「スプレー缶」「電池」「ライター」は「資源ごみ」の日に出して!分別しないと火災事故に(2022年3月号)
更新日:2022年4月20日
2022年3月号「スプレー缶」「電池」「ライター」は「資源ごみ」の日に出して!分別しないと火災事故に
伊賀南部クリーンセンター(伊賀市奥鹿野)の火災で処理できなくなった粗大ごみ(令和元年11 月)
燃やさないごみに混入した電池で火災!処理がストップ
令和元年7 月18 日に「燃やさないごみ」から出火し、「燃やさないごみ」や「粗大ごみ」の処理施設が損傷しました。そのため、破砕などのごみ処理ができず、収集した粗大ごみなどをクリーンセンター敷地内に一時的に仮置きせざるを得ない状況になりました。
約800 トンのごみ(約4 カ月分の燃やさないごみと粗大ごみの量に相当)が山積みとなり、仮設の破砕機で破砕処理を行ったり、ごみ処理を外部へ委託しながら何とか処理を継続しました。
スプレー缶・電池・ライターが火災の原因に!
ごみを収集・受入できない・・・そんな最悪の事態にもなりねない
令和元年7 月に伊賀南部クリーンセンターのリサイクル施設で発生した火災で処理施設が損傷し、一部のごみを外部で処理していました。施設の復旧工事は、昨年9 月末に完了。完全復旧には2 年もかかり、多額の復旧費用や外部へ委託したごみ処理費用も必要となりました。
もし、火災の被害がさらに大きければ、ごみ処理を停止し、ごみの収集や受入を制限せざるを得なくなります。ごみ処理を継続するためには、皆さんの正しい分別が必要不可欠です。
スプレー缶やライター、電池類など発火原因となは、ごみ収集車やクリーンセンターでの火災につながるため、「燃やすごみ」や「燃やさないごみ」へ絶対に入れないようにしてください。
「燃やさないごみ」は危険を伴いながら手作業で選別
伊賀南部クリーンセンターでは、回収された全ての「燃やさないごみ」の中から発火原因となるごみを選
別しています。手作業のため、ケガをする危険性や、使用済みマスク、ティッシュなどが混入していること
もあり、新型コロナウイルスの感染リスクも伴います。
またコロナ禍で在宅時間が増え、家庭から出るごみが増えており、選別作業は今まで以上に時間や手間がか
かります。ボタン電池のような小さいものもあるため、火災事故につながる全ての物を取り除くことは、非常に困難です。危険も伴い、選別費用もかかりますが、火災事故につながるごみの排出が後を絶たないため、選別作業を続けていかなければならない状況です。
今年1 月に収集した「燃やさないごみ」45.9tの中に入っていました!
ごみ収集車内から煙が!収集に大幅な遅れ
ごみ収集車での火災も起きています。右の写真は、 「燃やさないごみ」の回収時に、ごみ収集車内で出火 した時のもの。発見が早かったため、作業員にけがは ありませんでしたが、収集に大幅な遅れが。燃え殻か ら、スプレー缶やライターなどが複数見つかりました。
市民生活に大きな影響が出る恐れも・・・
「電池」、「ライター」、「スプレー缶」は「資源ごみ」の日に出して!
スプレー缶の正しい出し方を動画でご紹介します
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