はしご付消防自動車について
更新日:2018年6月12日
35m級先端屈折式はしご付消防自動車
名張市消防本部のはしご付消防自動車を紹介いたします。名張市消防本部では、はしご付消防自動車(はしご車)を名張消防署に1台配備しています。
平成7年から約22年間に亘り運用していたはしご車の老朽化に伴い、平成29年2月7日からは、新はしご車
の運用を開始し、最新鋭の機能を備えた車両で市民の皆様の安心と安全を守っています。
なお、はしご付消防自動車の概要は次のとおりです。
【諸元】
乗車定員 | 6名 |
車両寸法 | 11.45m(長さ)×2.49m(幅)×3.6m(高さ) |
車両総重量 | 19860kg |
総排気量 | 9000cc |
【主な機能】
最大地上高 | はしごは約35mの高さまで伸ばすことができ、10階建の建物にも対応することが可能です。 | |
起伏角度 | はしごは75度まで起立させることができます。また、マイナス17度まで倒伏することもでき、河川など地上より低い場所からの救出も可能です。 | |
先端屈折 | はしご先端の一部を折り曲げることができ、建物の屋上に設置されたフェンスや電線などの障害物を避けることができます。 | |
バスケット | はしご先端に取り付けられたバスケット(カゴ)には、最大で4名乗ることが可能です。 | |
リフタ | 大勢の方を救出する場合、エレベーターの様にはしご本体に沿って上下に昇降するリフタ(昇降機)により、連続した救出が行えます。 | |
電動放水銃 |
バスケット内に装備した電動式の放水銃により、隊員がバスケットに乗らなくても毎分1,100リットルの放水が行えるため、高い場所からの放水を安全に実施することができます。 | |
照明装置 | はしご本体に装備した投光器はリモコン操作により照明の必要な箇所に方向を変えることができます。その他にも車両の側面や上面、後面やバスケット等に投光器や作業灯の照明器具を装備しているため、夜間の活動でも明かりを確保できます。 |
【新旧はしご車】
左:新はしご車 右:旧はしご車