電気火災の発生を防止しましょう
更新日:2022年3月7日
近年名張市では、電気機器や配線が原因となる火災が多く発生しています。
これらの火災は、日頃からのちょっとした注意やお手入れなどにより防ぐことができます。
今一度身の回りの電気機器などの取扱い状態を確認してみてください。
トラッキングによる火災
トラッキングとは、長い間差し込んだままになっているプラグとコンセントの間にほこりがたまり、そこに湿気が加わることで放電が繰り返されて熱を持ち、最終的に発火してしまうという現象です。
【コンセントとプラグの間に埃がたまると危険です】
対策
・プラグやコンセント部分の埃を定期的に清掃する。
特に洗濯機や冷蔵庫、テレビなど長い間差しっぱなしにしているものや、台所や洗面所などの湿気を帯びやすいところから出火する可能性があります。
・使用する際はプラグとコンセントをしっかりと接続する。
・使用しないコンセントは抜いておく。
・トラッキング対策品を使用する。
電気コードからの火災
電気コードを束ねたまま使用していたことで、コードが熱を持ち、放熱が阻害され、保護材が熱で溶けて電気配線がショートし出火に至ることがあります。
また、傷ついたコードや重い家具が乗った状態で使用し続けると、コード内で断線し火災に至ることがあります。
【出火した電気コード】
対策
・電気機器のコードや延長コードなどを束ねたままで使用しない。
・家具などで電気コードを踏みつけない。
・釘やステップルで打ち付けない。
・表面のビニール被覆に劣化や傷がある電気コードは使用しない。
・一箇所に極端に折れ曲がった状態で使用しない。
たこ足配線からの火災
コンセントまたはタップの許容量を超える電気器具をつないで使用してしまうと、コンセントやタップが過熱して火災に至る可能性があります。
【令和2年度 防火ポスター作品より】
対策
・テーブルタップ等を使用する際は、許容電気容量を守る。
タップ等を確認すると、許容電気容量が表示されています。
・使用しない機器は電源を切り、プラグを抜いておく。
総務省消防庁や独立行政法人製品評価技術基盤機構のホームページでは、さまざまな電気機器の注意喚起動画等が掲載されていますので下記のリンク先よりご覧ください。
関連リンク
- 【総務省消防庁ホームページ】「未然に防ごう!電気器具火災」~身近に潜む火災危険~(外部サイトにリンクします)
- 【総務省消防庁ホームページ】電気火災対策(監修:消防研究センター)(外部サイトにリンクします)
- 【独立行政法人製品評価技術基盤機構ホームページ】電気火災及び製品火災に係る注意喚起動画(再現実験映像等)・ ポスター(外部サイトにリンクします)