名張市水道事業の歩み
更新日:2015年3月19日
名張市水道事業の歩み
昭和38年12月 | 名張市水道事業経営認可(厚生省収環第473号) |
昭和39年7月 | 大屋戸地内にて水源地第1次工事着工 |
昭和39年9月 | 名張市水道給水条例および同施行規則制定 |
昭和40年2月 | 桔梗が丘地区の一部に給水開始 |
昭和41年1月 | 桜ケ丘配水池(2,000立方メートル)竣工 |
昭和42年11月 | 桔梗が丘第1配水池(1,000立方メートル)竣工 |
昭和42年12月 | 名張市水道事業の設置に関する条例制定 |
昭和45年7月 | 青蓮寺ダム管理開始 |
昭和46年9月 | 大屋戸浄水場1号浄水施設(7,500立方メートル)竣工 |
昭和46年12月 | 第1次名張市水道事業変更認可(厚生省環第848号) |
昭和49年3月 | 大屋戸浄水場2号浄水施設(15,000立方メートル)竣工 |
昭和49年4月 | 水道事業管理者設置 |
昭和55年3月 | 名張市水道事業第2次変更認可(厚生省環第147号) |
昭和58年3月 | 第2次拡張事業基幹施設竣工 (桜ケ丘取水所・富貴ケ丘浄水場・男山第1配水池11,250立方メートル) |
昭和62年3月 | 大屋戸浄水場次亜塩素酸ソーダ注入設備工事竣工 |
平成3年3月 | 名張市水道事業第3次変更認可(厚生省生衛第327号) |
平成3年8月 | 給水タンク(2トン)車購入 |
平成3年10月 | つつじが丘専用水道上水道編入 |
平成5年10月 | 富貴ヶ丘浄水場粉末活性炭注入設備工事竣工 |
平成7年2月 | 阪神淡路大震災給水応援 |
平成7年10月 | 梅が丘専用水道上水道編入 |
平成8年3月 | 富貴ヶ丘浄水場急速ろ過池拡張工事竣工 |
平成9年7月 | 男山第2配水池(11,250立方メートル)竣工 |
平成11年3月 | 給水タンク(4トン)車購入 |
平成11年4月 | 比奈知ダム管理開始 |
平成11年12月 | 名張市水道第4次変更事業基本計画策定および 変更認可申請書作成業務(から平成13年3月) |
平成12年6月 | 大屋戸浄水場改築実施設計業務(から平成13年3月) |
平成13年2月 | 名張市水道事業第4次変更認可(厚生労働省発健第60号) |
平成14年1月 | すずらん台専用水道上水道編入 |
平成15年7月 | 水道モニター制度創設 |
平成16年1月 | 大屋戸浄水場改築工事(第1期)着工 |
平成16年3月 | 水道部庁舎バリアフリー対策工事竣工 |
平成16年4月 | 水道部ホームページ開設 |
平成16年8月 | 平成16年度水質検査計画策定 |
平成16年10月 | 台風21号被害に伴う宮川村給水応援 |
平成17年5月 | コンビニエンスストアでの料金納付開始 |
平成18年3月 | 大屋戸浄水場改築工事(第1期)竣工 |
平成18年7月 | 大屋戸浄水場改築工事(第2期)着工 |
平成19年6月 | 大屋戸浄水場改築工事(第2期)竣工 |
平成20年4月 | 下水道部と統合し上下水道部となる |
平成22年4月 | 簡易水道を上水道に統合 |
創設事業
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現地を視察する北田市長(中央)
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昭和40年2月2日の正式給水をまえに桔梗が丘駅前で試験放水
名張市の上水道は、昭和38年12月の市議会において上水道設置条例が可決され、計画給水人口5万人、水源を名張川の伏流水に求め、昭和39年7月大屋戸地内で第1次建設工事に着手しました。記念すべき給水を開始したのは、昭和40年2月2日であり、ここに名張市の上水道が誕生しました。
- 事業費:576,808,000円
- 計画1日最大給水量:15,000立方メートル
- 主な施設
大屋戸水源池:浅井戸、集水埋渠、取水井、塩素滅菌機 2基、急速ろ過装置1基
桜ケ丘配水池:容量 2,000立方メートル
桔梗が丘第1配水池:容量 1,000立方メートル
第1次拡張事業
昭和47年度から昭和51年度
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高速凝集沈でん池(旧大屋戸浄水場)
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桔梗が丘第2配水池
高度経済成長時代、住宅地の造成が進み、人口の増加とともにに水の使用量も増え続けました。このため、安定供給の確立を目指し、取水方法を表流水に変更したほか、送配水施設の整備拡充を行うなど、第1次拡張事業に取り組みました。
- 事業費:695,717,000円
- 計画給水人口:50,000人
- 計画1日最大給水量:20,000立方メートル
- 主な施設
大屋戸浄水場:高速凝集沈でん池2池、急速ろ過池8池
桔梗が丘第2配水池:容量 1,000立方メートル
桔梗が丘第3配水池:容量 1,000立方メートル
トーヨーサッシ配水池:容量 2,000立方メートル
第2次拡張事業
昭和55年度から平成2年度
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桜ヶ丘取水所築造工事の様子
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設置中の沈でん池傾斜板(富貴ヶ丘浄水場)
市勢の発展につれ、大規模な住宅地を中心に人口増が進み、産業の発展や生活水準の向上などにより、水需要への対応が必要になってきました。未給水区域の解消も含めた安定供給をさらに推進するため、第2次拡張事業に着手し、富貴ケ丘浄水場を新設するなど基幹施設の整備拡充を図りました。
- 事業費:7,130,376,000円
- 計画給水人口:70,000人
- 計画1日最大給水量:42,600立方メートル
- 主な施設
桜ケ丘取水所:取水能力 25,000立方メートル/日
富貴ヶ丘浄水場:浄水能力 25,000立方メートル/日
男山第1配水池:容量 11,250立方メートル
第3次拡張事業
平成3年度から平成12年度
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男山配水池および展望台(現在)
平成2年度末においては、上水道の普及率は、74.7%にとどまっていましたが、第3次拡張事業期間に簡易水道の整備や、専用水道の上水道への編入を促進し、飲料水供給事業などを含めた水道普及率は、99.7%に達しました。市民皆水道まで、あと一歩となりましたが、平成13年度からの第4次拡張事業においても、基幹施設の更新や上水道給水区域の拡張など新しい時代の水道づくりを推進する必要があります。
- 事業費:3,766,365,000円
- 計画給水人口:100,000人
- 計画1日最大給水量:54,100立方メートル
- 主な施設
- 桜ケ丘取水所:取水ポンプ増設
大屋戸浄水場:受変電設備改良
富貴ケ丘浄水場:急速ろ過池増設
男山第2配水池:容量 11,250立方メートル
第4次変更事業
平成13年度から平成22年度
これまでの水道事業は、公衆衛生の向上と生活環境の改善を目的とし、水道の普及促進と量的確保を主眼としてきましたが、今後は災害時におけるライフラインの機能充実と基幹施設の更新が必要となってきました。また、市民皆水道の実現と水道の質的向上を求めながら、簡易水道等を上水道へ統合し、経営管理の一元化を図っていかなければなりません。ただし水需要の減少による経営への影響がどの程度になるかが、大きな課題となっています。
- 計画事業費:8,800,000,000円
- 計画給水人口:93,000人
- 計画1日最大給水量:50,000立方メートル
- 主な施設の更新
大屋戸浄水場:全面改築
富貴ケ丘浄水場:中央監視制御設備更新
下図:新大屋戸浄水場