグモの巣は、一般的に見られるクモの巣とは形状が異なり、特徴としては次のようなものがあります。
- 溝のふたの裏など、暗所に作る
- 枯れ葉や小枝を集めて小さな塊とする
- あわせて数個(多い時には10個以上)の「卵のう」が産み付けられている
写真はグレーチングに産み付けられた例で、2個の「卵のう」があります。
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