第5回 ブランドイメージ創出ワークショップ

最終回は、名張の魅力を基に、希望を叶えた主人公（ペルソナ）が書く手紙を綴りました

10月9日、第5回「ブランドイメージ創出ワークショップ」

いよいよ最終の5回目を迎えたワークショップは、各グループで作られた3つのストーリーから、まちの魅力がより生かされているものを1つを選ぶところから始まりました。

 選択されたストーリーの主人公（希望をかなえたペルソナ）から、名張で希望を実現するために、過去の主人公（希望を叶える前のペルソナ）へ手紙を書きます。


文字数は、200文字程度。これが、名張をおススメする宣伝文句にもなっていきます。


文章要約にAIを使いながら、改めてみんなで文言を考えていくグループも！ハイテクですねー


河井教授からは、「こうありたい」という未来を描いた上で、そこまでの軌跡を振り返りながら、今何をすべきかを考える「バックキャスト」という手法を用いていると説明がありました。


完成した手紙は、ストーリーの横に貼り付けられていきます。


各グループのメンバーが入れ代わりながら発表する「ポスターセッション形式」で、主人公（ペルソナ）やストーリーの概要を説明した後に、手紙を読み上げます。


主人公（ペルソナ）への思い入れが深くなってきたからか、説明にも熱が入ります。


説明が終わったら拍手―！
みんな楽しみながら発表を聴きます。


発表者以外は、他のグループの説明を聞いて回ります。
市長も熱心に質問していました。
質問や意見は、発表後に各グループで共有します。


全ての発表が終わったら、手紙をもとに、20文字以内のブランドメッセージを作成します。言葉を紡ぐ作業はかなり難しいのですが、もうほとんど時間が残されていなかったので、なんと10分で仕上げにかかります！


とにかく、気になる言葉を書き留めていきます。


ひらがなか漢字かだけでもイメージが変わるなー


時間のない中、まあ、「なんとかなった」かな！？

最終回は駆け足で進みましたが、今後、studioLにより、第1回目から5回目までのワークショップでメンバーから出された思いや考え方を抽出し、分析しながら、キャッチコピーとロゴマーク案が作成されます。そして、12月には皆さんに案をお披露目し、投票いただきます。

とっても短いスケジュールで案を作成していくためにも、ワークショップメンバーの中から、大学生やクリエイターの皆さんに手伝っていただくこととなりました。その模様は、改めてお伝えします！



今回綴られた手紙には、メンバーの想いがギュっと詰め込まれていました。
中には、「市内外から人が集い地酒が楽しめる居場所をつくっていきたい」という参加メンバーを主人公にしたストーリーにまつわるものも！ここでご紹介させていただきます。

望月結人様へ

　澤佐のお酒はおいしいですか？名張の水で醸されたお酒は、あなたの目標の土台となるでしょう。大事にお酒を育ててください。目標を人に伝える事で、人やモノとつながって行きます。もっと人とつながりましょう。その方たちと、まずは美味しいお酒を呑んで心の内を語ってください。夢に対して笑われる事もあるかも知れません。けれど信念を持ってそのまま進めば必ず応援してくれる人が自分の周りに集まって来ます。
　人を大事に、人を信じて、人を頼りましょう。人を結ぶ人「結人」それがあなたの名前です。

ブランドメッセージも、この手紙から、短時間でたくさん考えていただきました！

・日常が楽しいまち　名張
・酒でつながる人と町
・酒呑んで、人つながる
・つながる人の輪、つなぐ酒
・あなたの物語を醸す町
・一人の挑戦で広がる輪
・夢を語って夢を叶えるまち　名張


この手紙を考えたグループの皆さん。
中央が主人公（ペルソナ）のモデルとなった稲垣君。
名刺が無いという彼に、メンバーが素敵な名刺を作ってきてくれるといった交流も見られました。素敵ですねー

今後、民泊も含め、彼のいろんな夢の実現をみんなで応援していくことになりそうです！
さっそく、彼のお店の候補地で、打ち上げも兼ねた「名張の魅力を味わう会」をしようという企画が走り出しました。


…という感じで、今回のワークショップを通じて、いろんな出会いが生まれました。
「このつながりを継続してほしい」とのメンバーからの声もいただいています。
この輪をもっといろんな人に広げていけるように取り組んでいきたいと思います。

ご参加いただいたメンバーの皆さん、ありがとうございました！
今後、今回ご参加いただいたメンバーの皆さんもここでご紹介できればと思います。



第1回　ブランドイメージ創出ワークショップ 
第2回　ブランドイメージ創出ワークショップ 
第3回　ブランドイメージ創出ワークショップ 
第4回　ブランドイメージ創出ワークショップ