みなさんへのおねがい
更新日:2015年3月26日
火事を見つけたら
火は、小さな火でも、けっして一人で消そうとしないでください。「火事だー」と大声でさけび、家族(かぞく)や近所(きんじょ)の人に助(たす)けを求めましょう。
びっくりして声が出ないときは、やかんや鍋(なべ)など、近くにある音の出るものをガンガンたたいて、周りの人に知らせましょう。 そして、一刻(いっこく)も早く安全なところへ避難しましょう。
家の中であれば、外へ逃(に)げてそれから周りの人に通報をしてもらいます。
自分で「119番通報」ができる場合は、通報をしてください。
慌(あわ)てずに落ち着いて「火事です」と言い、住所、名前、目印(めじるし)などをはっきり言いましょう。
右図:助けを呼んで
煙(けむり)からの避難(ひなん)
右図:姿勢(しせい)を低(ひく)くして
火災が起きるとたくさんの煙がでます。
たき火やキャンプファイヤーなどをしたとき、煙がモクモク出るのを知っていますね。
このような煙を吸(す)って気分が悪くなったり、目に入って痛くなったり、煙(けむ)たく感じたりしたことのある人がいると思います。
火災のときに出る煙は毒(どく)のあるガスがたくさん含(ふく)まれているので体にとても悪く、場合(ばあい)によっては死んでしまうこともあるのです。
煙が階段(かいだん)などを上にあがる速さは1秒間に3メートルから5メートルくらいで、みなさんが駆足(かけあし)をしてもすぐに追(お)いつかれるスピードです。横方向への速さは1秒間に0.5メートルから1メートルくらいです。
そして、煙の中に入ると見通しが悪く、まるで目隠(めかく)しをされたみたいになり、とても不安になってしまいます。
煙からの避難する方法でみなさんにもできることが2つあります。
1つ目は、姿勢(しせい)を低くすること。
これは、煙がいつも上へ上へと行こうとするためで、煙が天井(てんじょう)にあっても、下の方は、まだきれいな空気があるからです。
2つ目は、みなさんがいつも持っているハンカチなどで口と鼻を覆(おお)うことです。
これは、少しでも煙を吸うのを防(ふせ)ぐためにとても大切なことです。
火遊(ひあそ)びはやめましょう
火はずっと昔から生活の中に取り入れられてきました。
みなさんが、毎日食べているごはんを料理(りょうり)するときに使うのも、夏に花火をして遊んだり、キャンプファイヤーをしたりするのもすべて「火」です。
このように便利(べんり)でいろいろ使える火も取扱(とりあつか)い方によっては、人の幸せを無くしてしてしまいます。
少しの時間であなたたちの家や大切な物を、それどころか尊(とおと)い命までも「火」は奪(うば)ってしまうものなのです。
火災はちょっとした不注意で起こります。
例えば、天ぷらを揚(あ)げようとしていて電話が鳴(な)ったのでついその場を離(はな)れてしまったり、コンロにかけた煮物(にもの)のことを忘れて外出したとか、吸い終わったたばこの火を完全(かんぜん)に消せていなかったりする事が主な原因です。
その他にも放火(ほうか)や火遊びといった原因が多くあります。みなさんは決(けっ)してマッチやライターを使って遊ばないことを約束(やくそく)してください。
花火をする時は
花火は大人でも子どもでも大変楽しいものです。
でも、夏になると花火によるケガや事故がたくさんあります。次の注意事項(ちゅういじこう)を守って花火で楽しい時間をすごしてください。
花火をする時は、注意書きをよく読み、子どもだけで花火をしないようにしましょう。
火が燃(も)え移(うつ)りやすい物の近くでは、花火をしないようにしましょう。
風の強い日には、花火をしないようにしましょう。
必ず水を入れた消火用バケツを用意してから花火をしましょう。
花火が終わったら花火に水をかけて、完全(かんぜん)に火を消しましょう。
救急車を呼ぶ時は
急にしんどくなったり、倒れている人を見つけたとき、また、交通事故に遭(あ)ってしまったので救急車を呼ばなければならなくなった時は、慌(あわ)てず大人の人をさがしてください。近くにいる大人の人に連絡し、119番をしてもらいます。
もし、誰(だれ)もいないときは自分で119番をして消防署の人の言うことをよく聞いて大きな声で答えてください。