名張でも生じる可能性のある地球温暖化の影響
更新日:2015年3月19日
水環境・農業への影響
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水環境・農業
大気中の二酸化炭素やメタンなどのガスは季節や地球ごとの降水状況が大きく変わるおそれがあり、現在、雨が多いところはさらに多く、少ないところはさらに少なくなり、水害や渇水の危険性が増加します。
それにより、名張市の代表的な産業の米生産に大きな影響を与えると予測されています。特に西南日本ではジャポニカ米からインディカ米に転換しなければならないともいわれています。
また、日本は世界有数の食料輸入国ですが、気候変動によって地球レベルでの食糧危機が家庭の食卓を直撃するおそれがあります。
自然生態系への影響
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自然生態系
自然界に生きる動植物は、長い年月をかけてそれぞれの気候に適した地域で生息しています。
温暖化による気候変動は急激に起こることから、それに対応できない植物の減少により植生が大きく変化すると考えられます。また、植生の変化に伴ってそれを餌にする動物にも大きな影響が現れ、最悪の場合は種の絶滅をもたらすおそれがあります。
健康への影響
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健康
熱中症が増加し、体力の弱っている病人やお年寄り、子どもの健康に悪影響をもたらすおそれがあります。
また、日本の南部が亜熱帯化することで、東南アジアなどの風土病であるマラリアが流行する危険性が生じます。