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平成29年2月23日 比奈知高齢者学級

更新日:2017年3月29日

市長のまちかどトーク実施結果

  • まちかどトーク画像(比奈知高齢者学級)

市長のまちかどトークでみなさんからいただいたご意見と市長のコメントをご紹介しています。 
内容は記録にもとづいて掲載しています。

掲載日:平成29年3月29日

開催日時:平成29年2月23日 木曜日 午前10時~
開催場所:比奈知市民センター
出席者:約50人




ご意見と市長のコメント

<市長>

 今、日本は少子高齢化が進み、人口減少が加速化しています。今の日本の人口は1億2千万人。このままの減り方ですと90年後には、半分以下の5200万人になるとされています。このままですと我が国の経済や社会保障制度は崩壊していきます。

 2025年は、団塊の世代の皆さんが75歳になり、一番の山場を迎えることになります。いかに乗り越えていくかが課題です。

 地方を活性化して、流れを少しでも食い止めていかなければならないのですが、苦戦しています。なぜこんなことになってきたのかというと、それは、東京圏への人口が一極集中してきているからです。進学就職で若い人が東京へ行くと結婚もしない。結婚しても子どもを産まない。東京での1人の女性が産む出生率は1.1人となって人口が減ってきたのです。そこで何とか若者を地方へと国をあげて、「まち・ひと・しごと」という地方創生の取り組みをしています。

名張市では、その取り組みをすでにしています。私が市長に就任したのが、平成14年4月。平成15年から市の進むべき方向性を示した総合計画「福祉の理想郷プラン」を作成。老いも若きも男性も女性も障害や難病のあるなしに関わらず全ての市民が社会参加の叶う互助共生社会を目指しています。国も3年ほど前から1億総活躍社会の実現を目指そうと同じフレーズを使い出した訳です。国の次官や大臣が名張にお越しになった時や昨年11月13日に地域福祉教育総合支援システムを立ち上げシンポジウムを開催した時も国の局長などにもお越しいただいたのですが、三重県知事が「国は名張市がやっていることを後追いでやっている」と話されました。国は、「それは当然です」と言いました。霞が関でいくら頭をひねってもいい考えは出てこない。先進自治体の取り組みを例に横展開していくことが効率がよいということです。国がやろうとしている地方創生を、我々はこの取り組みが必要だと肌で感じて、以前から実践している訳です。

 今、合計特殊出生率は1.45人です。日本の人口を維持していくのには、2.1人の子どもを産んでくれないといけません。もし仮に奇跡的に出生率が2.1人になったとしても30年間は人口が減り続けます。それだけ若い女性がいないということです。例えば、妊娠、出産、育児、教育に一切お金が掛かりませんという政策が今年できたとして15年後に出生率が2.1人になったとします。それでも人口は60年間減り続けるのです。2.1人というのはありえない数字なのです。

今、結婚しない男性は30%、女性は20%と言われています。若い人にはぜひ結婚してほしいのですが、若い人はこんな安い給料では、結婚して子育ても出来ないということもあり、根深い問題もあります。結婚している人は今1.8人産んでいます。結婚していない人もいるので出生率は1.45人ということになっているのですが、スウェーデン、フランスなどでは出生率を上げてきています。結婚しなくても子どもが産める文化が認められて、シングルマザーでも国が支援しています。しかし、日本では、子育て、教育は親の責任となっていました。日本の社会保障は、人生の後半部分に手厚くされています。年金、医療、介護には120兆円くらい掛かっており社会保障費の90%以上が高齢者のために使われています。子ども子育ての部分は4%の支援しかありません。世界でもこれだけ高齢者に手厚く、子育てに支援が薄いというのは日本が突出しています。もう手遅れなのですが、子育て政策をなんとかしなければなりません。出産して子育てしてもあまりお金が掛からないという社会を作っていかないといけないと思っています。

 一人の高齢者を支えるのに何人の生産年齢人口が必要か。1970年代くらいでは9人に1人で支えていた。2010年代では2.5人で1人。2050年代になったら1人で1人を支える社会になります。日本の将来がないのではと思うかもしれませんが、福祉の理想郷でいう1億総活躍社会をつくればよいのです。1人の就労者が何人の被就労者を支えているか。実は、10数年前から、1人の就労者が1人の被就労者を支える社会になっています。これを続けていったら日本も将来このままいけます。なぜこの社会が成り立っているのかというと

 

  1. 技術革新

技術革新によって(IT産業やロボット技術)、1人の人が生産できる技術が上がってきた。これからもっと上げていかなければならない。1人あたりのGDPを上げていくことが必要です。

  1. 定年制度の延長

定年制度はいつの間にか60歳になった。これからは65歳にしようか、70歳という企業もできてくる。生涯現役社会を作っていかなければならない。

  1. 女性の社会参画 

女性の社会進出は進んでいますが、日本の女性の就労は、出産育児で一旦辞める。そのあと子育てが一段落したらパートなどで復帰するというM字型の曲線になっている。これを台形の形になるよう、一般企業にもお願いしている。

女性の社会進出のための環境、処遇を整えていかなければならない。

この3つで1人が1人を支える、1分の1を維持していけると思います。

 

私の父親も80歳まで現役でした。支える側ではなかったかもしれないが、支えられる側でもなかった。支えられる側にならないようにするのが大事。そのためには健康づくりが重要です。

名張市の健康寿命は全国でもトップレベルです。名張の高齢化のスピードは速く進みますので健康寿命を維持していくのが大切です。名張は健康に関心のある住民が多いのだと思います。自宅で閉じこもるより外で出ていくほうがよい。これからも健康をテーマにさまざまな取り組みをしていきます。

幸福度調査というのがありますが、幸せを図るもので何を一番大切に考えるかと問うと、やはり健康と答える人が多いです。健康というのが住民満足度の基本となるものなので、それに磨きをかけて進めていく。3月定例会で、まちじゅう元気推進都市宣言というのを提案します。妊娠・出産・育児、そして介護予防まで全てのライフステージで切れ目なく健康づくりをやっていこうというものです。地域の中での健康づくり、学校の中での健康づくり。学校では健康診断をしますが、生徒1人1人のデータを活用しきれていません。データ化して統計にして追跡していくときめ細やかな対応もできるのではと思っています。健康への関心も小学校から植え付けていきたいです。また企業の中でも健康づくりに取り組んでもらう。

そして、あれっこわいという取り組みに対して認定していくという制度を始めました。ギネス記録というものがありますが、名張版なので「あれっこわい」とした。これまでに2つ認定しましたが、1つは百合が丘小学校の巻きずし、2つ目は、犬の縄跳びです。比奈知地域でも、「なごみ」ができたあの広場で「よくバリ青春体操」を多くの人数でやろうなんて考えてくれているようです。ぜひ多くの人が集まっていただき挑戦してほしいです。

 

 

【意見交換】

 

Q:2年前くらいに介護保険の新しい総合事業を始めるということで、老人クラブでも何かしてほしい話がありましたが、何か進んでいますか。 

市長:介護保険では認定者が多くなってきて、それに応じて保険料を上げなければならなくなってきています。そうなると若い方の負担も大変で、高齢者も大変です。保険料を少し値上げし、サービスを少し下げるようにしてほしいとなってきたわけです。そして介護保険の要支援1・2で受けられる生活支援サービスを事業者ではなく、地域の中で支え合いをやってほしいとなってきました。この地域でも支えあい事業の「すけっとの会」を立ち上げ実践していただいており、現在15地域で7つ立ち上がっています。


Q:介護保険の市としてのシステムはどうなっているのか?

 市長:国は、さらに要介護1・2で受けられる生活支援サービスの部分を介護保険から地域支援事業へ移行しようとしており、平成33年からは改正されることが見込まれています。こうなると地域の支え合いだけでは、難しいということが出てきます。そうなった時は、老人クラブや各種団体、NPOなどとの連携が必要となってきます。
介護保険は、重度者にシフトしていくと思います。私は個人的に、介護と障害の制度を一緒にすればよいのではと思っています。障害者支援は全て税金で対応していて、すごく伸びてきています。年齢で制度を分けるのはおかしい。1人の方のサービスをきっちり一元化すると障害の制度も安定するのではと考えています。(別添、説明)

Q:新年度(29年4月)から医療保険で受けていたものが、介護保険で受けなければならないということで、今、リハビリ施設を探している状態です。平成33年度以降は、要介護1はなくなり、全て自己負担ということなのですか。

市長:要介護1・2の認定は今までどおり適用はされます。サービスの中で生活支援サービスなどが外されるかもしれないということです。リハビリテーションの保険については、またお調べします。(別添、回答)



Q:80
歳の高齢者で運転をしている。免許の返上もしないといけないが、買い物も車がないと不便です。三重交通のバスも1時間に一本しかないし、コミュニティバスも総合体育館前がバス停では、かなり歩いて利用しないといけない。せめてバス停をもう少し近くに移動してもらうことできないか。 

市長:広報で高齢者の運転についても取り上げましたが、大きな課題です。コミュニティバスは、定期バスと同じルートを走ってはいけないなど決まりもあります。バス停の移動ができるのかどうか担当に確認します。(別添、回答)
地域でバスを走らせると便利ですが、定期バスの利用が減ると撤退となります。公共交通機関が無くなるということは、住宅団地の価値が下がることにもなります。錦生地域は、バスが撤退したことでコミュニティバスを独自で走らせています。

 

Q:一番困っているのが鳥獣害の被害です。サルはマシになったが、鹿やイノシシなど網を押し倒して壊された。駆除を徹底してほしい。

市長:これも大きな課題です。柵を現物給付していますが、県の予算も減少し、いい対策がすぐにないのが申し訳ない。個人で対策というより、地域あげて対策してもらわないといけない。

 

Q:税金が上がり、なんとかこのままでお願いしたい。富貴ヶ丘内の道路は、下水道工事で掘り起こしたところはきれいになったが、他のところはまだ段差も多くあり危ないので道路整備をしてほしい。またミニストップからジュンテンドウまで道も途中で溝があり、歩くのに大変危険です。

市長:税金をこれ以上あげるな。これは当然の意見であります。下水道は、どうしても整えておきたいし、社会保障整備基盤の最低限のことは、下水道整備だと思いますので、全ての団地も市が管理するようにするようにしておきたいと思っています。県道は県に強く要請していきます。きっちりした道路整備もしなければなりません。通学路は優先してさせていただいていますが、歩くのに危険な箇所も整備しなければと思っています。計画的にですので、一気にはできませんのでよろしくお願いします。

 

Q:富貴ヶ丘からアピタの道を横断し、比奈知を抜けていく三叉路になっている通学路は、大変危険です。朝の登校と出勤時が重なり、かなりのスピードを出す車が通ります。また、水路があり危険です。

市長:現場確認をさせていただきます。(別添、回答)

 

 

                               午前11時20分

 

【別添:追加説明・回答】

Q:介護保険の市としてのシステムがどうなっているのか?

A:高齢・介護支援室より

総合事業は、従来のヘルパーなどによるサービスに加え、地域で支援が必要な方を地域等多様な主体で支え合う仕組みづくりを推進するものです。老人クラブにおいても、すでに会員間で支え合い活動を行っていただいている地域もありますけれども、まずは、声掛けや見守り友愛活動を一歩踏み込んで取り組んでいただくことなどが重要だと思います。

 

Q:新年度(29年4月)から医療保険で受けていたものが、介護保険で受けなければならないということで、今、リハビリ施設を探している状態です。

平成33年度以降は、要介護1はなくなり、全て自己負担ということなのですか。

A:保険年金室より

平成29年4月から特段の制度改正があるわけではありませんが、厚生労働省は、急性期及び回復期のリハビリテーションを医療保険、維持期のリハビリテーションは介護保険という役割分担を推進しており、各医療機関においてもそうした国の方針に沿った運営をしているものと考えられます。

 

Q:80歳の高齢者で運転をしている。免許の返上もしないといけないが、買い物も車がないと不便です。三重交通のバスも1時間に一本しかないし、コミュニティバスも総合体育館前がバス停では、かなり歩いて利用しないといけない。せめてバス停をもう少し近くに移動してもらうことできないか。

A:都市計画室より

最近では連日、ニュースなどで報道されていますが、高齢者が加害者となる交通事故が増えてきていることを受け、3月には改正道路交通法の施行に伴い高齢者の運転免許の更新がより厳しくなります。本市においても、超高齢化社会の進展が予測される中で、運転免許証の自主返納の促進など、高齢運転者対策が重要であると考えております。一方で、運転免許証を返納してしまうと病院や買い物などの日常的な移動が困難になることから、代替移動手段となる公共交通ネットワークの充実が不可欠となります。本市では、市が運行する「ナッキー号」や「あららぎ号」をはじめ、錦生、薦原、緑が丘、美旗の4地域において、地域が主体となって運行するコミュニティバスが運行されていますが、今後、運転免許を返納された高齢者など自動車による移動が困難な方々がさらに増加することが考えられることから、改めて公共交通の役割を見直すとともに、市内全域にわたる公共交通ネットワークの形成と利用しやすい公共交通環境づくりが急務であると考えています。
現在、交通の不便な地域における移動手段の確保や公共交通機関の乗り継ぎ利便性の向上など、市民の皆さまにとって利用しやすい市内公共交通網の再編に向けた検討を進めているところであり、今回ご意見いただきましたナッキー号に関する件につきましても、検討を進めていく中で参考とさせていただきます。

 

Q:富貴ヶ丘内の道路は、下水道工事で掘り起こしたところはきれいになったが、他のところはまだ段差も多くあり危ないので道路整備をしてほしい。

A:維持管理室より

今年1月に、中野会長から要望をいただいております。平成29年度から、水道工務室による水道管更新工事、合わせて近鉄ガスの更新工事もできないか相談し、埋没と更新に伴う、道路補修復旧を検討します。

 

Q:富貴ヶ丘からアピタの道を横断し、比奈知を抜けていく三叉路になっている通学路は、大変危険です。朝の登校と出勤時が重なり、かなりのスピードを出す車が通ります。また、水路があり危険です

A:維持管理室より

この場所は、平成22年に地元要望をいただき、平成23年3月にポストコーン及び減速帯等の整備にて路側帯を確保しました。平成24年度においも合同点検にて同様の意見をいただきましたが、同工事にて完了としています。平成27年度にはこの場所の樹木の剪定を行い、路側帯を確保しています。

 

 

 

 

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