平成15年9月から10月:基本構想(素案)のパブリックコメント実施
更新日:2016年1月22日
新しい名張市総合計画基本構想(素案)
「新しい名張市総合計画基本構想(素案)」について、市民のみなさまからご意見を募集しましたが、寄せられたご意見の概
要とこれに対する市の考え方は下記のとおりです。
ご意見をお寄せいただきありがとうございました。
募集期間
平成15年9月8日(月曜日)から平成15年10月20日(月曜日)
意見の件数(意見提出者数)
39件(8人)
意見の取扱い
修正 | 素案を修正するもの | 5件 |
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既記載 | 既に素案に盛り込んでいるもの | 7件 |
参考 | 素案に盛り込めないが、今後の参考とするもの | 16件 |
その他 | 素案に反映できないが、意見として伺ったもの | 11件 |
意見の概要と市の考え方
市民等の意見の概要 | 件数 | 意見に対する名張市の考え方 |
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序論 第1節 策定にあたって |
1件 | <その他> 現行計画では、平成22年度まで人口増加が続くものと予測していましたが、現実には平成12年度をピークに人口は減少に転じています。人口は、幅広い施策分野に大きな影響を与える基礎的要件であり、ここでは現状を踏まえ、総合計画の見直しを行う必要があることを説明しています。 総合計画は市の最も基本となる計画であり、人口見通しはその基礎的要件となることから、広範な分野の計画や施策に影響が及ぶものであり、個別具体的にどのような施策に反映するかを逐一記述することは困難です。 |
(1)計画改定の趣旨 新しい総合計画に基づく「基本計画」(前期計画)→「実施計画」の展開では、行財政改革の進捗度に基づいて「財源確保の見通し」を明らかにして、市政運営のマニュフェストとして施策の実現を約束することが必要である。 |
1件 | <参考> ご指摘のとおり「基本計画」では、全体の財政フレームと計画期間中の数値目標を掲げるなど、具体的な取り組みとその成果を市民の皆さんに明らかにすることにしています。また、行政評価によりその結果についても、お示しすることにしています。 |
(1)計画改定の趣旨 「民間の経営手法…行政マネジメントシステム導入の必要性…」とあるが、これらは具体的な個々の「基本計画」の施策遂行に際して導入されるべき手法であり、「行政の執行能力に関わる課題」でもあることから、「総合計画基本構想」を見直しする理由づけにはならない。 |
1件 | <修正> ここでは、社会変化に的確に対応するため、計画の見直しが必要であることを記述しています。まちづくりを進めるための新しい協働の仕組みづくり、効果・効率的な経営管理の必要性などは、社会変化への対応の必要性を説明するための例示として掲げたものですが、わかりやすくするため表現を 修正します。 なお、、右肩下がりの時代に対応するためには、都市経営の充実、強化が不可欠であり、計画の大きな柱として、政策大綱に位置づけています。 |
(2)計画の性格 新しい「まちづくりの基本理念」を掲げた「総合計画」は、市政運営の最上位のものとして位置づけし、名張市の最も基本となる計画として、名張市の将来像の実現に向けて実行計画を執行していく…という「行政の強い決意」を表明することが必要である。 したがって、「・・・役割を果たすことが期待される。」というような曖昧な表現は不適当である。 |
1件 | <その他> 計画の性格では、名張市の最も基本的な「行政運営の指針」として位置づけることは素案に既述しています。 「期待される」という表現は、行政だけでなく市民や企業等"多様な主体のまちづくりの指針"としての役割に言及したものであり、この計画が市民等の活動を、拘束するものではないことから、このように表現しています。 |
序論 第2節 社会潮流と名張の可能性 1.社会潮流 1980年代の世界的な変化をよく認識した上で、1990年代以降
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1件 | <既記載> 序論 第2節"1.社会潮流"において、ご指摘の趣旨を記述しています。 量的拡大から質的向上へ、ものの豊かさから心の豊かさへ、ピラミッド型からネットワーク型へ、画一から多様性へと向かう、ポスト産業社会の大きな時代潮流を踏まえつつ、持続可能なまちづくりに取り組むことが重要であると考えています。 |
2.名張の可能性(地域ポテンシャル) 産業を軽視している。 自然・住宅・文化・福祉が前面に出ているが、地方の自立は税収での自立であり、ものづくりは人の社会でもっとも基本にあるもので、名張しかできない様な産業である醸造業を育ててはどうか。 また、他地域への職員の留学を勧める。 |
1件 | <参考> 今後の名張市のまちづくりの方向を考えるという大きな視点にたてば、地理的環境や交通条件などから、従来型の産業の大きな発展を期待することは困難であり、また、行政主導の産業政策が機能する時代ではないと考えています。環境・福祉・文化・教育など、暮らしの質を高める取り組みの中から、新しい産業の展開も可能であると考えています。 なお、ご提案いただいた酒造業等の醸造業は、まさに地域に根ざした産業であり、その振興を図ることは重要な課題であると認識しています。 |
基本構想の体系について 「まちづくりの理念」→「将来都市像」→「まちづくりの基本方向」→「基本計画」→「実施計画」の流れが、一般の市民にもよくわかる、スッキリした体系の構成にして、補足説明をする形式にする必要がある。 |
1件 | <その他> 厳しい社会経済環境の中、あれかこれかの選択が求められており、これまで以上に重点的、効果的な施策展開が重要になっています。 こうしたことから、新しい総合計画ではまちづくりの戦略を重視して、このような計画の構成としています。 |
第1章 まちづくりの基本理念 素案では「福祉」を「市民の幸せの追求」としている。もう少し、具体的に見える形で、福祉と言う言葉を考えた方が分かり易い。私は、究極的な福祉とは、「完全雇用が達成された状態を言う」、と思っている。 高齢者を弱者と見るのではなく、経験豊富な働き手と見るべきである。 消極的な福祉を考えるのではなく、積極的な福祉を考えるべきである。 |
1件 | <参考> 「完全雇用が達成された状態」は、幸せな社会のためのひとつの要因であるといえ、まちづくりの基本理念ではなく具体の施策の部分で取り組み方針等を明らかにしたいと考えます。 また、ご指摘のとおり、この計画では高齢者をまちづくり等で大きな役割を果たす担い手として捉えています。同時に、高齢者がさまざまな分野で元気に活躍することなど、自立を基本に社会福祉のあり方を考えています。 |
第1章 まちづくりの基本理念 「人間尊重」の精神は障害者、女性、子どもなど全ての市民に共通するあらゆる施策の根底にあるべきで、今何故「人間尊重」(人権尊重)を前面に押し出す必然性があるのか定かではない。共助・共生、共創を包含するテーマを象徴するキャッチワードが必要である。 |
1件 | <その他> まちづくりの基本理念は、まちづくりの基本に据える考え方(基本精神・概念)を明らかにしています。 ここに掲げる「人権尊重」とは、すべての市民に共通する課題であり、まちづくりの普遍的なテーマであるともいえます。大きな時代変化の波が押し寄せる現在、改めてまちづくりの原点である「人間尊重」を理念に掲げる必要があると考えます。 |
第1章 まちづくりの基本理念 「福祉の理想郷づくり」は「福祉の分野」を表現するものであり、最上位に位置する「将来都市像の実現を目指す"キャッチワード"」としては妥当ではない。まちづくりの基本とする「人(共助)、自然(共生)、文化(共創)」を「将来都市づくりのキーワード」として、「豊かな自然と文化に包まれ、誰もが生き生きと輝いて、幸せに暮らせるまちづくり」を「まちづくりの理念」の "キャッチワード"とする方が妥当である。 |
1件 | <その他> まちづくりの基本理念で掲げる「福祉」は、計画中に明記しているとおり広義の福祉、すなわち「幸せ」を意味しています。 なお、このまちづくりの基本理念をもとに、名張の地域特性やまちづくりの課題を踏まえて名張の将来像を明らかにしています。将来像を簡潔に表現する"キャッチワード"は、「豊かな自然と文化に包まれ、誰もが生き生きと輝いて、幸せに暮らせるまち」としています。 |
第3章 土地利用構想 10余年もの間一貫した「土地利用」を踏襲するとして、今一度、過去の土地利用施策の全てについて、土地利用の現況や特性、まちの形成過程や今後の動向などを見極めて、検証・評価を行い、市民に将来像が具体的に見える「基本計画」の施策を策定する必要がある。 |
1件 | <参考> 土地利用構想は、長期的な視点から空間的にみた名張の将来像を明らかにするものです。 具体的な土地利用については、都市計画や農業振興地域整備計画等により運用されており、それぞれ定期的に現況を調査し、必要に応じて見直しが行われています。 |
第3章 土地利用構想 1.将来都市構造 中環と外環の二つの環状道路の構想について、外環の国道165号から南半分の部分を、緊急に先行投資して、優先して道路整備すべきである。 将来的には、北半分を後で造り、環状道路を形成させればよい。 また、並行して道路幅的に可能ならば現道165号の市街地部分の4車線化や交差点改良を行うべきである。 |
1件 | <参考> 「将来都市構造」や「土地利用構想」を踏まえて、交通量の予測などに基づき、幹線道路網の整備を計画的に進めていくことにしています。 県、市の厳しい財政環境から、環状道路の整備に直ちに着手できる状況にはありませんが、円滑な交通を確保するため、当面の対策として交差点改良や効果的な信号等の交通制御システム、交通分散などに関係機関と連携して取り組みます。 |
第4章 まちづくりの戦略 一般市民は「大学誘致と存在の意義」を、大学有識者の頭脳や研究成果を最大限に活かして市の福祉行政に反映して、名張市が他市に類をみない「福祉政策実践のモデル都市」になることを求めている。 |
1件 | <既記載> 第4章第2節"1.市民活動推進プラン"あるいは、"6.能力をいかす、スローライフプラン"において、ご指摘の趣旨を記述しています。 また、現在皇學館大学と共同して地域福祉計画の研究・策定に着手しており、今後も連携を強化しつつ、福祉施策を推進する方針です。 |
第4章 まちづくりの戦略 エコビジネス・環境ビジネスを考えてみてはどうか。地域密着型の産業であり、幅広い業種に関連することから多くの企業の参入が可能である。 具体例としては、リサイクルショップを設置してはどうか。壊れたものは、経験豊富な高齢者・退職者の技術を生かして再生・修理をすることができる。 「水」に関する具体例としては、活性炭などで名張川の水質を浄化して、ビオトープなどをつくる。 「土」に関する具体例としては、遊休農地を名張市で借り上げて、野菜その他をつくり、名張市の消費者に販売する地産地消を推進する。 農園を個人に貸し付けるのではなく、NPO団体、ボランティア団体などに貸し付けるようにする。 |
1件 | <修正> リーディングプランは、名張の地域特性を踏まえながら質の高い「暮らしのまち」を創造する視点から計画したものですが、ご提案のとおり、福祉、環境、教育・文化などの取り組みは新しい産業の起業や展開につながると考えています。 環境をはじめとする新しい分野の産業振興については、提案の趣旨を踏まえて第6章政策の大綱、第3節施策の展開方向を修正します。 なお、具体的な施策展開に関する提案については、基本計画や具体の施策推進の参考といたします。 |
第4章 まちづくりの戦略 第2節 リーディングプラン スロータウン・スローライフの考え方を取り入れ、リーディングプランが構想されているが、これまでの「ゆとり宣言都市」「快適環境宣言都市」がされ、どのような施策が策定され、どこまで達成されているか、評価し、更に実践的な計画として計画に反映する必要がある。 |
1件 | <参考> まちづくりの戦略は、過去の取り組みの延長から検討するのではなく、名張市の特性や時代変化を踏まえつつ、将来像を実現するために特に重視すべき取り組みを白紙から構想したものです。 なお、ご指摘の宣言はまちづくりの大きな方針や方向を明らかにしたものであり、多様な主体の広範な分野にわたる取り組みに関連することから、一定の基準やモノサシで単純に評価することは困難であると考えます。 |
第4章 まちづくりの戦略 第2節 リーディングプラン 3.水と緑のガーデンシティプラン 「人を引きつける美しい街づくり」を推進するために、
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1件 | <既記載> 自然環境を生かして美しいまちを創造すべきであるとのご意見の趣旨は水と緑のガーデンシティプランにおいて記述しています。 具体的なご提案は、基本計画・実施計画の策定や今後の施策展開の参考とします。 |
第4章 まちづくりの戦略 第2節 リーディングプラン 4.農のある暮らし、スロータウンプラン
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1件 | <既記載> "農のある暮らし、スロータウンプラン" および"能力をいかす、スローライフプラン"において、ご指摘の趣旨を記述しています。 具体的なご提案は、基本計画・実施計画の策定や今後の施策展開の参考とします。 |
4.農のある暮らし、スロータウンプラン 農業を生かして、地産・地消をめざすためにも、「道の駅」を建設してはどうか。 観光の葡萄狩り・イチゴ狩りのお客さんを案内することもできると思われる。 名張市・商工会議所・JA等が協力して出資金もすれば、何とかなるのではないか。 |
1件 | <参考> 第4章第2節"4.農のある暮らし、スロータウンプラン"および第6章第3節"2.美しい自然に包まれた、憩いと潤いのある暮らし"の趣旨に基づく、具体的なご提案として、基本計画・実施計画の策定や今後の施策展開の参考とします。 |
7.まちの顔づくりプラン 「人を引きつける美しい街づくり」を推進するため 既成市街地の下水道工事の際、電気・電話線を埋設させて、歩行者天国の宿場町に復活させる。 |
1件 | <参考> "まちの顔づくりプラン"に基づく、具体的な施策のご提案として、基本計画・実施計画の策定や今後の施策展開の参考とします。 |
第4章 まちづくりの戦略 第2節 リーディングプラン または 第6章 施策の大綱 第3節 施策の展開方向 へ次のとおり提案する。 「新エネルギー推進プラン」
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1件 | <修正> 第6章第3節の"2.美しい自然に包まれた、憩いと潤いのある暮らし"の"(1)良好な地域環境づくり"の文中を「…市民、事業者、行政が一体となって省資源、省エネルギーに取組み、新エネルギーの導入など、環境負荷の少ない生活様式を広める…」と修正します。 また、基本計画の中で、そのひとつの展開として、新エネルギーの導入についての提案を反映します。 |
第6章 施策の大綱 第3節 施策の展開方向 1.互いに認めあい支えあう、健康で安心できる暮らし 「…自由に社会参加でき…」とあり、自由を連呼しすぎるきらいがある。 |
1件 | <その他> 誰もが自由に社会参加できる社会の創造は、大変重要なことであると考えます。 |
1.互いに認めあい支えあう、健康で安心できる暮らし 健康保健の推進で、医者に頼らない元気な都市宣言をする。 |
1件 | <既記載> 健康は重要な課題であり、ご指摘の趣旨を記述しています。 都市宣言については、今後の検討課題とします。 |
1.互いに認めあい支えあう、健康で安心できる暮らし 幼児・学童保育を充実させ、児童楽園教育として寺子屋研習塾を支援する。 |
1件 | <参考> "互いに認めあい支えあう、健康で安心できる暮らし"の趣旨に基づく、具体的なご提案として、基本計画・実施計画の策定や今後の施策展開の参考とします。 |
2.美しい自然に包まれた、憩いと潤いのある暮らし 基本構想では、市民意識調査結果(「"農作物づくりをしたい・できればしたい"人は6割以上である」)を踏まえて、「新しい名張農業の展開」等を計画しているが、深刻な状況にある農業と趣味や楽しみで農作物づくりしたいという回答を同列に扱って、検討することは適当でない。 市民意識調査の回答者数879人の中、「農業」の人は20名(2.3%)であるのに、問20では「農家」が12.6%で、換算すると110人となる。 |
1件 | <その他> ご指摘のとおり市民意識調査の結果を参考とし、または、計画に反映していますが、名張の地域資源を活用しながら豊かな暮らしを創造するために、都市部と農村部の交流を図ることは極めて重要であり、新しい地域づくりや農業展開の可能性が開かれるものと考えています。 なお、職業を農業とした回答者が20名であったのに、"問20"で農家と回答した方が110名であるというご指摘については、兼業農家(主にサラリーマン)の方やその御家族の方が回答された結果と考えています。 |
3.人が行き交い活力あふれる、便利で快適な暮らし 関西圏への通勤・通学に交通の便利な住宅の街つくりを行う。 |
1件 | <既記載> "人が行き交い活力あふれる、便利で快適な暮らし"において、「名阪国道へのアクセスの検討」や「鉄道交通の利便性向上」について記述しています。 |
4.豊かな人間性と文化を育む、ゆとりに満ちた暮らし 「自ら学び自ら考える教育内容の充実や、ゆとりある教育環境の整備…」とあるが、これを進めた結果、今日の惨憺たる状況がある。むしろ厳しいと思われるほどの押し付けの教育を受けた方が良い時期もある。そういう時期を通り過ぎてこそ、自ら考える人間性を育み、豊かな人間性が育まれる。自由とゆとりが合体して、自由で言いたい放題、やりたい放題、ゆとりは怠けにつながり、昨今の学校崩壊・家庭崩壊に結びついたのではないか。自由とゆとりは削除すべきである。 |
1件 | <その他> 教育に関する方針には、様々な考え方がありますが、現在の国の義務教育の方針等を踏まえて、子どもたちの個性を尊重しながら、豊かな人間性と生きる力を育む教育を基本としてまいりたいと考えます。 ご指摘の「ゆとり」は、教育内容ではなく、環境面における表現であり、また、「自由」という表現は使用しておりません。 |
4.豊かな人間性と文化を育む、ゆとりに満ちた暮らし 「誰もが、自由に学び…」とあるが、学ぶことに自由・不自由があってはならないので、削除すべきである。 |
1件 | <修正> 第6章第3節の"4.豊かな人間性と文化を育む、ゆとりに満ちた暮らし"の文中を「誰もが、時間や場所を問わず、楽しく学び、…」に修正します。 |
第4節 横断的に取り組む政策分野 「透明で開かれた市政」「市民志向、成果志向」「効率的で健全な市政運営」が機能し、行政が所管する施策の推進・達成について「結果責任」を負う「市政運営」が必要であり、横断的取り組みであってもそれぞれの施策の「実施計画」の推進と執行の責任体制を明確にする必要がある。 |
1件 | <修正> ご指摘のとおり、横断的取り組みについても、それぞれの施策の推進と執行の責任体制を明確にする必要があると考えています。ご意見の趣旨を踏まえ、体制の整備について表現するよう修正します。 |
基本構想全体について グローバル化が進展しているが、この動きの基本には自由と自助の精神があり、それを妨げる行政の規制等をなくすことが求められている。ひるがえって、名張市を見れば、グローバリズムに逆行するムラ意識が色濃く残されており、「区」という名称で行政に取り入れられている。職場においてもこうしたムラ意識は残されている。今後、グローバル化の進展に伴い、民族と文化の多様性を求める動きと対立を生んでいくと考えられる。国内でも、その最大の勢力であるムラ意識について、総合計画に触れられていないのは残念であり、よく検討しておくべきである。 |
1件 | <参考> グローバル化の進展は、同時に地域の独自性や個性を重視しようとする動きをもたらすものと考えられます。ご指摘のように、自由と自助を基本にした人々や地域間の重層的な連携を図るうえでも、補完性の原則が注目されているように、身近な人々や地域の連携が基本になるといえます。 住民が主体となって地域の実情に応じてまちづくりを進めるためには、自治会等にこれまで以上に大きな役割を担っていただくことが求められていると考えます。しかしながら、ご意見のとおり、閉鎖的な地域づくりではなく、多様な地域とのネットワークを形成するなど開かれた地域づくりを目指す必要があり、地域づくり戦略等でそうした趣旨の記述をしています。同時に、多様な市民が協働してまちづくりを進めるためには、「区(=コミュニティや地縁)」だけでなく、 NPOなどに代表される個人の選択による組織(「知縁」)の役割もこれまで以上に重要になるものと考えます。 |
基本構想全体について 人の社会のような複雑系は、物理法則のように将来を予測することができないので、計画の遂行をチェックし評価する機能が必要である。 |
1件 | <既記載> 行政評価制度による結果を検証したうえで、計画の見直しを含めて社会環境の変化に柔軟に対応していくことが必要であると考えており、このことは第6章第1節"都市経営の視点"に記述しています。 |
基本構想全体について 基本構想が単なる掛け声にならぬよう、また、出来もしない計画の発案により組織のモラル低下を招くことがないよう、的確な基本構想を策定する必要がある。 |
1件 | <参考> ご意見のとおり実現性を重視して、計画の策定に努めます。 |
基本構想全般について 名張に生まれ、名張で育った者たちが、都会から帰郷したくなる環境づくりを行う。 |
1件 | <参考> ご意見は名張市にとって、大変重要な課題であり、新しい総合計画では、「暮らしのまち」としての魅力を高めることにより、定住環境を整備する方針のもとに、さまざまな施策を推進する方針を掲げています。 |
その他 青蓮寺地区に緑の散歩道があります。その歩道に車の待避所が何箇所かありますが、地区予算で簡単なベンチを設置してはどうか。 |
1件 | <その他> 第4章第2節"2.地域づくり推進プラン"の趣旨に基づく、具体的なご提案ですが、青蓮寺区の属する百合が丘地区まちづくり協議会において、検討をいただくのが適切と考えますので、ご提案の趣旨をお伝えします。 |
その他/審議会について 「基本構想」の審議と「基本計画」の施策立案は同時に進めるのは仕方ないが、基本計画の施策が基本構想とどのように関連、整合しているか、また、実施計画が妥当かどうかも含めた審議をする必要がある。 |
1件 | <参考> 総合計画審議会には、基本構想策定について諮問していますが、参考として基本計画の素案をお示しし、ご検討をいただくことにしています。 今後、総合計画の進行管理については、行政評価制度や各部門の計画等と連携し、市民参加のもとに適切な対応を行うことにしています。 |
その他/審議会について 審議会事務局は、それぞれの"キャッチワード"修正の意味、ねらい等について詳しく説明され、一般市民には「審議会議事録」として市HPでも公表する必要がある。 |
1件 | <参考> 総合計画審議会で議論をいただいた事項については、審議会の議事概要としてホームページで公表します。 |
その他/市民意識調査について 今回の意識調査は前回調査と比較して大変低くなってが、この結果を謙虚に捉えるべきである。また、「市民意識調査」結果のまとめ方について職業別、地区別、居住年数別、年代別などの分析が行われていない。次回の意識調査の際は、世帯主別も含めて、差異分析が可能となる最低母数や、設問の設定も検討する必要がある。 |
1件 | <参考> 前回の市民意識調は、職員が直接配布・回収を行う方法により実施したことから、高い有効回収率(95.7%)でしたが、今回は、時間的・予算的な制約から郵送調査としたことから、回収率は44.1%に留まりました。 今回の市民意識調査報告書では、統計的な信頼度の問題から公表していませんが、地区別・年代別・男女別の集計、分析を行い参考としています。 次回調査については、ご意見を参考に検討します。 |
その他/市民意識調査について 市民意識調査結果では、「当分の間住みつづけたい」との回答を、「住みつづけたい」と分析しているが、これは将来名張市から移りたいとして集計するべきである。新しく「将来人口予測」を基礎的条件とするならば、将来名張から移りたい人が多いということを人口推計や計画に反映していくべきである。 |
1件 | <その他> 市民意識調査の"問3"の回答には「市外へ移りたい」(時期は不問)という選択肢があり、「当分の間住み続けたい」との回答を直ちに「将来名張市から移りたい」と分析するのは適当でないと考えます。 また、将来人口は、一般的な統計手法(コーホート法)により推計しています。 |
その他/基本計画など 具体的、実践的な施策を「基本計画」、「実施計画」(目標期限)として、スピード感を持って市民に提示されたい。 |
1件 | <参考> 「基本計画」、「実施計画」は、遅滞なく市民に公表します。 |
その他/現行計画の評価 現行の「新世紀創造プラン」の施策168項目の各々についても、行政評価を行い説明責任を果たすべきである。 |
1件 | <その他> 行政評価は、市政一新の取り組みとして、本年度試行し、平成16年度に本格実施する予定です。新しい総合計画は、行政評価と連動し、的確な進行管理を図ることにしています。 |
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