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愛情たっぷりで育てたい ~里親は新しい家族のカタチ あなたも里親になりませんか?~

更新日:2022年8月31日

 親の病気や虐待など、さまざまな事情により、親と一緒に生活できない子どもたち。こうした子どもたちを家庭に迎え入れ、温かい愛情と家庭的な環境で育てていく「里親制度」をご存じでしょうか。
 今号は、実際に5人の子どもを迎え入れた雪岡さんと、市内で里親のサポートをしている里親なんでも相談所「ほっこり」の上村さんにお話を伺いました。

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5人の子どもを迎え入れた雪岡さんに里親に対する思いを伺いました

子どもの成長を間近で見られることが里親のやりがい

 仕事ばかりしていて、人のために何かしてきたかなと思ったことが里親を始めたきっかけ。子どもを4人も育てたんだという自信もあったので、「子育てなら人の役に立てる!」そう思いました。
 ただ、同居していた私の両親からは、「自分の子どもも育て上げられないのに、よそ様の子どもも預かるなんて」と反対されました。一番下の娘が高校の寮へ入ることになり、子育てに一区切りができたタイミングで、私たち夫婦の里親生活が始まりました。
 今まで、5人の子どもを預かり、2人がこの家を巣立ちました。親の事情により不登校で家に引きこもり、走る体力がなくなってしまっていた子もいました。学校のサポートもあり、保健室登校から徐々に学校へ行くことができるようになりました。初めての運動会の日。その子が運動場を元気いっぱいに走っている姿を見た時に、思わず涙したことを今でも覚えています。
 その子が大きくなったある日のこと。「献血がしたい。献血のイベントがあったら教えてほしい」と私に言いました。献血なら人のために自分でもできると思ってくれたようです。私が里親をしたいと思った気持ちと同じだったので、一緒に生活している中で私の気持ちを感じ取ってくれたのかもしれません。その言葉を聞いた
時はすごく嬉しかったです。子どもの成長を間近で見ることができるのは、里親をしていて本当によかったなと思える瞬間ですね。

家族の温かさやあり方を思い出してもらえるきっかけに

 嬉しいことばかりではありません。苦しいときや悩むこともたくさんあります。でも、一度も辞めようと思ったことはないんです。やっぱり子どもがかわいいから。あとは、使命感。「私がやらなければ誰がやる!」って。両親に反対されても諦めなかったのは、使命感が強かったからなのかなと今になって思います。
 現在、3人の女の子と一緒に暮らしています。孫が来るとよく面倒を見てくれるんですよ。家族愛や子どもってこういうふうに育つんだと知る良い機会になっていますね。この子たちが大きくなって、将来、自分の家庭を持った時に、家族の温かさや家族のあり方を思い出してもらえるきっかけを作ることが私の役目だと思っています。

あなたも里親になりませんか?里親のサポーターに制度のポイントを聞きました

私たちは、里親さんと一緒に悩み、喜びあう応援団の一人

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里親さんは、「子どもの育ちの応援団」。私たち「ほっこり」の役割は、応援団の一人として、里親さんをサポートすることです。里親さんは、子どもの成長を見られる楽しみや喜びもありますが、子どもを迎え入れるまでドキドキしたり、一緒に生活してから悩みを抱えることもあります。
 里親は一人ではできません。少しでも負担を軽減するため、私たちが家庭訪問をし、子どもの成長を一緒に喜んだり、悩み事を聞いてどう解決するかを考えたり、里親さんの支えになればと思っています。

 

里親制度のポイント

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