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名張市

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【くらしと環境】上下水道料金について(6月20日受付)

更新日:2019年8月13日

ご意見

 名張市の上下水道の料金は、隣市(伊賀市・津市)と異なり、基本料金に「10立方メートル分の使用料」が初めから上乗せされています。そのため、1ヶ月の水道使用量が5立方メートル未満の世帯(単身者や高齢夫婦など)にとっては、水道料金が隣市と比べて非常に高くなります。(月2~3立方メートルの使用量ですと、隣市より月1000円以上高い計算になります)。公共料金である水道料金で、隣市とこれだけ大きな差があるのは問題ではないでしょうか。また、「水道使用量が10立方メートル未満であっても、10立方メートル分の料金を基本料金として徴取する」ことは、水道事業における「受益者負担の原則」に反しているのではないでしょうか。亀井市長のご見解をお伺いしたく存じます。

参考:各市の上下水道料金(1ヶ月、口径13mm、税込)

              名張市  津市  伊賀市(上野地区) 
 0立方メートル(基本料金)  2754  1166   1512
 2立方メートル        2754   1307   1685
 3立方メートル        2754   1377   1772
 5立方メートル        2754   1517   1944
10立方メートル         2754   1868   2376 

回答


 地方公共団体が行う水道事業につきましては、地方公営企業法が適用され、受益者負担の原則による独立採算制を基本に、使用者の皆様にご負担いただく水道料金を主な財源として運営させていただいており、水道料金の決定にあたりましては、事前に審議会にお諮りしたうえ、市議会で議決をいただき、水道法に基づき厚生労働大臣へ届出をしております。
 現在、本市の水道料金体系としましては、基本料金と使用水量に応じて課金する従量料金を組み合わせた二部料金制とし、また、使用水量が増えると料金単価も上がる逓増型従量料金制を採用しています
 水道事業を運営するための経費には、安全で安定的に水を供給できる体制を維持するための固定的経費と給水量に応じて変動する経費があり、固定的経費には検針や料金収納に要する経費のほか維持管理費や減価償却費などがございます。この固定的経費については、本来、基本料金へ配分され、水道使用者の皆様にご負担いただくものですが、基本料金の高額化を避けるため、多くを従量料金に配分しているところです。
 本市では、10立方メートルまで料金が変わらない料金体系を採用しており、日常生活で欠かせない水道の使用分は、低料金で利用できるよう料金設定しているものです。この基本水量を設定しておりますのは、三重県下14市の内で8市あり、その内10立方メートルまでを基本水量としているのは5市ございます。また、本市での平均的な一カ月の使用水量は23~24立方メートルで、平均的なご家庭の使用量一カ月当たり20立方メートル(全国市町村の料金比較で家庭での平均的な使用水量として一カ月20立方メートルが使われます)として県内の水道料金を比較すると、14市中2番目に低く、上下水道と合わせた料金でも5番目の低さとなっております。
 近年では世帯人員の減少や単独世帯の増加等により基本水量内で使用されるケースが増えてきておりますことから、次回の料金改定の際には、社会情勢も考慮しながら包括的に検討してまいりたいと存じます。何卒、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。

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