【健康と福祉】インフルエンザ予防接種補助金について(12月15日受付)
更新日:2016年3月24日
ご意見
伊賀市の友人に子どものインフルエンザの話をしたら、「名張市は補助金出ないの。子育て支援に力を入れているのに」と言われショックでした。予防接種補助金に限らず、子育て支援に関してネウボラみたいに他の市町村に負けていない物をもっと増やしてもらいたいです。医療費無料の年齢を上げるとか、中学校給食の実施など。保育園、3人目無料はありがたいですが、伊賀市と同じです。
回答
名張市では、国が定める予防接種法に基づき予防接種を実施していますが、インフルエンザワクチンについては1994年の改正により法による接種から任意接種のワクチンとして位置づけられました。2012年の厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会による「予防接種制度の見直しについて(第二次提言)」では「水痘、おたふくかぜ等について、広く接種を促進することが望ましい」というワクチンの追加提言がなされていますが、小児のインフルエンザワクチンについては、言及されていません。
インフルエンザワクチンの有効性は、他のワクチンに比べて低く、発病阻止効果はワクチンのウイルスの型が流行ウイルスの型と一致した場合でも60%程度とされています。一方、肺炎などの重症化は防げるため、インフルエンザの合併症のリスクの高い高齢者には、2001年11月から予防接種法により接種を行なうこととされ、名張市でも高齢者インフルエンザワクチンに対する助成を行っているところです。
なお、名張市では乳幼児の代表的な冬期下痢症であるロタウイルスによる感染症を防止する目的で、ロタウイルスワクチンの予防接種費用の助成を行うとともに、将来、慢性肝炎や肝硬変、肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こすB型肝炎ウイルスの感染症を予防するため、1歳未満児に対するB型肝炎ウイルスワクチン予防接種費用の助成を行っています。今後も国の動向を注視しながら検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いします。