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名張市

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第2回 ブランドイメージ創出ワークショップ

更新日:2023年12月19日

名張の市街地をまち歩き。キーワードを基に体験を共有

7月8日、第2回「ブランドイメージ創出ワークショップ」

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2回目となるワークショップは、メンバーの新鮮な驚きや気づきを得るきっかけとすることや、名張の魅力をメンバー間で共有すること、そして、互いに「まちを語る力」が育まれることを目的に、7月8日の午後、「現地視察」を実施しました。

雨が心配されましたが、皆さんのまちを想う気持ちが勝り、曇天に。ただ、蒸し暑い日になりました。

「現地視察」の舞台としたのは、名張市街地。初瀬街道沿いに旧家などが立ち並ぶノスタルジックなまちです。6月10日のワークショップでメンバーから出された名張の魅力のキーワードをもとに、さまざまな場所を歩いて巡ることができるエリアとして選定しました。


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参加者には、行先は明かさないミステリーツアーとし、歩きながら、名張のさまざまな魅力を探してもおうと考えました。皆さんから出されたキーワードを散りばめた「キーワードでめぐる!出会い系 なばりまち歩きMAP」(上記画像をクリックするとPDFが開きます)も配布しました。


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さらに、およそ50年前の住宅地図を参照したまちなかの「なばり あのころはMAP」も作成(上記画像をクリックするとPDFが開きます)。
ちょうど、大規模商業施設が建設された時代で、まちの過渡期となった名張市街地の地図となっています。

これら2枚の地図をもとに、いろんな角度から名張のまちを探検していただくこととしました。

また、今回のまち歩きでは、単なるスポットの紹介に留まらず、地域共生や市民のユーモアなどを感じられるものとし、「まちは人でできている」ことをテーマに実施。

さらに、まち歩きの途中で、3人の「ジロウ」さん(名張三大ジロウ)に会えるという、理屈なしのワクワクをプラスしました。

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というわけで、オープニングに登場いただいたのは、「たけじろう」さん。
移住者交流会の初期メンバーでまとめ役(本人曰く宴会部長)となっていただいた方です。

たけじろうさんには、移住者目線からの名張の魅力を大いに語っていただきました。

そのほとんどは、地酒の話題!
いいですねぇ~

「移住して一番良かったことが酒どころだということだった」と振り返ります。
あれこれ銘柄を挙げながら、酒蔵の特徴などを紹介。
本当は「たけじろう」さんではなく、「さけじろう」さんなのかも 笑

そして、後ほど、あと2人、明るく愉快な「ジロウ」さんが現れますよ!


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続いて、「へっぽこラジオ体操」の登場です。
毎朝、朝日公園などでラジオ体操をして、子どもをはじめ、自由参加者を募っている若者3人組です。

この日は、2人で登場いただきました。
自己紹介もそこそこに、始まったラジオ体操!
運動不足も吹っ飛びますね!

へっぽこラジオ体操(Instagram)
https://www.instagram.com/heppoko.rajiotaisou/

わざわざ、お越しいただきありがとうございました!


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ここからは、4グループに分かれて行動しましたが、今回は、Aグループの行程でご紹介します。
北川市長や名張市地域力創造アドバイザーの河井孝仁 東海大学教授も同行します。

「この城下川は生活水路で、あちらには銭湯もあった」

早速、市長がまちの紹介をかって出ます。
名張市街地は、市長が生まれ育ったまちでもあるのです。

今回のまち歩きでは、参加者のうち18人に、まちのあちこちで自分の知っていることや伝えたいことを語っていただく「カタリスト」として依頼しました。


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まず、訪れたスポットは「隠おたがいさん」
家事や大工などの生活支援、外出支援を住民が助け合いながら実施しています。

事務局の福山悦子さんはとても魅力的な方で、80歳を超えても、PowerPointの説明資料を作成したり、SNSを積極的に活用したりしていると聞き、皆さんすごく驚いていました。
ここでは、名張地区まちの保健室の説明もあり、地域が一丸となって、住みやすいまちをつくっていることを実感できました。

「隠おたがいさん」のキーワード
地域助け合い活動の拠点 地域共生、見守り、支えあい、高齢者が地域で仕事ができる、あたたかい名張のヒトたちのクウキほか

隠おたがいさんFacebookページ
https://www.facebook.com/nabari.otagai/?locale=ja_JP


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続いて、森本造酢店
江戸末期から続く老舗で、伝統の製法で手作りにこだわっているといいます。
ここでは、甘酒やこうじについての説明を受けました。(お店には、甘酒やこうじを活用したレシピも置かれています)
麹からつくられた甘酒の試飲があり、「冷たい甘酒は初めて飲んだけどおいしい」という話で盛り上がっていました。

「森本造酢店」のキーワード
こうじ、あたたかい名張のヒトたちのクウキ

森本造酢店(近鉄ガスHPより)
https://www.kintetsugas.co.jp/c_store/index-p=5634.html


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3カ所目は、渋川萬昇店
対応いただいたのは、渋川萬次郎さん。
ここで、2人目の「ジロウ」さんの登場となりました!

昨年、名張に移住した萬次郎さん。地元の農家さんなどとつながりながら、弁当や惣菜を販売したり、野菜直売所を運営したりしています。
「農薬不使用の野菜や赤目野菜のような味の濃い野菜は都心ではなかなか手に入らない」と萬次郎さん。名張でお店を出すに至った経緯や、でんぐりがえり商店街(桔梗が丘商店街でのグルメイベント)について語ってくれました。

「渋川萬昇店」のキーワード
有機農業、有機野菜、地場産野菜、農業、地産地消、つながり

渋川萬昇店(Instagram)
https://www.instagram.com/shibukawaman26/



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4カ所目は、はなびし庵
伊賀まちかど博物館として、地域の魅力を描いた影絵や町家等を紹介しています。

座敷に入るとタイムスリップ。
安本亀八の人形や調度品の数々に興味津々。亀八の人形は、そのまま飾っていたそうで、「とても貴重なものだということで、カバーを買ったり乾燥しないよう水を置いたりするようになった」と角田さん。

今回は特別に懐かしい雰囲気のする短編の影絵(5分間)も上映いただきました。
はなびし庵の角田ご夫妻「劇団ふたり」の絶妙な掛け合いにも笑いが起こっていました。

「はなびし庵」のキーワード
活動的な人生の先輩がいる、ノスタルジック

はなびし庵
https://www.hanabishian.com/


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5カ所目は、古書からすうり
古民家をリノベーションした古本屋で、江戸川乱歩に関連したイベントも開催しています。

「なぜ旧町でお店をすることにしたのか?」という質問に「町家暮らしがしたかったから」と中田さん。
「町家のかっこよさ」を感じてもらおうと、まち歩きも開催している中田さんは、外に出て、町家の特徴をしっかりレクチャー。

「ココカランポ」という乱歩イベントについても紹介し、「若い女性が乱歩に興味を持っているが、二十面相ではない」と指摘する一面も。参加者からは、「乱歩のイメージが変わったかも」といった声も聞かれました。

「古書からすうり」のキーワード
乱歩、移住、町家

ココカランポ(note) 
https://note.com/nabari_ranpo/


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6カ所目は、FLATBASE
空き家をリノベーションしたコワーキングスペースであり、人と人がつながれる場所でもあります。

ワークショップメンバーの北森さんはFLATBASEの大家さんということもあり、ここに留まり語り続ける「カタリスト」としてご活躍いただきました。(本当は、他のスポットも回っていただきたかったのですが、すみません!)さらには、日ごろFLATBASEに関わる皆さんも「カタリスト」として、施設の魅力を語りました。

FLATBASEができるまでの経緯や、みんなでまちの未来について語る「なばりえぇやん!ワクワク会議」などについて語っていただき、この日も新たなつながりが生まれたこと思います。

「FLATBASE」のキーワード
コワーキングスペース、人のつながり、若者が参画しやすいまちづくり、若者がつながる場所、わくわく会議、民家が活用されている

FLATBASE(Instagram)
https://www.instagram.com/flatbase_/


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途中、江戸川乱歩生誕地碑広場にも立ち寄り、市長やここでイベントを予定している参加者などが「カタリスト」となり、江戸川乱歩と名張の関係について語りました。

これを聞いていた河井教授からは、「乱歩ファンは世界中にいる。まちなかの写真を集めて当時の小説を再現したり、乱歩関連で都市交流している豊島区などと連携して取り組んでいったりと、ここに来ないと乱歩のことは語れないぐらい、探偵小説が好きな人にとって聖地化できるようにしていっては」といった提案もなされました。

「江戸川乱歩生誕地碑広場」のキーワード
江戸川乱歩作家デビュー100周年

江戸川乱歩と名張(名張市HP)
https://www.city.nabari.lg.jp/s061/060/050/010/201502051935.html


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7カ所目は、旧細川邸「やなせ宿」。
江戸時代末期から明治初期、薬商細川家の支店として建てられた旧細川邸。平成20年、登録有形文化財であるこの家屋が、地域住民の交流や観光情報の施設「やなせ宿」として開放されました。

職員がやなせ宿について説明をするほか、やなせ宿で子ども食堂を開いている参加者がカタリストとなる場面も。

そして、ここで第3の「ジロウ」さんが登場。
美旗地域で、さまざまな実験で子どもたちの心をわしづかみにしている「なかじろう」さんです。
この日は、特別に名張地域へ遠征いただき、「水に浮く野菜は?」「電気が通るものは?」とクイズ形式で楽しい科学実験を披露!その見た目に驚かせられながらも、語り口がとても優しく大好評でした。

「やなせ宿」のキーワード
登録有形文化財、子ども食堂、ひやわん、初瀬街道

旧細川邸やなせ宿
http://www.yanase-shuku.com/


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最後に、本町地車庫
名張の秋まつりで活躍する本町のだんじりを間近で見ることができました。
大正時代に奈良県大和高田市から本町が譲り受けたと伝わります。

2019年に修復されただんじりは、まるで新しく作られたかのよう。
彫刻の多くが下から見て美しいように作られているとの説明に、皆さん納得していました。

一方で、担ぎ手や、曳き手がいなくなってきており、地区外からも募集をしているという話も伺いました。

復元の様子は、YouTubeでも見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=uz9YMN-40Pc

本町地車庫」のキーワード
祭り、祭りのワクワク感、まつりのみこしや太鼓台、なばり学


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道中、瓶のジュースの自動販売機のある酒屋や而今で有名な造り酒屋、人ひとり歩くのがやっとの「ひやわい」、まちじゅうに張り巡らされた「城下川」などいろんな見どころを確認していきます。

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なんだか、昭和にタイムスリップしたかのようなまちなみ。暗渠化された水路。
歩くと、いろんなものが見えてきます。


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旧の旅館や病院…。面白いものがたくさんあって、終了予定時間を30分も過ぎてしまいました。


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この日のまち歩きを終えた河井教授は、「いろんな歴史的なものを見せていただきました。まだまだ活用していけると思いますし、すごく可能性のあるまちだと感じました。皆さんが見つけた魅力を一つひとつに終わらせるのではなく、今後のワークショップで、これらを結び付けてストーリーにしていくことができればと思います。ぜひ、この名張に本気になってください」と締めくくりました。

第1回 ブランドイメージ創出ワークショップ
第3回 ブランドイメージ創出ワークショップ 
第4回  ブランドイメージ創出ワークショップ 
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電話番号:0595-63-7402(広報担当)
ファクス番号:0595-61-0815
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