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平成28年12月18日 百笑会

更新日:2017年1月25日

市長のまちかどトーク実施結果

  • まちかどトーク画像(百笑会)

市長のまちかどトークでみなさんからいただいたご意見と市長のコメントをご紹介しています。 
内容は記録にもとづいて掲載しています。

掲載日:平成29年1月25日

開催日時:平成28年12月18日日曜日 午後3時~
開催場所:百合が丘東3番町集会所
出席者:約30人




ご意見と市長のコメント

<市長>

■はじめに

今年も災害の多い1年でした。天災は忘れた頃にやってくるといいますが、最近は忘れる間もなくやってくるそんな時代になりました。地震や火山の噴火など日本列島は、活動期に入っているのではと思われます。予期せぬ時節に予期せぬ場所で風水害が起こるようになりました。名張は幸いにもほとんど災害のない地域でございます。しかし、備えあれば憂いなしで、できる限りの対応対策を講じていきたいと思っておりますので、皆さまの引き続きのご指導ご協力をお願いします。
 百笑会さんとは、長くお付き合いをさせていただいていますが、ほめほめ隊の発足は、この百笑会さんが中心でした。それから進化発展し、今や学校教育にまでお世話をおかけし、素晴らしい活動が評価され、文部科学大臣表彰をお受けになった訳です。市民の教育参加をどんどん進めていき、キャリア教育を充実させていかなければなりません。知識だけあって、記憶の勉強だけでは社会に出ると通用しません。社会に出てどう役に立てるかの意識づけがない教育ではだめです。そこで教育現場でも、市民の皆さんと交流をしてくださいと文部科学省も話しています。ほめほめ隊の活動は、まさに先駆的な取組みで、今回の受賞につながり、以来、霞が関などから次官級の方などが視察に訪れています。

■人口減少社会に向けて

 今、日本の課題は、少子高齢化が進み、人口減少が加速化していることです。今の日本の人口は1億2千万人。このままの減り方ですと90年後には、半分以下の5200万人になるとされています。この場合、経済はどうなるのか。社会保障制度はいかに持続していくのか。など人口減少は、全ての分野において大きな影響が出てきます。
 名張は平成12年が人口のピークでした。平成14年に市長に就任して、翌年には、総合計画「福祉の理想郷プラン」を作成しました。それ以来私が最も力をいれているのが、地域づくりです。住民自治が高まり、地域力が上がっていかないと、どんな事業をしても満足いく結果が得られない。名張市は「地域力=ソーシャルキャピタル」を基本に、地域の皆さまのご努力によって、ここまで来ました。人口が減っていく中、いかに持続ある社会にしていくかが最大の課題です。今、一人の女性の方が、生涯かけて出産する特殊出生率は1.4人です。このままだと大変だと政府は、少しでもなだらかに減らさなければと1.8人を目指すとしています。1.8人も大変な数字です。結婚されない方もいらっしゃるし、結婚しても産まない方もいらっしゃる。
 今年、奇跡的に、人口が維持できるという出生率2.1人になったとしても、30年間人口は減り続ける。それだけ、20~30代の女性の数が少ないのです。これから教育や子育て施策に手厚い支援をして奇跡的に15年後、2.1人になったとしても、60年間は減り続けることになるのです。ですので、日本は、人口を「維持する」とか「増える」ということはありません。しかし、日本の将来が真っ暗だと嘆いてばかりはいられません。
 高齢3給付である、年金、医療、介護がどんどん伸びていっています。昨年、社会保障費は117兆円。一般会計当初予算が約96兆円ですので、これより多い額が使われているのです。社会保障費のうちの約80%が高齢3給付に使われています。その伸びが非常に大きいもので、いかに抑制していくかが問題です。世界の中でも日本は、この高齢者の社会保障費は突出しています。それに比較して、子ども子育て家族支援というのは、極端に少ないわけです。もっと子ども子育て支援をやっていかなければならない。いかに予算を費やしていくかそんな工夫をしているわけです。

 これから大変やと皆が思うと経済にも影響が出て、消費も落ち込んでしまいます。介護保険制度が12年スタートしましたが12、13、14年ごろは、都市部の高齢者を中心に消費が拡大したのです。それは、この制度ができて、将来安心だと思えたからではないかと思っています。新聞やテレビなどで、これも高くなる、あれも心配だと報道すると消費に影響出てきます。ですから、しっかり、正しい情報をお伝えしていかなければならないと思っています。
 名張市は、平成25年から15歳未満の子ども人口は、転入が転出を上回ってきています。30歳代の人も転入が転出を上回っています。名張で子どもの教育受けさせよう、子育てさせようという人が増えてきています。この流れを加速化させたいと思っています。転入者は伊賀市や周辺市村からが多く増えてきています。子ども子育てで一番大切なのは、安心安全。名張では365日24時間の小児医療救急センターを立ち上げることができました。大変喜んでいただき、市民だけでなく、周辺の自治体からも喜ばれています。また、平成31年からは、産婦人科をスタートさせることになりました。名張版ネウボラも、相談窓口である「まちの保健室」や各地域の住民の皆さんによる子育て広場も実施しており、視察にお越しいただいた厚生労働大臣なども、素晴らしい取り組みだと全国展開したいと話されました。
 教育にも力を入れていきます。つつじが丘をモデル地域に小中一貫の取組みも実施しています。5歳児の義務教育的なこともモデル的にしています。年長さんの教室に小学校のOB先生方が入り、きちっと学習する生活習慣を身に付けるようにすると、小学校に入ってからスムーズに学習を進めることができる。名張の実績が認められれば全国的にこの取組みも広がっていくのではないかと思います。名張は、これらの子ども子育て教育の取組みを発信させて、流れを加速化させたいと思っています。

■地域福祉教育総合支援システムの取組

 地域福祉教育総合支援システムは、名張市の総合計画は「福祉の理想郷」の集大成です。老いも若きも男性も女性も、障害や難病の有る無に関わらず、市民の皆さんの誰もが社会参加が叶う互助共生社会を目指していこうとするものです。まず始めたのが、地域づくりであり、今では年に1度、地域づくり組織で実践交流会なども実施し、切磋琢磨していただいています。視察にお越しいただいた方は、「地域の皆さんのモチベーションが高いのはなぜでしょうか」と尋ねてくれます。名張は、行政に甲斐性がなく、地域住民の方々が奮起された、人が財産のまちです。そして、持ち家率が高く、名張を終の棲家としていらっしゃる方が多いのです。毎年実施しているアンケートでも85%の人が住み続けたいと回答されます。自分のまちとして考える住民意識の高い方が多いのが名張です。

 市役所と住民の皆さんのつなぐ役割をしてくれるまちの保健室も名張の特徴です。地域包括支援センターは1カ所、それぞれ各市民センターにブランチとしてまちの保健室を設置することにしました。平成18年に地域包括支援センター、平成23年に在宅医療支援センターをスタートさせ、これらが連携して名張版の地域包括ケアシステムの運用ができました。地域の様々なネットワーク、支え合いにより運営できているわけです。これをもっともっと活性化していかなければならないと思っています。

 名張版ネウボラは、産婦人科医になかなか相談できないこともある、不安な気持ちがあると出生率も上がらない、これからもきっちりサポートしていこうとしています。

 健康づくりも地域力があるから成果を出してきました。来年度からもっと力を入れていきます。名張市の健康寿命は全国トップレベルにありますが、他の自治体も頑張ってきているのでもう少し高みを目指そうと思っています。今まで健康などに関心がなかった人にも、これに参加したらポイントが付くなどして、貯まったポイントで地元の野菜などがもらえるという健康マイレージ制度などの仕組みを本格的に実施していこうと思っています。ふるさと納税の仕組みは物産振興にもつながりますが、健康マイレージでも健康と物産振興をつなげていけたら活性化できると思います。

 生活困窮者の取組みは、平成20年から取り組んでいます。5年後には法律も出来ましたが、15歳時点の保護者の教育、所得によって、その子の将来が決まってしまう。親が貧困なら子どもも8割が貧困になるという確率の連鎖が日本では出来てしまっています。経済大国日本で、子どもの6人に一人が貧困だとも言われています。名張では、貧困の連鎖はなんとか断ち切っていきたいと、就労支援と学習支援を実施しています。名張の子は、全て高校へ進学させようと思っています。早く働いてほしいという親御さんへの説得もいりますが、全ての子の高校入学、中途退学者を無くしたいと思っています。

 またこれから、コミュニティスクールを実施しようとしています。学校の図書室を起点に生活困窮者と限定することなく、勉強したい子は集まって勉強しようというものです。コミュニティスクールの取組みは、すでに保健、医療、福祉などの分野ですでに市民の皆さんにお入りいただいているように、市民の皆さんにも教育に参加していただき、地域の子どもとして育てていただきたいと思っています。

 地域福祉教育総合支援システムは、11月13日に多くの皆さんにご参加いただき、教福連携サミットとしてキックオフ大会をさせていただきました。これは全てのライフステージに応じて切れ目なくきっちりサポートしていく体制を作るということで、今までの取組みを簡素、効率、効果的にやっていこうということです。様々な相談事業・機関がありますが、一つの機関につなげば解決できるという相談内容ではなくなってきています。様々な関係機関が集まってワンストップでスピード感を持って対応するエリアネットワーク会議をするのです。エリアネットワークで顔の見える関係を作っていきたいと思っています。

 

 

【意見交換】

Q:人口が平成12年をピークに減少している。勤めていく人も減っている。子どもが一時的に増えても、大学や就職で出ていく実態がある。持家率はあるが、住んでいる人がいない空き家も多いのではないか。

市長:名張市は、5年で1400人あまり、毎年300人ずつ減ってきています。伊賀市などはもっと減少していますし、県内の海岸沿いの市もかなり減っています。東日本大震災の半年後、東南海地震の津波予想として、高知県に次ぎ、三重県の被害が大きいという国から報道がされました。鳥羽や熊野、尾鷲などは人口2万人を切って、若い方たちが出て行っているようです。

名張の減少数の内訳は、自然減が150人、社会減が150人です。社会減は、進学や就職により転出される方です。しかし、桔梗が丘やつつじが丘などはまた若い方が増えてきています。これは戸建てがかなりお求めやすい価格になったからです。集合住宅では、子ども2人となると手狭間ですので、戸建てなら子育てもしやすいということもあります。

 名張は便利で生活しやすく、戸建て物件がたくさんあります。また空き家もある。これは財産なので、もっと活用して、発信してPRしていこうと思っています。一旦、都会に出た方も両親が住む名張に戻って子育てしようという人も増えています。出生率を高め、人口増につながる取組みを進めていきたいと思います。

 

Q:子育てしやすいと若い世代が増えても、成長して進学や就職の時期になると子どもたちが出て行ってしまうのでは、税収も先細りしますので困りますよね。別件ですが、私の子どもは、市外で住み子育てしていますが、名張の子育てサロンの様子をみて、私の住んでいるまちには、こんないい取組みはないと言っていました。

市長:三重県は助産師が少ないのですが、名張で助産師の方に呼び掛けたら、市のために協力すると手をあげてくれた人が複数いらっしゃった。名張だったらできるだろうと助産所を開設された方もおります。
 発達障害のある子どもは、生まれてくる子のうち6%いるとされています。しかし、早期発見、早期治療によって、必ず社会参加していけると思っています。平成25年から百合が丘に発達支援センターを立ち上げました。評判を聞いてか、市外からも支援を受けたい、環境のいい名張で暮らしたいと転入されています。

  

Q:空き家が目立つし、何年か放っておくと周辺も迷惑になっている。強制的に市で買い上げるとかできないか。

市長:国もより強化していくとモデル事業も実施しています。名張でもその空き家対策のモデル事業や空き家バンクを実施しています。持ち主に空き家情報を登録していただき、条件で貸したり、売ったりするものです。錦生地域で古民家を使ってカフェを開業したいと移住された若い夫婦もいます。まだ、空き家バンクの登録は10軒程度ですが。

 
Q:名張には保育園は足りていますか。 

市長:名張でも待機児童がいて、これはなくならないと思います。

つつじが丘などは子どもがまた増えてきていますので、民間幼稚園を経営していただいている方に保育園を建てていただいています。そこは0から2歳を預かるところです。つつじが丘には幼稚園がありまして、保育時間を長くできる「こども園」に変更する手続きをしてもらっています。そうするとつつじが丘で、0歳から保育園、3歳からこども園、小学校、中学校までを一貫した子育て、教育ができてきます。こんな取り組みは面白いと様々な方が、名張に興味を持ってもらっています。

 

Q:安心して預けられるところが増えると、働く女性も増えてきます。百合が丘にも保育所予定地がありますので活用していただきたいと思う。

市長:今から保育所の定員を増やしていきます。企業内保育所や託児所をやりたいというところも増えてきています。高齢者施設と子ども施設を一緒にというところもあります。子どもと高齢者の交流ができていい取り組みです。

 

Q:名張に女性の就職先がありますか。

市長:いっぱいあります。名張の企業も募集しても集まらない状況だということです。若いうちからと呼び込まないといけない。近大高専の学生などは全国から来てくれていますが、名張の企業のことも知らない学生も多いので、名張の企業もインターシップなどやっていってほしいですね。勉強だけでなく実学をできる子は企業も望んでいますから。
 高齢者施設なども、働き手が少なくて、半分稼働していない施設もあります。医療施設、介護施設などでも資格のない人でも働くことができるものがあります。

 

Q:・小学校で、野菜を作ろうということで1年生から各学年までそれぞれで作っています。命を育てることをテーマにやっていますが、我々ももう少しきっちりやっていかないといけないと思っています。お若い先生方などは、社会のことなどまだ知らない先生が多いのも気になります。

・子育ての問題ですが、自分で産んで育てるという愛情が離れている親がいるようで、人に育ててもらっていることが多くなってきました。3世代同居の子育てのような、そんな社会を目指していくべきでないか。

・15地域別の様々なデータなども出してほしい。他の地域のことを知ることで、自分たちのまちを知ることができると思います。

・100歳まで元気に暮らすことを目指す「ゆこゆこ」の取組みも2年がたつが、うまく進まない。独立採算できるような、いいお知恵をいただきたい。

・最近の熟年世代は、定年退職してもまた次に勤められる。まちづくりの後継者がなかなか出てこない。 

市長:様々な質問をいただきましたが、時間の関係でお答えできる範囲で…

野菜の栽培は非常に良いことです。野菜を育て、収穫すること土に触れることは癒しにもつながります。先生が全てやらなくてもいいですし、地域の中に農業の達人はたくさんいらっしゃいますので、参加していただきたい。

 3世代同居は、様々な福祉の問題を解決できますので私もいいことだと思います。フランスやスウェーデンなどでは、たくさんの家族で暮らすと減税されます。出生率も上がっています。結婚しなくてもいいというところが日本となじみませんが。

地域別データは、様々なものが断片的ありますので、簡素、効率、効果的なものとして、ビックデータとしてまとめて活用することが必要ですので、やっていきます。

「ゆこゆこ」については、また相談させていただきます。組織も継続していけば劣化していきます。これは行政の役割ですので、しっかりサポートさせていただかねばなりません。

  

Q:市立病院の経営はどうでしょう。将来の子どもたちの負担になっても困ります。産科も出来るということですし、様々ないいシステムなど赤字を抱えてまでとも思いますが。

市長:もちろん、あれも、これもという訳にはいきません。24時間365日の小児救急医療なども大変なのですが、市民の皆さんの不安解消につながることやそれが魅力で転入されてくる方もいらっしゃるので、しっかり考えて実施していきます。

 

Q:新聞でも名張市の借金の多さが掲載されていた。我々は少々の負担も仕方がないと思っています。器に合うような自治体にしてほしい。

市長:借金が多い自治体ということで、私も財政破たんするかもしれないという状態で引き継いで市長に就任しましたので、借金を減らすよう精一杯努力したいと考えております。

 

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