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進んでいます!「コミュニティ・スクール」の取組 ― 地域の温もり感じる学校へ(2022年2月号)

更新日:2022年4月20日

2022年2月号 進んでいます!コミュニティ・スクールの取組
「地域の温もり感じる学校へ」

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広報なばり 2022年2月号


「子どもたちのために何ができるか」を地域全体で考え、実現していく。
その過程の中で、子どもの「生きる力」を育み、地域の未来をも切り拓ひらいていく―。
それが「コミュニティ・スクール」の取組です。

令和2年度には、市内全ての小中学校が「コミュニティ・スクール」となり、その活動は充実してきています。
今号では、市内初の「コミュニティ・スクール」となった南中学校区の、地域貢献の取組の一つを紹介します。

 

教科書にはない「生きた学習」

学校・保護者・地域の代表が、学校の運営などを話し合うために設置される「学校運営協議会」。

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▲名張のつつじが丘小学校・南中学校では、つつじが丘・春日丘自治協議会の中にある「子ども育成委員会」とも連携。学校の課題や「目指す子どもの姿」などについて話し合い、互いの立場でできることを考えています。

 



                         

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「子どもたちは、自分たちが地域で取り組みたいことを考え、地域の人と一緒になって『実現』に向けて活動していく――。まさに、教科書では学ぶことができない『生きた学習』です。

つつじが丘小学校 校長 上谷 典秀(取材当時


小学生考案の「お弁当」がスーパーで販売された!


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▲「コロナに打ち勝て!!」
児童一人ひとりによる手書きのメッセージが添えられたお弁当は、コミュニティ・スクールの取組で、名張市内のスーパーで売り出された地域のゆるキャラがデザインされた子どもたち考案のお弁当――。
子どもたちの地域を思う気持ちが詰まっています。

 

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「子どもたちが『地域のために』って、やる気になってくれるから、私らも燃えてくる!」

「お弁当を作って売りたいと聞いた時は、『売れるかな』と心配していましたが、地域の皆さんが、子どもたちの思いに賛同して、たくさん購入してくれました。
 子どもたちは、一生懸命に地域の課題を調べ、『交通安全を呼びかける看板を作りたい』などと提案してくれます。子どもたちも、地域のために力を発揮してくれる一員であり担い手です。
 子どもたちの目は真剣そのもの。『地域のために』とやる気になってくれているから、私たちも自然と燃えてくるんです」

つつじが丘・春日丘自治協議会  理事 片山 榮二さん(取材当時)





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「自分たちが取り組んだ成果が目に見えて現れる。そんな貴重な経験が自信につながる!」

「これまで手を挙げて発言しようとしなかった子が、地域の人たちとの学習や発表の場では、積極的に自分の考えを発表し始めました。これには驚かされました。
 子どもたちの提案に、地域の人が、実現に向けて取り組んでいこうと真剣に話を聞いてくれるので、すごくやりがいを感じているんだと思います。
 お弁当の販売をはじめ、自分たちが地域で取り組んだ活動が成果として見えることで、『やればできるんだ』という子どもたちの自信になっています。地域ぐるみのこうした取り組みが『生きる力』を育んでいくことにもつながっていくはずです。」

つつじが丘小学校 栄養教諭 北中 一枝(取材当時)

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市内の各小中学校でも、それぞれ「コミュニティ・スクール」の充実に向けた取組が進められています。
各校の取組みは、「コミュニティスクールだより」や「実践集」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

広がるコミュニティ・スクールの効果 

保護者や地域住民が、子どもの教育に対する課題や目標を共有することで、学校を支援する取組が充実するとともに、関わるすべての人にさまざまな効果が広がっていきます。

地域と子どもたちとの温かいつながりは名張だからこそ

 

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「これからの『コミュニティ・スクール』の取組みに期待しています」

「『学校と地域の懸け橋になりたい』との思いで、令和3年4月に地域おこし協力隊(薦原地区担当)として着任。情報発信に取り組んでいます。

 初めて薦原小学校を訪ねた時、『今日は何しに来たん?』『名前は何ていうの?』って、児童が積極的に話しかけてきてくれました。東京では、どんな人がいるか分からないから知らない人に声をかけないように教えていましたから、すごく驚きました。

 移住して感じた名張の魅力は、地域の人が、親戚のおじちゃんおばちゃんみたいに、子どもたちに接してくれる温かさ。こうした土地柄だからこそ、『コミュニティ・スクール』の取組は、これからもっと進化していくのではないかと期待しています」

▲地域おこし協力隊 長谷川 未紗さん
 【プロフィール】

 2児の母。昨年、名張に移住し、地域おこし協力隊員としてSNSや手作りの広報紙などで、小学校や保育所・地域の行事など、薦原地域の情報を中心に発信。東京では、中学校の教員を務める。

 

 

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電話番号:0595-63-7402(広報担当)
ファクス番号:0595-61-0815
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広報なばり2月号特集「地域の温もり感じる学校へ」(コミュニティ・スクールの取組)をご覧ください