メニューにジャンプコンテンツにジャンプ
名張市

松明調進行事

更新日:2017年11月20日

七百年の伝統息づく告春行事

  • 松明調進行事の写真

    松明調進行事(写真)

水ぬるむ3月1日から14日までの2週間にわたって、奈良東大寺二月堂では修二会、いわゆる「お水取り」が行われます。行法としてのお水取りは13日の午前2時頃に行われ、その後内陣で韃陀の妙法と言う水火の荒行がはじまります。
 
この荒行に用いる松明は、古来名張市赤目町一ノ井から調進されるのが習わし。宝治3年(1249年)、黒田庄領主の任にあった聖玄法眼が二月堂の二十七夜行法の松明料として、新庄・中村の私領田6段を寄進したと言うことが東大寺の文書に見られることから、今を遡ること約700年前の鎌倉時代から伝承される行事であると、地元では言い伝えられています。
この言い伝えの真否は別としても、かなり古い時代から続けられている行事であることがうかがえます。
 
松明の作成は2月中旬に松明講の人びとが朝早くから寺山に入り、樹齢70年から80年の檜1本を切り出し、極楽寺境内で約20束の松明に仕上げ、お水取り行事が行われる3月12日に東大寺まで運ばれます。この松明調進行事は、名張市に春の訪れを告げる恒例行事の一つとなっています。

このページに関する問い合わせ先

なばりの未来創造部 広報シティプロモーション推進室
電話番号:0595-63-7402(広報担当)
ファクス番号:0595-61-0815
メールでお問い合わせ

このページに関するアンケート

情報は役に立ちましたか?
このページは探しやすかったですか?
このページに対する意見等を聞かせください。