予定価格に関する見直し(設計金額と予定価格を同額とする試行)について ※令和4年3月末で試行終了
更新日:2022年3月8日
「条件付き一般競争入札運用基準」に基づき実施する建設工事及び測量・設計業務委託に係る入札においては、設計金額に算定率(立会人によるくじにより決定)を乗じて予定価格を算出しています。
この取扱いは、入札参加業者の談合及び市職員への不当な働きかけを防止する目的で実施していますが、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の趣旨を踏まえ、令和元年度より見直しを検討してきました。
このたび、見直し内容がまとまりましたので、下記のとおりお知らせします。
1.スケジュール
令和3年度中に、建設工事及び測量・設計業務委託の一部において、設計金額と予定価格を同額とする試行を実施します。
令和4年度より、全ての入札案件において、設計金額と予定価格を同額とします。
2.試行期間
令和3年7月1日から令和4年3月31日の間に公告する建設工事及び測量・設計業務委託のなかから、対象案件を抽出し試行します。
3.抽出方法及び件数
業種ごとに試行案件を抽出します。抽出件数は、原則として以下のとおりとします。ただし、発注件数が少ない業種については、試行を行わない可能性があります。
〇 土木一式工事・建築一式工事
設計金額(税込額)2,500万円以上:2件程度抽出
設計金額(税込額)1,000万円以上2,500万円未満:2件程度抽出
設計金額(税込額)1,000万円未満:2件程度抽出
〇 舗装工事
設計金額(税込額)1,000万円以上:2件程度抽出
設計金額(税込額)1,000万円未満:2件程度抽出
〇 電気工事・防水工事・管工事・造園工事・その他工事
業種ごとに2件程度を抽出
〇 測量・土木設計業務委託
設計金額(税込額)200万円以上:2件程度抽出
設計金額(税込額)200万円未満:2件程度抽出
〇 建築設計業務委託
2件程度を抽出
4.試行案件の公表方法
公告の際に名張市ホームページに掲載する「入札発注情報」において、試行案件であることを明示します。
なお、「入札発注情報」はホームページのほか市役所4階契約管財室にて閲覧に供しています。
5.試行案件における入札運用基準について
試行案件については、『 設計金額と予定価格を同額とする試行案件における「条件付き一般競争入札運用基準」』に基づき、入札を執行します。通常の条件付き一般競争入札と異なる事項は、次のとおりです。
なお、『 設計金額と予定価格を同額とする試行案件における「条件付き一般競争入札運用基準」』は、添付ファイルをご覧ください。
(1)予定価格について
予定価格は、設計金額と同額とします。(公表方法は事前公表です。)
(2)最低制限価格の公表方法について
「最低制限価格の率」の事前公表ではなく、「最低制限価格(金額)の事後公表」とします。なお、「入札発注情報」に、最低制限価格の算定において適用した工事区分(又は業務委託区分)を表示します。
(3)開札立会人の人数について
開札立会人は2人とします。
6.その他のお知らせ
低入札価格調査制度については、「名張市低入札価格調査制度試行要領」の改正を検討しています。改正の実施後、試行を経て本格導入を行う予定です。