平成23年度決算
更新日:2020年6月10日
平成23年度水道事業の決算概況
業務量等
平成23年度の年間有収水量は、9,840,369立方メートルと前年度に比べ110,702立方メートル(1.1%)の減となりました。減少した要因は、第一に給水戸数は30,242戸と前年度に比べ523戸(1.8%)の増になった反面、給水人口は81,967人と前年度に比べ130人(0.2%)の減となったこと、第二に節水意識の浸透や節水機器の普及により水需要が減少傾向があること、第三に景気低迷により大口需要者の水需要が減少したことが考えられます。
また、年間配水量は、10,953,682立方メートルと前年度に比べ64,164立方メートル(0.6%)の減となりました。
経営状況
平成23年度の収益的収支については、事業収益が1,443,012,937円(税込額1,513,075,174円)で前年度比較2.2%(32,027,443円)の減収となりました。その主な要因は、料金収入と受託工事収益が減少したことによるものです。
また、事業費用は1,501,684,879円(税込額1,547,870,742円)で前年度比較は132384円増とほぼ前年度並となりました。これは、受託工事費等が減少したものの、減価償却費等の営業費用が増加したことによります。
これらのことから、収支差引額58,671,942円が当年度純損失となりました。
次に、資本的収支(税込額)については、収入が153,300,353円に対し、支出が697,572,958円となり、収支差引不足額の544,272,605円は損益勘定留保資金等で補てんしました。
なお、今後の事業経営については、料金収入の増収が見込めないことから厳しい経営環境が続くことが予想されるなか、引き続き経営効率化の推進と経費節減等の経営努力をしていかなければならないと考えます。
建設改良の状況
建設工事については、平成23年度から平成32年度の10年間を計画期間とする水道ビジョンに基づき、次の工事を実施しました。
「安全で安定した水の供給」のための施策である老朽施設の更新・改良として、富貴ヶ丘浄水場受変電設備更新工事169,144,500円をはじめ、国津系遠方監視制御装置更新工事外2件の電気設備の更新工事を実施しました。また、梅が丘低区配水池については劣化補修工事を実施し耐震性を高めました。
管路については、「安全で安定した水の供給」の施策である老朽管の更新・改良および「災害に強い水道」の施策である基幹施設の耐震化として、桔梗が丘地内送配水管更新工事71,507,100円を実施しました。なお、中町、木屋町における公共下水道事業と同時施工の配水管更新工事費については、公共下水道事業の進捗に応じ、23,000,000円を次年度へ予算繰越しました。
さらに、地震災害等の緊急時に備えるバックアップ管路整備工事として、夏見地内連絡管布設工事を実施しました。
水質管理
水質検査の適正な実施および情報提供のため「水質検査計画」を策定し公表するとともに、安全で良質な水の供給に努めました。
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